セミナリー
列王上17章:「彼女は行って,エリヤが言ったとおりにした」


「列王上17章:『彼女は行って,エリヤが言ったとおりにした』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)

「列王上17章:『彼女は行って,エリヤが言ったとおりにした』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

列王上12-13章;17-22章:第81課

列王上17章

「彼女は行って,エリヤが言ったとおりにした」

A painting by James Johnson showing a woman with long brown hair and a simple tunic, pouring oil into a small plate.

愛にあふれる天の御父とその御子イエス・キリストは,人生の苦難のさなかに,御二方への信仰を働かせる機会を度々与えてくださいます。干ばつのさなか,預言者エリヤはやもめの女性に,彼女の最後の食べ物をもらえないかと頼みました。彼女が信仰をもって行動すると,主は彼女に大いなる祝福を約束されました。彼女のように,わたしたちも神の預言者に従うことによって,神への信仰を示すことができます。この課は,生徒が天の御父とイエス・キリストに対するより大きな信仰をもって行動し,預言者の言葉に従うのに役立ちます。

生徒の準備:主が預言者を通してわたしたちに行うよう招いておられることと,それを行った場合に主が与えてくださる約束を生徒に見つけてもらいましょう。見つけたことを発表する準備をしてクラスに来るよう生徒に伝えます。

学習活動案

預言者の招き

天の御父とイエス・キリストが預言者を通してどのようにわたしたちに導きを与えてくださるかを生徒が理解できるように,次の活動を行うとよいでしょう。現在の預言者と,その預言者が最近与えた招きを含めるとよいでしょう。あるいは,生徒に(現在の預言者を含む)預言者の名前を何人か挙げてもらい,各預言者を通して主が与えてくださった招きを一つ以上挙げてもらってもよいでしょう。

預言者と,主が民に与えられた招きを結びつけてください。

  1. ヤレドの兄弟

  2. モーセ

  3. リーハイ

  4. ブリガム・ヤング

  1. エルサレムを出て荒れ野へ行きなさい。

  2. ロッキー山脈に向かって旅しなさい。

  3. 海を渡って約束の地に行くための船を造りなさい。

  4. 乾いた地を通って紅海を歩いて行きなさい。

答え:1-C(エテル2:166:4,12参照);2-D(出エジプト14:21-22参照);3-A(1ニーファイ2:1-2参照);4-B(教義と聖約136:1参照)。生徒に,もし自分がこれらの預言者の時代に生きていたら,この預言者の指示に従ったかどうか深く考えてもらうとよいでしょう。

以下のことを行って,生ける預言者の招きに対する自分の答えについて,生徒に深く考えてもらいます。

以下の各項目について,自分はどれくらい当てはまるか,1-10の10段階で評価してください。

  • 主は預言者を通して語られると信じています。

  • 今日,主が預言者を通して教えておられることをよく知っています。

  • 主が御自分の預言者を通して与えられる教えに従っています。

列王上17章を研究しながら,聖霊からもたらされる考えや洞察に注意を払ってください。今日の学習が,これらの宣言に対するあなたの考えにどのような影響を与えるかを考えてください。

エリヤとザレパテのやもめの女性

次の二つの段落を読むか,要約するとよいでしょう。

邪悪な行いのために,イスラエルの王国は,イスラエルとユダという二つの王国に分裂しました(列王上11-12章参照)。邪悪なアハブ王の治世に,主は預言者エリヤをイスラエルの民に遣わされました。

エリヤは神の力を使って,この地に雨が降らないようにし,その結果,この地は何年にもわたる干ばつに見舞われました。主はエリヤの必要を満たし,小川のほとりに隠れるよう指示され,そこでカラスがエリヤを養いました(列王上17:1-6参照)。

生徒が聖文で読んだことの持つ力を感じる一つの方法は,自分が同じような状況にあると想像することです。

生徒に,次の聖句を読んでもらい,エリヤまたはやもめの女性の視点から質問に答えてもらいます。救い主が御自分の言葉をわたしたちに伝える一つの方法は預言者を通してであることと,この話のエリヤの言葉は主から与えられたものであることを必ず説明してください。

生徒を二人一組に分け,各パートナーに異なる視点から聖句を読んでもらってもよいでしょう。その後,生徒は付随する質問を使って,互いに,相手が選んだ視点から学んだことを尋ね合うとよいでしょう。

あるいは,聖句を辿りながら,ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「エリヤとザレパテのやもめ女」のタイムコード4:09-10:06を見てもよいでしょう。

10:13

列王上17:8-16を読んでください。

  • エリヤあるいはやもめの女性は,イエス・キリストへの信仰をどのように示しましたか。

  • 主の約束はどのように果たされましたか。

  • エリヤと彼女はともに,どのような点でイエス・キリストの象徴と言えるでしょうか。

    生徒に答えを発表してもらいます。エリヤが生徒にイエス・キリストを思い起こさせる理由の一つは,救われるために,自分の言ったことに従うよう彼女に勧めたからです。主はまた,救い主がほかの人々に約束されたのと同様に(マタイ14:15-21参照),食べ物が増えることを彼女に約束されました(列王上17:14-16)。彼女が生徒にイエス・キリストを思い出させる理由の一つは,救い主がされたように,彼女は自分が持っているものをすべて喜んで犠牲にしたからです。

    この話からどのような教訓を学んだか,生徒に尋ねます。生徒からは様々な原則が意見として出されるでしょう。生徒から次の真理が意見として出ない場合は,これを必ず追加してください:信仰をもって,救い主の言葉に従って行動すれば,約束された祝福がもたらされる。これには,預言者を通して語られる救い主の言葉も含まれます。

  • 信仰をもって,救い主の教えに従って行動することが難しくなるのはなぜでしょうか。

  • 天の御父とイエス・キリストについて学んだ事柄で,信仰をもって行動するのに役立つのはどのようなことですか。

預言者を通して語られる救い主の言葉

預言者を通して与えられた主の言葉は,どこを探せば見つかるか生徒に発表してもらいましょう。聖文や総大会以外では,生徒からは,機関誌『リアホナ』『For the Strength of Youth―青少年の強さのために』,『青少年の強さのために—選択の指針』,ソーシャルメディアなどといった意見が出るでしょう。

生徒に,これらの情報源のいずれかを使って次の活動を行ってもらいます。指示を表示し,時間を取って生徒に研究してもらいましょう。

  1. 学習帳に二つの欄を作ってください。左の欄にやもめの女性が作ったであろうパンの絵を,右の欄に一びんの油とかめの粉(列王上17:12,16参照)を描いてください。

    An illustration of a cruse of oil, barrel of meal and a loaf of bread
  2. 左の欄に「天の御父とイエス・キリストが求めておられること」と書きます。右の欄に「約束された祝福」と書きます。

  3. 左の欄に,天の御父とイエス・キリストが預言者を通じてわたしたちに行うよう求めておられることのリストを作ります。右の欄には,御二方の言葉に従うことで約束されている祝福を書き出します。

生徒に一例を示すとよいでしょう。左の欄に「知恵の言葉に従って生活する」と書いてもよいでしょう。その後,生徒に教義と聖約89:18-21を読んでもらい,主が約束されている祝福を見つけてもらいましょう。あるいは,総大会での預言者の言葉から最近の例を紹介してもよいでしょう。

少人数のグループで,自分が各欄に書いたことを生徒に発表し合ってもらいましょう。どの生徒も必ず,各欄から少なくとも一つは発表するようにしてください。それから,次の質問についてグループで話し合ってもらうとよいでしょう。

  • 主の預言者を通して与えられる主の言葉に対して,信仰を働かせることで得られる祝福を,あなたはこれまでどのように目にしてきましたか。

生徒に,次の預言者の勧告に従うことで祝福を受けたときのことを発表してもらうとよいでしょう。この話し合いの一部として,ChurchofJesusChrist.orgにある「Fathers and Sons」(5:42)を見せるとよいでしょう。

1:47
5:59

神の預言者に従う計画を立てる

次の活動を行う際,聖霊の助けを求めるよう生徒を励まします。

  1. 左の欄に,主が預言者を通してあなたに行うよう求めておられることの中で,とくに重点を置くことを望んでおられると思うことを,書き出すか丸で囲んでください。

  2. 右の欄に,主の勧告に従えばどのように祝福すると主は約束してくださっているかを,書き出すか丸で囲んでください。

  3. 自分が書き出したこと,あるいは丸で囲んだことを見直して,主が預言者を通して行うよう求めておられることに従うための計画を書いてください。

生徒に,自分が行うと計画したことを覚えておく方法を考えてもらいましょう。例えば,自分の答えを写真に撮って,携帯電話の壁紙として使用してもよいでしょう。生徒には,第96課:「学習評価6」で,自分の計画をフォローアップし,報告する機会があります。

主の預言者に従おうと努力することで,生徒はイエス・キリストに近づけることを証して,レッスンを終えるとよいでしょう。