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エンダウメントと結び固めの儀式


「エンダウメントと結び固めの儀式」『トピックと質問』(2023年)

神殿の前を歩く女性

福音学習ガイド

エンダウメントと結び固めの儀式

神が御自分の子供たちをみもとに導かれる方法

あなたは今,長い旅をしていると考えてください。道は狭く,時折見つけにくいこともありますが,道の途中に標識があるので,正しい方向に向かっていることが分かります。一つ一つの標識を通り過ぎる度に,目的地に近づいていきます。旅の終わりに,たどった道を振り返り,それらの標識のおかげで目的地へと導かれたことを確認します。

福音において,エンダウメントと結び固めの儀式は,細い道に沿って立つ標識に似ています。どちらも,人生の旅路であなたを天の御父とイエス・キリストに近づけるうえで欠かせないものです。皆さんが御二方のもとに帰れるように導きを与え,地上で経験する試練を乗り越えられるように,そして来世で待ち受けている永遠の祝福に備えられるように助けてくれます。

エンダウメントと結び固めの儀式とは何でしょうか?

エンダウメントと結び固めの儀式は,わたしたちを神のみもとに帰るよう導く聖約の道に欠かせないものです。わたしたちは神殿でエンダウメントと結び固めの儀式に参加します。これらの儀式を通して,わたしたちは神との約束,すなわち聖約を交わします。これらの儀式に伴って交わす聖約に忠実であるならば,イエス・キリストの贖罪を通して永遠の命を受けることができます。

トピックの概要:「エンダウメント」「結び固め」

関連する福音学習ガイド:「聖約と儀式」「神殿」「神殿・家族歴史活動への参加」

セクション1

エンダウメントの儀式で,神と神聖な聖約を交わす

神殿内部の画像

主の宮で受ける儀式の一つに,エンダウメントがあります。神殿のエンダウメントは神からの賜物です。この神聖な儀式の中で,わたしたちは神の救いの計画と,その計画における救い主の中心的な役割について学びます。また,神と聖約を交わします。天の御父は,これらの聖約を交わして守る人を祝福し,御父の力を授かる能力を高めてくださいます。エンダウメントの一部として交わす聖約は,わたしたちに成長と変化の機会を与えてくれます。それらを通して,わたしたちはさらにイエス・キリストのようになり,平安や自信,喜びを感じることができます。

自身のエンダウメントを受けた後,わたしたちは亡くなった人々の代わりにエンダウメントの儀式に参加することができます。霊界にいる亡くなった人々は,イエス・キリストの福音と自分のために行われた儀式を受け入れることを選んで,救いと昇栄にあずかることができます。

考えてみましょう

  • わたしたちはエンダウメントで,5つの異なる律法に従って生活することを聖約します。これらの律法については,『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』(「福音ライブラリー」)の27.2を参照してください。あなたはすでにこれらの律法に従って生活していますか?さらに完全に従うために,どうすればよいでしょうか?イエス・キリストは,これらの律法に従うことについてどのような模範を示されたでしょうか?これらの律法の一つ一つに従って生活することが,さらに主のようになるうえでどのように役立つか深く考えてください。

  • わたしたちは恵まれて,世界中に神殿が建設されている時代に生きています。デビッド・A・ベドナー長老は,次のように教えています。「当然のことながら,新しい神殿の発表の一つ一つが大きな喜びであり,主に感謝すべきことです。しかし,最も焦点を当てるべき対象は,聖約と儀式です。それによって,心を変え,救い主への献身を深めることができるからです。建物の場所や美しさだけではないのです。」エンダウメントの聖約と儀式は,あなたの心をどのように変えることができると思いますか?それらは,救い主に対する献身をどのように深めてくれるでしょうか?このようにエンダウメントの聖約と儀式に焦点を当てることが,昇栄への備えにどのように役立つか深く考えてください。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • D・トッド・クリストファーソン長老は「なぜ聖約の道なのか」と題する説教の中で,イエス・キリストの福音に従って生活することを,テニスの「アンフォーストエラー(自滅のミス)」を避けることにたとえています。この比較について長老のメッセージを読み,エンダウメントで交わす5つの聖約を守ることによって,どのような「アンフォーストエラー」を避けることができるか話し合います(『総合手引き』27.2参照)。また,テニスの試合のビデオを見るか,実際にテニスをして,アンフォーストエラーがどのようなものか確認することもできます。その後,クリストファーソン長老がメッセージの中で話している,聖約を守ることから得られるそのほかの祝福について話し合います。これらの祝福は,聖約の道を歩みたいというあなたの望みや,エンダウメントの賜物を受け,神殿ですでに交わした聖約を守りたいという望みをどのように強めてくれるでしょうか?

  • エンダウメントには,聖約を交わして儀式を受けるときに神聖な衣服を着ることが含まれます。特別な衣服を着るその他の機会と,その経験にとってその衣服が重要である理由について話し合うとよいでしょう。その後,ビデオ「神聖な神殿衣」(4:12)を視聴するとよいでしょう。神殿衣が象徴するものと,エンダウメントを受けた会員が毎日衣服の下に神殿ガーメントを着用する理由について説明しています。神聖な衣服が神への献身の気持ちを表し,神に近づく助けになることについて話します。また,J・アネット・デニス姉妹の「主イエス・キリストを着なさい」と題する話を読んで,神殿のガーメントについてさらに学ぶとよいでしょう。あるいは,ChurchofJesusChrist.orgの「神殿」のページを一緒に見て,主の宮の内部を紹介する画像を含め,神殿に関するさらに役立つリソースを見つけるのもよいでしょう。神殿や神殿衣について質問がある人を助けるために,これらのリソースをどのように活用できるでしょうか?

さらに学ぶ

セクション2

結び固めの儀式は,わたしたちを神の家族と地上の家族に,永遠に結び合わせる

神殿における世代を超えた家族

神がその子供たちのために備えられた最も大いなる祝福の幾つかは,結び固めの儀式を通して受けることができます。この儀式で男女は互いに,そして主と神聖な聖約を交わすときに,結婚の新しくかつ永遠の聖約に入ります(教義と聖約131:1-4参照)。これらの聖約に忠実である夫婦は,神の家族と地上の家族に,永遠に結ばれることができます。また,来世での驚くべき祝福も約束されます。

亡くなった人々に代わって結び固めを執行することにより,彼らも永遠の祝福を受け,自分の家族や神の家族と永遠に結ばれることができるようになります。結び固めの儀式は,ほかのすべての神権の儀式と同様にイエス・キリストの贖罪を通して可能となり,この世において平安と目的をもたらしてくれます。

考えてみましょう

  • イエス・キリストは使徒ペテロに「あなたに天国のかぎを授けよう」と言われたとき,ペテロに結び固めの力,すなわち,地上でつなぐことが天でもつながれる祝福をもたらす力を授けられました(マタイ16:19参照)。これらの鍵が末日に預言者ジョセフ・スミスに回復された方法について学ぶために,教義と聖約110:3-16132:7,45-46を読んでください。これらの鍵は現在,預言者が持っており,その鍵によって家族を永遠に結びます。しかし,結び固めの力は,「ある人々には,非常に大胆な教義であると思われるかもしれません。」(教義と聖約128:9)なぜそのように思われるのでしょうか?地上で結び固められた家族関係が天でも結び固められることを知ると,希望が湧いてくるのはなぜですか?

  • ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように教えています。「神殿で交わされる結婚の聖約は,アブラハムの聖約と直接結びついています。神殿で,夫婦はアブラハム,イサク,ヤコブの忠実な子孫のために取っておかれたすべての祝福を知らされます。」教義と聖約76:50-60132:19にあるこれらの祝福について読んでください。自分と自分の愛する人々が神の最も大いなる約束を受けられるように,あなたが神との聖約に対して「正しくかつ真実な者」(教義と聖約76:53)になるには,どうすればよいでしょうか?受けた印象を書き留め,それに従って行動してください。

  • 結び固めの儀式は,神殿の聖壇で執り行われます。聖壇は何を象徴していると思いますか?  次の聖句を読んで考えるとよいでしょう。創世8:2026:23-251ニーファイ2:7モーセ5:5-9。祭壇の象徴は,結び固めの儀式や家族関係について,どのようなことを示唆していますか?

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • 伝統的に,印章(Seal)は法的文書や資格証明書,あるいは重要な手紙などに使用され,それらが正当であることを証明してきました。これらの異なる種類の印章を幾つか見るか,自分で印章を作るとよいでしょう。その後,D・トッド・クリストファーソン長老の説教「結び固めの力」を復習します。地上で〔証明のために押印する〕印章(Seal)と,神の結び固め(Sealing)の力との違いは何ですか?神の結び固めの力によって,どのような祝福が得られますか?主の宮で自分や先祖のために結び固めの儀式を受けたことがあれば,その経験を分かち合うとよいでしょう。主があなたの結び固めの儀式を有効であると認めておられることを,どのようにして知りましたか?

  • 「中には,不幸で不健全な家庭環境を経験して,永遠の家族との交わりを望む気持ちをあまり持てない人もいます。」あるいは,家族のだれかが結婚の聖約を守らなかったために,家族が永遠に続くとは思えない人もいるかもしれません。デビッド・A・ベドナー長老は,そのような人にこう教えています。「自分の家庭で離婚のつらさを味わった人や,信頼を裏切られて苦い思いをしたことのある人は,どうか,自分からまた始めることを忘れないでください。皆さんの世代の鎖の中に,壊れた輪が一つあるかもしれませんが,ほかの義にかなった輪や鎖と,残っている輪は永遠に大切なものです。皆さんは自分の鎖を強めることができますし,恐らく,壊れた輪を直す助けもできるでしょう。この鎖は一つずつ,つないでいくものなのです。」ベドナー長老の言葉を一緒に読み,その後,紙の鎖を作ります。それから,救い主の結び固めの力を通して家族の強い輪となるために,自分がこれからできることを,それぞれの輪に一つずつ書いてもらうとよいでしょう。

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