「学習評価6:列王上17章-エステル」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)
「学習評価6:列王上17章-エステル」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
エステル:第96課
学習評価6
自分の霊的な学習について振り返り,評価することは,天の御父とイエス・キリストに近づくのに役立ちます。この課は,生徒が列王上17章-エステルを学ぶ間に,自分の設定した目標と経験した成長を振り返ることを目的としています。
生徒の準備:旧約聖書の研究から,自分にとって意義深い聖句を分かち合う準備をしてきてもらいます。その聖句がイエス・キリストに従ううえでどのような助けとなるかを考えてもらいましょう。
学習活動案
列王上17章-エステルのレッスンでは,この課で評価されるものとは異なる結果に焦点を当てていたかもしれません。その場合,クラスで焦点を当てた経験から生徒の成長を評価するために,生徒の成果に適した活動をしてみてください。
この課では,以下の分野における生徒の進歩を,生徒自身で評価する機会があります。
霊的な成長
生徒たちに,自分の現在の身長と幼少期の身長を比べてもらいます。
この課の冒頭で,生徒に画像を見せてもよいでしょう。
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身長の変化を認識することは,霊的な成長を認識することとどのように比較できるでしょうか。
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自分がどのように霊的に成長し,救い主のようになっているかを確認するには,どのような方法があるでしょうか。
生徒が質問について話し合う際,身長の変化は毎日ではなく,時間とともに感じられるものであることに気づいてもらうとよいでしょう。同様に,わたしたちの霊的な成長も,自分のそれまでの人生を振り返るときに気づくことが多いものです。例えば,善を行いたいという望みが強くなる(モーサヤ5:2参照),祈りと聖文研究をより一貫して行うようになる,他者にもっと愛をもって接するようになる,などです。
この数週間にクラスで学んだことや,受けた霊的な印象について,生徒に深く考えてもらいましょう。生徒に,自分が書いた日記や,読んだり印を付けたりした聖句を見返してもらってもよいでしょう。生徒に,次の質問の答えを学習帳に書いてもらってから,その内容についてクラス全体で話し合ってもらいましょう。
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旧約聖書を研究する中で,どのようなことを学び,感じましたか。
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あなたが学び実践してきた真理は,イエス・キリストに従ううえでどのような助けとなってきましたか。
力と解放を求めて主に頼りたいという望みが強くなるのを感じる
生徒が旧約聖書を研究する中で,力と解放を求めて主に頼った個人を主は祝福されるという例から,生徒は霊感を得たかもしれません。
生徒が最近研究した例を思い出せるように,次の言葉を表示するとよいでしょう。これを行う一つの方法として,話者の名前を伏せて次の言葉を表示します。名前を異なる順序で表示します。それから生徒に,表示した言葉とそれを言った人物を一致させてもらいます。
可能であれば,それぞれの人物に関連する画像を表示してもよいでしょう。
ダビデ―「おまえはつるぎと,やりと,投げやりを持って,わたしに向かってくるが,わたしは万軍の主の名,すなわち……イスラエルの軍の神の名によって,おまえに立ち向かう。」(サムエル上17:45)
エリシャ―「恐れることはない。われわれと共にいる者は彼らと共にいる者よりも多いのだから。」(列王下6:16)
ヒゼキヤ―「心を強くし,勇みたちなさい。……恐れてはならない。……われわれと共におる者は彼らと共におる者よりも大いなる者だからである。彼と共におる者は肉の腕である。しかしわれわれと共におる者はわれわれの神,主であって,われわれを助け,われわれに代って戦われる。」(歴代下32:7-8)
エステル―「わたしとわたしの侍女たちも同様に断食しましょう。そしてわたしは法律にそむくことですが王のもとへ行きます。わたしがもし死なねばならないのなら,死にます。」(エステル4:16)
これらの人物に関する課の活動について,生徒に思い出してもらうとよいでしょう。そうすることで,生徒が研究中に感じた気持ちや印象を思い出す助けとなります。
第74課:「サムエル上17章」の課題で,イエス・キリストを信じる信仰を働かせる一つの方法を表すために描いた石のことを思い出せるかもしれません。
第85課:「列王下6章」にある,主がわたしたちを見守り,いたわってくださる方法のリストを思い出せるかもしれません。
第86課:「列王下18-20章」で,主がヒゼキヤ王とユダヤ人をどのように救い出されたかを思い出せるかもしれません。
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主がこれらの人物の一人または複数人を祝福された方法から,あなたはどのような霊感を受けましたか。
聖文の話を復習した後,生徒に自分自身の気持ちを振り返ってもらいます。これを行う方法の一つは,次の質問の一つ以上に対する答えを学習帳に書いてもらうことです。十分に時間を取ってから,協力してくれる生徒何人かに,自分の考えや気持ちをクラスで話してもらいましょう。
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力と解放を求めて天の御父とイエス・キリストを頼れるようになるために,あなたは御二方についてどのようなことを学んでいますか。
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最近経験したことで,力と解放を求めて天の御父とイエス・キリストに頼りたいという気持ちが強くなったのはどのようなことでしたか。
イエス・キリストの弟子となる
選択肢1
最近のレッスンで,生徒はイエス・キリストと主の福音の弟子としての自覚を深める機会を多く得たことでしょう。以下は,弟子としての自覚を深めるために生徒が目標を立てたと思われる課のリストです。
第81課:「列王上17章」で生徒は,主の預言者の言葉に従うことによって,イエス・キリストをより深く信じて行動するよう招かれました。
第84課:「列王下5章」で生徒は,主がわたしたちに行うよう求めておられる小さな,簡単なことを行うよう招かれました。
第87課:「列王下21-23章」で生徒は,個人の聖文研究を通して主に立ち返るよう招かれました。
第90課:「歴代下14-16章」で生徒は,主を求める計画を立てるように招かれました。
第93課:「ネヘミヤ」で生徒は,天の御父から行うよう与えられた業に集中し続けるよう招かれました。
第95課:「エステル,第2部」で生徒は,主の御心を行うために勇気をもって行動するよう招かれました。
イエス・キリストの弟子としての自覚を深めるために,生徒がこれらのレッスンでどのような計画や目標を立てたか,祈りの気持ちで考えてみましょう。自分の計画と目標をやり遂げるための努力を評価する機会を生徒に持ってもらいます。生徒は自分の成功を認めたり,その計画をやり直したり,または継続したりすることができるでしょう。次の図は,生徒が目標達成に向けて努力し続ける助けとなるでしょう。
選択肢2
次の質問と図は,生徒が聖霊の促しを認識し,それにこたえるのに役立つでしょう。
ここ数週間,聖霊から行うよう促しを受けたと感じたことについて考えてみましょう。これらの促しは,家庭で,教会で,セミナリーでなど,様々な場面でもたらされたことでしょう。気づいた促しの一つ一つについて,自分が次の図のどこにいるかを考えます。受けた促しに従うために,次に何をすればよいと感じるか,考えを学習帳に記録します。
生徒が静かに思い巡らし,学習帳に記録する時間を取りましょう。十分に時間を取ってから,以下の質問について生徒と話し合うとよいでしょう。
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このプロセスの中で難易度が高いステップはどれだと思いますか。
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弟子となるうえで障害となるこれらのものを克服するために,どのような方法でイエス・キリストから力を引き出すことができるでしょうか。