「ノーブーをはなれ,西へ向かう」『教義と聖約物語』
「ノーブーをはなれ,西へ向かう」『教義と聖約物語』
1844年6月-1847年7月
ノーブーをはなれ,西へ向かう
主と約束を交わして守る聖徒たち
ジョセフ・スミスがなくなり,今ではブリガム・ヤングとほかの使徒たちが教会をみちびいています。ブリガムは,聖徒たちがノーブーにいるのはもはや安全ではないことを知っていました。聖徒たちは去らなければならないでしょう。それでも主は聖徒たちに,まず神殿を建て終えるように望んでおられました。主は,聖徒たちが御自分と聖約を交わし,家族として結び固められるように願っておられたのです。
数か月後,神殿では人々が聖約を交わすじゅんびが整いました。何千人もの聖徒が神殿にやって来ました。ブリガムは夜遅くまで神殿にいて,聖徒たちが主と聖約を交わすのを助けました。ブリガムはついに,ノーブーをはなれる必要があることをみんなに伝えました。
『聖徒たち』第1かん,550-551
次の日の朝,ブリガムが目覚めると,さらにたくさんの聖徒たちが神殿で待っていました。ブリガムはかれらに,ノーブーにとどまるのはきけんだと伝えました。聖徒たちは西部に新しい家を見つける必要があります。ブリガムは,そこに着いたら新しい神殿を建てることができると約束しました。
『聖徒たち』第1かん,551;第2かん,12-13
しかし,聖徒たちは立ち去りませんでした。新たな家を求める旅を始める前に,主と聖約を交わしたいと思っていたのです。
『聖徒たち』第1かん,551
ブリガムは聖徒たちの顔を見て,考え直しました。ブリガムはその日の残りと次の日を,聖徒たちが神殿で聖約を交わすのを助けるために使いました。
『聖徒たち』第1かん,551
主と聖約を交わした聖徒たちが,ノーブーをはなれるときが来ました。ブリガムは,主が自分たちのために一つの場所を用意しておられることを知っていました。じげんでその場所を見たのです。聖徒たちは旅を始めましたが,外は寒く,地面はぬかるんでいました。人々は病気になり,食べ物はすでになくなりそうです。
『聖徒たち』第2かん,15-17,19
聖徒たちは長い道のりを行かなければなりませんでした。ブリガムは,これほど長くて大変な旅ができるだろうかと不安に思い,神様の助けを求めていのりました。
『聖徒たち』第2かん,41-42
主はブリガムにけいじをあたえ,聖徒たちをみちびく方法を教えられました。主は,まずしい人たちを世話するために助け合うべきであると言われました。
主は聖徒たちに,御自分と交わした聖約を思い起こすべきだと言われました。そうするなら,主は聖徒たちを祝福し,旅を助けてくださるでしょう。
教義と聖約136:4,11,42;『聖徒たち』第2かん,42
それでも,旅はとても大変なもので,なくなる人たちもいました。しかし,神殿の聖約のおかげで,聖徒たちはふたたび家族に会えることを知っていました。
数か月後の1847年,最初の聖徒たちがソルトレーク盆地に到着しました。ブリガム・ヤングは盆地を見ると,「まさにこの地です」と言いました。そこは,ブリガムがじげんで見ていたのと同じ場所であり,聖徒たちが安全にすごせる場所でした。聖徒たちはここで主を礼拝し,安心して主の業を行うことができるのです。
何年にもわたって,ますます多くの聖徒たちがやって来ました。人々が主と聖約を交わすことができるように,かれらはたくさんの神殿を建てました。また,イエス・キリストの福音を教えるために,世界中に宣教師を送りました。すくい主の教会は成長し続け,世界中にいる天のお父様の子供たちを祝福しています。