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家族


「家族」『トピックと質問』

ひざまずいて祈っている家族

福音学習ガイド

家族

最大の幸福のために神が造られたもの

わたしたちは生まれる前,天の両親とともにくらしていました。家族は,わたしたちの永遠の行く末と幸福のために備えられた天の御父の計画において,中心を成すものです。この世と永遠において最大の喜びのいくつかを見いだせるのが家族です。そして,家族の中にいることが,神と人に仕えることといった,人生で最も大切な教訓を学ぶ助けとなります。

家族との強いきずなを築くことに時間をささげるとき,わたしたちは祝福を受けます。財産や肩書きは来世に続くわけではありませんが,最善を尽くして神に従い,神との聖約を守るならば,永遠に家族とともにいられる可能性があります。L・トム・ペリー長老は次のように教えています。「混乱と不安の世の中にあって,家族を生活する中心とし,最優先させる必要性がいままでになく増しています。」 完全な家族など存在しませんが,家族を愛し,さらに神のようになるために共に最善を尽くすとき,わたしたちは学び,成長することができます。

家族とは何ですか?

この地上には,様々な種類の家族があります。家族とは,親とその子供のことを言うこともあれば,夫婦や子供を持つひとり親,またはきょうだいたちだけのことも指します。親戚には,祖父母,孫,おば,おじ,いとこ,めい,おいなどが含まれます。親戚関係になくても,親しい友人を家族のように思うこともあります。広い意味で言えば,わたしたちは皆,神の家族です。

トピックの概要:家族

関連福音学習ガイド:「永遠の聖約」「永遠の命」「結婚」「神殿・家族歴史活動への参加」「神殿のエンダウメントや神殿の結び固め」

セクション1

家族は神の幸福の計画に不可欠である

自宅に集まった家族

家族はわたしたちの永遠の行く末のために備えられた神の計画の中心を成すものです。 わたしたちは地上に来る前,天の両親とともに暮らしていました。そして,この地上の家族は,神から与えられた規範に従っています。

わたしたちが地上において家族として生まれてくる理由の一つは,親が子供に福音を教え,子供たちが幸せで有意義な人生を送れるよう助けるためです。これは,わたしたちが学び,成長し,さらに神のようになる機会を与えるという天の御父の計画を達成する助けとなります。

考えておくべきこと

  • モーサヤ5:12を読んで深く考えてください。これらの親が子供に教えたと思われる重要な真理や教訓について考えてください。タマラ・W・ルニア姉妹は次のように教えています。「家族は,神から授かった実験室で,試行錯誤の場です。ですから,手順や計算を間違えることが単に可能であるどころか,間違える可能性が高いのです。もし生涯の終わりに,家族との関係こそが,困難なときですら救い主に似た者となるために役立ったことだったと気付くことができたら,面白いとは思いませんか。……家族との関係を,教訓を教えてくれる強力な手段として見てみましょう。」 家族が神の計画に不可欠なのはなぜだと思いますか。家族との経験は,成長し,さらに天の御父とイエス・キリストのような者になるうえで,どのように助けとなってきましたか。家庭生活を「実験室」のようなものだと考えることは,家族の不完全さに対するあなたの見方にどのような影響を与えますか。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • ゴードン・B・ヒンクレー大管長は次のように勧告しています。「主はわたしたちが結婚し,愛と平安と一致の中でともに暮らし,子供をもうけ,神聖な方法で育てるようにお定めになりました。……結局のところ,福音はそれらの大切さを教えているのです。家族は神が造られたものであり,非常に重要なものです。国家を強めるには,人々の家庭を強めるのがいちばんの方法です。」 神がわたしたちを家族として地上に送られた理由と,それが神の計画の成就にどのように役立つかを話し合います。家庭を強めることは,地域社会を強めることにどのような助けとなるでしょうか。この概念を説明するために,協力が必要なゲームをしてみるとよいでしょう。例えば,人間知恵の輪(円になってそれぞれが異なる二人の人の手を握ってできる輪)を作り,手を離さずに協力しながら絡まりを解くというようなことができます。あるいは,言葉使わずに,何らかの特徴(生まれた月や目の色,身長など)に基づいて一列に並ぶといったゲームもできます。その後,家族で力を合わせることが,神の子供たちに対する天の御父の目的を達成するうえでどのように役立つかについて話します。

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セクション2

神は親に大切な責任を与えられた

聖文を読む家族

天の御父は,御自分の愛する霊の子供たちがこの地上にいる間,両親に対してその責任を与えておられます。主は親に対し,彼らの子供たちを「光と真理」の中で育てるように命じておられます(教義と聖約93:40)。預言者たちはこうも言っています。「両親には,愛と義をもって子供たちを育て,物質的にも霊的にも必要なものを与え……るという神聖な義務があります。」 家族が必要なものをすべて提供できない場合,教会が仲立ちとなって助けることができます(教義と聖約52:4083:1-6136:8)。

愛にあふれた両親は,一緒に子供たちを育てるとき,その子供たちを肉体的,霊的,精神的に養い育てる最良の機会を与えられます。親が家庭でイエス・キリストの福音を教えるとき,親も子供も祝福を受けます(教義と聖約68:25-28参照)。親が一緒に子供を育てることができないこともあります。そのような場合,親が最善を尽くして聖約を守り,主の御心に従うとき,主は祝福してくださいます。

考えておくべきこと

  • 子供を教えた両親の次の話を読んでください。モーサヤ1:2-8ヒラマン5:4-12。(申命6:4-711:19-21イザヤ54:132ニーファイ25:26を参照することもできます。)これらの両親たちはどのような福音の原則を教えましたか。これらの原則を現代の子供たちが理解することはなぜ大切なのですか。どうすれば,あなたの子供や身近な人たちがこれらの真理を学び,こうした真理に従って生活できるよう助けることができますか。また,あなたが知っているほかの模範的な親について考えてもよいでしょう。義にかなった親たちから神の子供たちを教える方法について,どのようなことが学べますか。

  • ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように勧告しています。「子供を支配しようとするのではなく,耳を傾け,福音を学べるように助け,霊感を与え,永遠の命に導くことです。皆さんは神の子供たちの世話をするように委ねられた神の代理人です。子供を教え,説得するときに,神の御霊の影響力を心に保ってください。」 子供たちに福音を熱心に教えることによって,どのように神の信頼を尊ぶことができますか。子供たちを永遠の命へと導くときに,どのように子供たちの選択の自由を尊重できますか。日々努力する中で,どのように主の影響力を自分に受けることができるか考えてください。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • モーセ3:21-24を一緒に読みます。次に,ニール・L・アンダーセン長老の次の考えを読んでください。「天地が創造されたとき,神は男と女,すなわちアダムとエバの間に結婚をお定めになりました。結婚の目的は,大人が自分の望みを満たしたり,達成したりすることにとどまらず,さらに重要なことは,子供を産み,養育する理想的な環境を作ることです。家族は天の宝です。」 宝箱や関連する絵を見ながら,聖句やアンダーセン長老の言葉について話してもよいでしょう。その後,子供たちが福音の中で学び,成長するための理想的な環境を作るのに役立つものを一つ書き出すとよいでしょう。

  • 画像を見て,家庭という基盤がなぜそれほど重要なのかを話してください。タッド・R・カリスター長老は次のように教えています。「わたしたちは親として,子供にとって最も重要な福音の教師および模範となるべきです。 ビショップや日曜学校の教師,若い女性や若い男性の指導者ではなく,模範となるべきは親です。子供たちの最も重要な福音の教師として,贖罪の力のその真実性,彼らが何者であるか,また自分たちの神聖な行く末について彼らに教えます。そうすることで彼らが将来信仰を築くための堅固な土台を据えることができます。結局,イエス・キリストの福音を教える理想的な場所は家庭なのです。」 福音を計画的に教える機会を持つ重要性について話すこともできますが,子供を教える機会というものがしばしば日常の生活の中で自然に訪れるということも話し合ってください。日常の中で教える機会が訪れた経験について,またその経験から学んだことについて分かち合ってください。このような日常的な自然な会話の機会を持つことは,子供や青少年が証を築くための堅固な福音の土台を持てるようにするうえで,どのように助けとなりますか。アイデアを記録し,受けた印象に従って行動しましょう。

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セクション3

神はわたしたちに家族を永遠に結びつける方法を与えてくださる

神殿の外を歩く家族

イエス・キリストの福音の最大の祝福の一つは,交わした聖約に忠実であり続けるなら,家族関係はこの世の後も,さらには永遠にわたっても続くということです。ダリン・H・オークス管長は次のように教えています。「回復された福音は,復活することにより家族とともに暮らす機会が与えられると断言しています。つまり,夫や妻,子供,親とともに暮らすことができるのです。これは,現世で家族としての責任を果たすうえで大きな励みになります。それは,この世にあっては愛のうちにともに暮らし,後の世にあっては喜びの再会と結びつきを待ち望むことができるからです。」

わたしたちが主の戒めを守り,家族が主の聖なる神殿で結び固められるなら,家族とともに永遠の命を得ることができることを主は約束しておられます。現在結婚していなくても,子供がいなくても,あるいは家族が生きている間に福音を受け入れる機会がなかったとしても,この究極の祝福を受けることができます。 神の祝福は何一つ,ふさわしい人から差し控えられることがありません。

考えておくべきこと

  • ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように約束しています。「神の偉大な幸福の計画の下,家族は神殿で結び固められ,神の聖なる御前に戻ってとこしえに住むのに備えることができます。その生活が永遠の命です。それによって人類の心の奥底にある強い望み,すなわち愛する家族と永遠に親しく交わりたいという自然な願いが成就するのです。」 家族と「永遠に親しく交わり」を持てることから得られる喜びについて考えてください。この目標に到達できるようあなたはどのように歩みを進めていますか。目標に向けた次のステップは何ですか。家族関係が難しく,誰かと「永遠に親しく交わり」を持つことを望ましいと思わない場合,家族関係を癒す助けとしてどのように救い主の力を招くことができると思いますか。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • 「家族は永遠に」(3:10)のビデオを一緒に視聴するとよいでしょう。家庭内の愛に関するヘンリー・B・アイリング管長の勧告について話してください。ビデオの中のアイリング管長の最後の言葉は,わたしたちに何を思い起こさせますか。次に,ネルソン大管長のこの教えを読みます。「現世は救いと昇栄に備える時です。神の永遠の計画において,救いは個人の問題であり,昇栄は家族の問題です。」 好きなお菓子を作ったり,好きな食事を用意したりするなど,一緒に何かを準備するのも楽しいかもしれません。その後,昇栄を得て,家族として永遠に一緒にいるために霊的な備えがなぜ不可欠なのかについて話し合うとよいでしょう。

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