聖文コース
士師2-4章;6-8章;13-16章


勝利を見るギデオン

勝利を見るギデオン

士師2-4章6-8章13-16章

ヨシュアの死後、イスラエルの部族は引き続きカナンの征服を試みました。幾つかの部族は、命じられたとおりにカナンの地に住む民をすべて追い出すことができませんでした。イスラエルの民の中には、カナン人の偽りの神々を礼拝して主を捨てる者もいたため、主は彼らから守りの祝福を取り去られました。イスラエルの民が従順でなかったにもかかわらず、主は彼らを敵から救うために、さばきつかさたちを立てられました。

その他のリソース

『聖文ヘルプ:旧約聖書』士師2-4章;6-8章;13-16章

注:コースの紹介」では、以下に続く標準的なレッスン要素の活用方法に関する指針が示されています。

学習アイコン
個人学習を促す

クラスの前に、以下のメッセージのうち一つまたは複数を、あるいはあなた自身が作ったメッセージを生徒に送るとよいでしょう:

  • 神がどのような御方であるかを知ることは、神に立ち返るうえでどのような助けとなるでしょうか。士師2-4章を研究しながら、主と主の特質について学べることを考えてください。

  • 士師4章を調べて、勇気ある女性がどのように人々の信仰を鼓舞したか見てみましょう。彼女の模範は、神を信じる信仰をもって導くうえで、どのようにあなたを鼓舞してくれるでしょうか。

  • 士師6-8章を研究しながら、、不可能に思えるときでもイエス・キリストの御心を行ううえで、主に頼ることはどのような助けとなるかを考えてください。

話し合いアイコン
質問し、分かち合う

士師2-4章6-8章13-16章について生徒が質問したり、個人学習で見つけた洞察や真理を分かち合ったりする時間を設けてください。

スキルトレーニングアイコン
スキルトレーニング

士師2-4章の学習活動は、『聖文研究のスキル』「聖文からパターンを見つける」スキルを使う助けになるかもしれません。

学習活動のオプションアイコン
学習活動のオプション

あなたと生徒のために、複数の学習オプションが用意されています。あなたのクラスにとって最も意義深いと思われる選択肢を一つ以上、祈りをもって選んでください。また、生徒に意見を求めてもよいでしょう。

教え方と学び方を改善する

学習者が天の御父やイエス・キリストとの関係を強めることができるように助ける。生徒が生活の中で天の御父とイエス・キリストの愛に気づけるようになると、生徒と御二方とのつながりが強くなります。さらに詳しく学ぶには、『救い主の方法で教える』〔2022年〕、9にある「学習者が天の御父やイエス・キリストとの関係を強めることができるように助ける」の項を参照してください。

士師2-4章

どうすれば生活の中で神の解放を経験できるでしょうか

『聖文研究のスキル』の「聖文からパターンを見つける」スキルを紹介するとよいでしょう。ひながたを見つけることの大切さを説明するために、次の画像を見せて、30秒で1番から順番に数字を幾つ見つけられるかを生徒に試してもらいます。

番号

生徒が数字の並び方にパターンがあることに気づいたら、それを発表してもらいます。必要に応じて、図の中央に縦と横の線を引き、4つのブロックに分割すると、連続する数字は時計回りで次のブロックにあるというパターンに従っていることに気づくと説明してください(図を参照)。

数字と数字を指す赤い矢印

生徒に、もう一度30秒計って挑戦を繰り返し、パターンに従った場合の違いを確認してもらいます。

士師記は、イスラエルの民がカナンの地に定住し、ヨシュアが亡くなった後のイスラエルの歴史を伝えていることを説明します(『聖文ヘルプ:旧約聖書』の「士師記とはどのような書でしょうか」参照)。士師記では、イスラエルの民が何度となく主の指示に従わなかったために経験した、霊的なパターンあるいはサイクルについて学びます。以下のような空白のサイクルの図をホワイトボードに掲示するとよいでしょう。生徒に、この図を紙に書き写してもらいます。

罪と救いのサイクルの図

生徒に、二人一組か少人数のグループで次の聖句を研究してもらい、イスラエルの民の間で起こった行動のパターンを見つけてもらいます。生徒に、それぞれの聖句を単語や語句で要約し、その単語や語句を図の適切なボックスに書き込んでもらいます。

  1. 士師3:5-7

  2. 士師3:8

  3. 士師3:9(節の最初の語句)

  4. 士師3:9-11

生徒に聖句を研究してもらった後、図に書き込んだ言葉や語句を発表してもらいます。必要に応じて、各ボックスについて次のようなヒントを提示するとよいでしょう:(1)、(2)結果、(3)主に呼び求める、(4)救い士師2:10-183:12-15、26-304:1-4、14-16でほかのサイクルやボックスに入れる単語や語句を探してもらってもよいでしょう。その後、次の質問をするとよいでしょう:

  • 士師記のこのサイクルから、主についてどのような真理を学ぶことができますか。(生徒が分かち合う真理には、以下のような例があります:主を拒むことを選ぶと、わたしたちは人生において主の導きと守りを失う危険がある。主に頼り、主の名を呼び求めるなら、主はわたしたちを救い出してくださる。

イエス・キリストの称号の一つが「救う者」(サムエル下22:2参照)であることを指摘してください。生徒に、救い主に救い出していただく必要がある状況や境遇の例を分かち合ってもらいます。発表したことをホワイトボードに書き出してもよいでしょう。(アイデアとして、生徒にアルマ36:27-2938:5を研究してもらうとよいでしょう。)

  • 救い主の救いの力を授かるために、わたしたちができる行動にはどのようなものがあるでしょうか。(話し合いの一環として、モーサヤ7:3329:20アルマ58:10-11を研究するとよいでしょう。)

  • 救い主の救いの例として、聖文や知人の生活、あるいは自分自身の生活の中で、どのようなものが思い浮かびますか。

生徒に、活動の前半で紹介したサイクルの図をもう一度見てもらうとよいでしょう。ホワイトボードのサイクルの中央に「わたし」と書いてください。生徒たちに、自分が現在サイクルのどの段階にいるかを深く考え、生活の中で救い主の救いが必要になる状況について考えてもらいます。救い主の救いの力を自分の生活に招くためにできる行動を記録するよう、生徒を励まします。

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士師4章

イエス・キリストを信じる信仰は、ほかの人にどのような影響を与えることができるでしょうか

生徒に、自分のイエス・キリストを信じる信仰に最も影響を与えた人を箇条書きにしてもらいます。霊感を与えてくれた人物の具体的な特質や振る舞い、行動などを含めるとよいかもしれません。生徒に、幾つかの例をクラスで発表してもらうとよいでしょう。

士師記には、イスラエルの民が約束の地に入った後に罪の状態に陥った多くの例が記されていることを、生徒たちに思い出してもらいます。そのため、主は彼らを敵から守ることをされなくなりました。イスラエルの民が悔い改めると、主は彼らを救うためにさばきつかさたちを立てられました。このさばきつかさの一人が、深い信仰を持つ女性デボラでした。生徒に、デボラの話を研究しながら、友人や家族、ほかの人々にとって信仰の模範となる方法を考えてもらいます。

生徒たちに士師4:45:7を読んでもらい、デボラの称号を二つ見つけてもらいます。女預言者とは、「イエスの証を受け、啓示の霊を享受している女性」(『聖句ガイド』「女預言者」の項、「福音ライブラリー」)であることを指摘すると役に立つかもしれません。

生徒たちに、士師4:1-15を研究して、デボラが周囲の人々に及ぼした影響を見つけてもらいます。その後、次のような質問をするとよいでしょう。

  • デボラの言動の中で、彼女の主を信じる信仰を示したものにはどのようなものがありますか。

  • デボラの信仰はバラクやほかの人々にどのような影響を与えたでしょうか。(話し合いの一環として、次の真理をホワイトボードに書くとよいでしょう:主を信じる信仰をもって行動するとき、わたしたちはほかの人々が主に従う力を持てるように助けることができる。

どうすればデボラの信仰の模範に倣うことができるか、生徒が考えられるよう助けます。これを行う方法として、以下の言葉とそれに関連する質問や勧告を表示するとよいかもしれません。生徒に、自分の答えを箇条書きで一つ以上記録してもらいます。

  • デボラは、主を信じる信仰により、大胆かつ勇敢に行動することができた。イエス・キリストを信じる信仰が困難なことに立ち向かう勇気を与えてくれるのは、どのようなときですか。イエス・キリストを信じる信仰を強くするために、何かできるでしょうか。

  • デボラは、非常に困難な時期にイスラエルを導きながら、主に頼った。イエス・キリストに頼ることは、どのような強さをもたらしてくれるでしょうか。あなたの信仰は、困難な状況にある人々をどのように強めるでしょうか。

  • デボラの主を信じる信仰は、人々を強めた。聖文や生ける預言者の言葉、自分自身の経験から、あなたがイエス・キリストについて知っていることを箇条書きにしてください。だれがこのことを知る必要があるでしょうか。どのように分かち合いますか。

数人の生徒に、記録した考えを幾つか発表してもらいます。今日話し合った真理について証します。

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士師6-8章

主に頼ることで、生活にどのような違いがもたらされるでしょうか

次の図を表示してください:

神への信頼を示す尺度

生徒に、次のそれぞれの状況において、自分を矢印のどこに置くかを静かに考えてもらいます。また、生徒にほかの状況を提案してもらってもよいでしょう。

  1. キャリアを決める

  2. 教育を受ける

  3. 困難や試練に対処する

  4. 人として成長する

  5. 福音に関する疑問に取り組む

士師6章には、イスラエルの民が主を忘れて主の祝福を失った時代が記されていることを説明します。ミデアンびとは、7年にわたってイスラエルの民を虐げました。イスラエルの民は絶望して、ついには主に助けを求めるようになりました(士師6:1-7参照)。イスラエルの民が主を思い出し、主に叫び求めてきたので、主は彼らを敵から救い出すため、ギデオンという義人を立てられました。生徒に、ギデオンの話を研究しながら、さらに主に頼るうえで助けとなる真理を見つけてもらいます。

生徒に、士師6:11-16、24-27を読み、主がギデオンに指示されたことを見つけてもらいます。これらの言葉の中で印象に残った点を生徒に分かち合ってもらいます。次のような質問をしてもよいでしょう:

  • この聖句から、主についてどのようなことが分かりますか。

  • 25-27節の指示で、主はギデオンと民に何を教えようとしておられたでしょうか。

ギデオンは、ミデアンびとと戦うためにイスラエルを導くという主の召しを受け入れたことを説明します。イスラエルの軍勢が当初3万2,000人(士師7:3参照)であったのに対し、ミデアンびとの軍勢は13万5,000人(士師8:10参照)であったことを指摘するとよいでしょう。

次の聖句を読み、以下の関連する質問について二人一組で話し合ってもらいます。

  • もしあなたがギデオンの状況にいたとしたら、戦いの前と最中で、どのような疑問または懸念を抱いたでしょうか。

  • ギデオンの話から、主に頼ることの大切さについてどのようなことが学べるでしょうか。

数人の生徒に、話し合いから得た洞察をクラスで発表してもらいます。生徒が分かち合うとき、次のような真理を述べることでしょう:わたしたちが主に頼るとき、主は御自身の力でわたしたちを祝福してくださる。

生徒がこの真理をよりよく理解できるように、次の表を書き写してもらうとよいでしょう。二人一組か小人数のグループで、表の各欄を埋める様々な方法について話し合ってもらいます。

主に頼る必要のある状況:

主に頼ることができる方法:

主に頼ることができる理由:

主がわたしたちを強くしてくださる方法:

生徒に、表に書いたことを幾つか発表してもらいます。次のような質問をするのもよいでしょう:

  • 聖文の中で、あなたを主に頼るように励ましてくれる聖句や出来事はどれですか。(必要に応じて、箴言3:5-6ピリピ4:13アルマ26:12エテル12:27などの例を幾つか挙げるとよいでしょう。)

  • 主が自分の能力以上に力を与えてくださったのはどんなときですか。

ラッセル・M・ネルソン大管長の次の言葉を紹介するとよいでしょう。

ラッセル・M・ネルソン大管長

「贖罪を通して主イエス・キリストは世に打ち勝たれました。ですから、主は『人々を……すべての不義から清める力を持つ御方』(アルマ7:14)です。御自身の方法とタイミングで、皆さんを耐え難い状況から救い出してくださいます。信仰をもって主のもとに来るときに、主は皆さんを導き、守ってくださるでしょう。打ち砕かれた心を癒し、苦しみのさなかに慰めてくださるでしょう。そして、主の力を授けてくださり、不可能を可能にしてくださるでしょう。」(「永遠にわたる決断」〔ヤングアダルトのためのワールドワイド・ディボーショナル、2022年5月15日〕、「福音ライブラリー」)

学習活動の冒頭にある矢印の図を参照してください。生徒たちに、生活の中で自分の能力に頼りすぎているかもしれない分野について考えてもらいます。どうすればもっと主に頼ることができるかについて、生徒が抱いた考えや霊的な印象を書き留めるように勧めます。

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