「デシデリアのゆめ」『教義と聖約物語』
「デシデリアのゆめ」『教義と聖約物語』
1880年-1886年
デシデリアのゆめ
メキシコで主にみちびかれる
デシデリア・ジャニェスはメキシコのノパラに住んでいました。ある夜,デシデリアはメキシコシティーで小さな本が作られるゆめを見ました。それはVoz de amonestación,つまり『けいこくの声』とよばれていました。デシデリアは目覚めると,その本をさがさなければならないと思いました。
『聖徒たち』第2かん,452
ところがメキシコシティーは遠く,デシデリアは長旅をするには年を取りすぎていました。主は自分にその本を見つけてほしいと願っておられると感じたので,デシデリアは息子のホセにゆめのことを話しました。ホセも,それは大切な本だと信じてくれました。ホセはお母さんのために本をさがすと言いました。
『聖徒たち』第2かん,453
ホセがメキシコシティーに着くと,通りは活気があってにぎやかで,人でいっぱいでした。これほどこみ合った場所で,どうやって本を見つけるというのでしょう。
『聖徒たち』第2かん,453
数日後,ホセはジェームズ・スチュワートという宣教師に会いました。ジェームズは,Voz de amonestaciónという本の印刷に取り組んでいると言います。
『聖徒たち』第2かん,453
ホセは大喜びで,お母さんが見たゆめのことをジェームズに話しました。ジェームズは,宣教師がイエス・キリストと新しい聖典である『モルモン書』について人々に教えるとき,Voz de amonestaciónを使っているのだと説明しました。
『聖徒たち』第2かん,453
Voz de amonestaciónは完成しておらず,モルモン書はまだスペイン語にほんやくされていません。それでもジェームズは,ホセとデシデリアがイエス・キリストやモルモン書,回復された教会について学べるように,そのほかの本や文書をわたしました。
教義と聖約90:11;『聖徒たち』 第2かん,453
ホセは急いでお母さんの待つ家に帰りました。二人は一緒に福音を学び,それが真実であることを知りました。デシデリアは宣教師に,バプテスマをほどこしてくれるようたのみました。
『聖徒たち』第2かん,453-454
デシデリアは,メキシコで最初にバプテスマを受けた女性の一人でした。ホセとそのむすめもバプテスマを受けました。
『聖徒たち』第2かん,454
Voz de amonestaciónが完成すると,ホセはお母さんがノパラの人々に配れるよう,10さつもらってきました。数年後,ついにモルモン書がスペイン語で印刷されると,デシデリアはメキシコで最初にモルモン書を受け取った人となりました。デシデリアは,主が自分を回復された教会にみちびいてくださったことを知っていました。
教義と聖約88:81;『聖徒たち』第2かん,454