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永遠の聖約


「アブラハムの聖約」『トピックと質問

ひざまずいて祈るアブラハム

福音学習ガイド

永遠の聖約

神と交わす新しくかつ決して終わることのない聖約

愛する人が,あなたにとって本当に祝福となる何かをすると約束してくれたことはありますか。約束を守ってくれたとき,どのように感じましたか。

天の御父もわたしたちにすばらしい約束をしてくださっています。これは,わたしたちが主の福音の救いと昇栄の儀式を受けて,主と神聖な約束,つまり聖約を交わすときに起こります。世界が創造される前から,神は,わたしたちが御子イエス・キリストに従うなら,みもとに帰って御自身とともに住むことができると約束しておられます。この永遠の聖約は,まずアダムと交わされ,その後の神権時代に更新されました。

ラッセル・M・ネルソン大管長は,神との聖約関係に入ることを選ぶときにどのように祝福されるかについて次のように教えています。「神と聖約を交わすと,わたしたちは中立というどっちつかずの立場を永遠に離れます。神は御自分とそのようなきずなを築いた人々との関係を,決して放棄されることがありません。実のところ,神と聖約を交わした人は皆,特別な種類の愛と憐れみを受けることができます。……わたしたちが神と交わしている聖約のゆえに,神は決してうむことなくわたしたちを助けてくださり,わたしたちに対する神の憐れみ深い忍耐が尽きることは決してありません。」

永遠の聖約とは何でしょうか?

永遠の聖約は,アブラハムの聖約とも呼ばれ,イエス・キリストの完全な福音であり,わたしたちが救いと昇栄を得るために必要なすべての儀式と聖約が含まれています(教義と聖約66:2参照)。それは,主が更新または回復されるときはいつでも「新しく」,また変わることがないために「永遠」なのです。 永遠の聖約はアダムとともに地上で確立され,末日における福音の回復の一環として,預言者ジョセフ・スミスを通して神によってこの時代に更新されました(教義と聖約1:17-23参照)。

トピックの概要:「アブラハムの聖約

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第1章

新しくかつ永遠の聖約を守ることは,わたしたちを永遠の命に備える

神殿の外にいる青少年

主は,イエス・キリストの完全な福音である永遠の聖約を回復され,主の来臨のために「世の光となり」,「道を備える」ようにしてくださいました。(教義と聖約45:9)。永遠の聖約を受けるために,わたしたちは神を第一とし,神と福音の聖約を交わして守ります。ネルソン大管長は,バプテスマを受けるときに交わすものから始まる聖約は,「わたしたちを徐々に神に近づけ」,わたしたちを「永遠のつながり」で神と結びつけてくれると教えています。

わたしたちが神と交わす永遠の聖約は,わたしたちがそれを守るときに,永遠に効力を持つものとなります。生涯を通じてこの聖約に忠実であり続けるならば,わたしたちは昇栄し,天の御父のもとに戻って家族とともに住むことができます。

考えておくべきこと

  • 主がイエス・キリストの完全な福音を回復されたことについて,教義と聖約133:57-62を研究してください。それが「分かりやすく簡潔に」明らかにされたとは,どのような意味だと思いますか。この簡潔でありながら美しい永遠の聖約が,永遠の命を得るためにどのような備えとなるかを考えてください。この可能性を理解することは,救いと昇栄の業において主の助け手となるために,どのように励みとなりますか。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • 教義と聖約22:1-4で,主は初期の聖徒たちとの永遠の聖約を更新したと述べておられます。章の前書きとこれらの節を一緒に読み,「新しい」聖約の重要性について学んだことについて話し合ってください。「死んだ行い」とは何を意味していますか。福音の回復と永遠の聖約の重要性について,3節から学べることを話してください。

  • イエス・キリストとその贖罪のおかげで,わたしたちは主との聖約を守るならば永遠の命を得ることができます。ネルソン大管長はこのように教えています。「神聖な聖約を交わし,聖約を守る人は,『神のあらゆる賜物の中で最も大いなるもの』(教義と聖約14:7)である永遠の命と昇栄を約束されます。イエス・キリストはそれらの聖約の保証人であられます(ヘブル7:228:6参照)。聖約を守る人であって,神を愛し,生活の中でほかのすべての事柄において神に勝利を得ていただこうとする人は,生活の中で神を最も力強い影響力とします。」 生活の中で,どうすれば神に「ほかのすべてのものに勝利を得ていただく」ことができるかについて話してください。それはどのように永遠の命を受ける助けとなりますか。また,なぜ昇栄を受けるために努力する価値があるのですか。

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第2章

神はアブラハムの聖約の約束を現代に回復された

モンタナ州ヘレナ神殿

アブラハムの聖約は,永遠の聖約の別名です。それは創世の前に制定され,神が御自分の子供たちと交わされる聖約を指しています。その名前は,エホバがアブラハムと交わされた聖約に由来しています(創世17:1-8アブラハム2:6-11参照)。その聖約の中で,神はアブラハムに,義にかなった生活をすることに対する大いなる祝福を約束されました。これらの祝福には,永遠の子孫,神権を受ける権利,永遠にわたる受け継ぎの地が含まれていました(創世13:14-17アブラハム2:8-11参照)。

アブラハムの聖約は,アブラハムの息子イサク(創世26:1-4参照),そしてイサクの息子ヤコブ(創世28:1,13-14参照)に受け継がれました。主は,ヤコブとその子孫との絶えざる聖約のしるしとして,ヤコブの名前をイスラエルに変えられました(創世32:28参照)。神はアブラハムの聖約の約束を現代に回復されました(教義と聖約38:17-2086:8-11132:29-33)。

考えておくべきこと

  • アブラハムの聖約の一部になるとは,あなたにとってどんな意味がありますか。次の真理について深く考えてください。バプテスマを受けたとき,あなたは神と聖約を交わしました。聖餐を受ける度に,その聖約を新たにし,新しい聖約を交わします。完全な福音にもっと深く携わることができるように,どうすれば神殿を生活の中心に置くことができきますか。

  • アブラハム1:2を読み,アブラハムの特質について学べることを考えてください。現代において,「義に従うさらに大いなる者」になるとはどういう意味ですか。アブラハムが「先祖の祝福……を得ようと努めた」のはなぜだと思いますか。アブラハムの聖約を通してあなたはどのように祝福を受けてきましたか。この聖約の祝福を受けるために,あなたは何ができるでしょうか。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • アブラハムとサラと,彼らの義にかなった家族の忠実な福音生活の模範を研究します(例えば,以下の聖句の幾つかを一緒に読むとよいでしょう。創世17:1-1918:1-1922:1-182432:1-2833章46:1-7イザヤ51:1-3ガラテヤ3:27-292ニーファイ8:1-3)。その後,ヨハネ8:39を読みます。自分にもたらされた祝福や,アブラハムとサラのように,永遠の福音の聖約を守ることでもたらされる祝福に対する感謝の気持ちを表す絵を描いたり,詩をそれぞれ書くとよいでしょう。その後,あなたの絵や詩を互いに分かち合うとよいでしょう。

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第3章

バプテスマを受けた人は聖約の子となる

賛美歌を歌う会員

末日聖徒イエス・キリスト教会のバプテスマを受ける人は皆,アブラハムの子,すなわち「聖約の子」となります(3ニーファイ20:25-26参照)。これらの教会員は,主の宮で神聖な聖約を交わして守ろうと努めるとき,アブラハム,イサク,ヤコブ(イスラエル)に与えられたのと同じ約束を受け継ぐことができます(教義と聖約132:29-32参照)。

アブラハムの子孫は,すべての人が救いと永遠の命の祝福を享受できるように,神の子供たちに仕える責任を負っています(アブラハム2:9-11参照)。幕の両側におけるイスラエルの集合を助けるときはいつでも,わたしたちは個人が永遠の聖約の祝福を受け,神がアブラハムと交わされた約束の成就を助けることができます(1ニーファイ22:8-123ニーファイ20:29-31)。

考えておくべきこと

  • モーサヤ5:1-8では,ベニヤミン王の民が,イエス・キリストの福音に関する王の教えをどのように受け入れたかを学ぶことができます。その時点で,彼らは何を進んで行おうとしていましたか。「キリストの子」の一人になるとは,あなたにとってどのような意味がありますか。キリストが「霊的にあなたがたを子としてもうけられた」とは,どのような意味でしょうか。どのようにしてあなたの心は「キリストの御名を信じて心が改ま〔り〕」ましたか。

  • エミリー・ベル・フリーマン会長は,キリストと聖約の関係をもって歩むことの大切さについて話し,神がヤコブと交わされた約束を次のように要約しました。「わたしはあなたと共にいて,あなたを守り,あなたを再び家へ連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず,あなたに語った事を行うであろう。」それからこう説明しました。「ヤコブは選択を迫られました。ただ父の神を知るだけの人生を送るか,それとも聖約による神との関係にささげる人生を送るかという選びです。」 聖約によるキリストとの関係にささげる人生を送るとは,あなたにとってどのような意味があるか深く考えてください。主との聖約による関係を強めるために,何を進んで行い始め,何をやめようと思いますか。

一緒に学ぶための活動

  • ヒラマン5:12と,ジャン・E・ニューマン兄弟の次の言葉を読んでください。「わたしたちは子供たちに,神聖な儀式と聖約を通して〔キリスト〕と固く結びつくように教えます。そうすれば,逆境という嵐や洪水がやってきたとしても(必ずやってくるものですが),『〔子供たち〕は堅固な基であるその岩の上に建てられて〔いるために〕』影響を受けることはほとんどないでしょう。」 わたしたちにやって来るかもしれない「逆境という嵐と洪水」にはどのようなものがあるでしょうか。あなたの聖約が,敵対する者の「大嵐」からあなたと家族を守るうえでどのような助けとなるか,話し合ってください。

  • ニール・L・アンダーセン長老の次の言葉を読んでください。「わたしたちは,地上のあらゆる大陸の国や文化に広がり,わたしたちの主であられる救い主の栄えある再臨を待つ,何万人もの『聖約の子』です。わたしたちは,周囲の人々を照らす光として,自分の望みや思い,選択,行動を意識的に具体化します。わたしたちは,心を尽くして救い主を知り,愛する努力をし,神と聖約を交わして世から離れます。神と神の教えを尊びながら,際立ち,ありふれた存在ではなく特別な存在となりますが,信仰を異にする世の人々との交流を断つことはしません。」 どうすれば「心を尽くして救い主を知り,愛する努力をし,神と聖約を交わ」すことができるかを話し合ってください。

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