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イエス・キリストの福音を学び,教える


「イエス・キリストの福音を学び,教える」「トピックと質問」

少数の人たちを教えられるイエス・キリスト

福音学習ガイド

イエス・キリストの福音を学び,教える

主の教義を通してキリストに近づく

学びには大きな力があります。知識を得ると,新しい考えに対して柔軟になり,たくさんのすばらしい経験ができます。しかし,イエス・キリストの福音の真理を学ぶことは,さらに重要です。学び,成長することは,わたしたちがこの地上に来た最も重要な理由の一つです。わたしたちは学ぶことによって本来なるべき人となり,神の子供として,また神の王国の相続人としての可能性を開花させることができるのです。この地上に来たおもな目的の一つは,ほかの方法では知ることのできないことを学ぶことでした。

イエス・キリストに従うわたしたちには,主の福音を教え,主の平安と喜びを人と共有する機会も数多くあります。主は初期の聖徒たちにこのように言われました。「あなたがた自身の中から一人の教師を任命しなさい。そして,全員が同時に語ることなく,一時に一人を語らせて,すべての者が彼の言うことに耳を傾けるようにしなさい。それは,すべての者が語って,すべての者が互いに教化し合うように,またすべての人が等しい特権を持てるようにするためである。」(教義と聖約88:122)教会の指導者,教師,親,子供たち,その他の人々が教える福音のメッセージに耳を傾け,信仰を働かせるときに,だれもが祝福を受けます。わたしたちは皆,教会でも,家庭でも,どこにいても福音を学び,教えることができます。

イエス・キリストの福音を学び,人々に教えることはなぜ大切なのでしょうか。

わたしたちは,天の御父とイエス・キリストを信じる自分の信仰と,周りの人々の信仰を強めるために,福音を研究し,教えます。また,福音を研究し教えることは,わたしたちがさらに御二方のようになり,やがて天の家に戻って御二方とともに住む助けにもなります。福音を教えるときには,最も偉大な教師であられるイエス・キリストの模範に従います。福音を学び,福音に従って生活し,人々に教えるとき,だれもが神のもとに戻る道を歩み続けることができます。

トピックの概要:福音を教える

関連福音学習ガイド:イエス・キリストへの改心」,「預言者」,「聖典」,「真理

セクション1

研究と信仰によって学問を求める

聖文を研究している女性

わたしたちは,イエス・キリストの福音を通して霊的に進歩することができます。研究と信仰によって聖文を読むときに,また「〔主の〕僕たちの声」(教義と聖約1:38教義と聖約88:118も参照)に従うときに,主の福音の教えを学びます。わたしたちが学び,学んだことに従って行動するときに,福音が真理であるという聖なる御霊の確認を受け,わたしたちが成長し,さらに神のようになる助けとなります(教義と聖約19:23参照)。

考えてみましょう

  • ラッセル・M・ネルソン大管長はこのように教えています。「皆さんの抱える疑問や問題が何であれ,その答えは常に,イエス・キリストの生涯と教えの中に見いだすことができます。どうか,主の贖罪,主の愛,主の憐れみ,主の教義について,また,主の回復された癒しと進歩の福音についてさらに学んでください。主に頼り,主に従ってください!」これまで,救い主の生涯と教えを研究したことにより,あなたの疑問や問題はどのように答えられてきましたか。そのときに,あなたの信仰は,あなたが必要としていた答えを学ぶうえでどのように助けとなりましたか。今週,研究と信仰によって救い主について学ぶことの中で,今あなたが直面している疑問や懸念の解決に役立てられることは何か考えてください。計画を書き出し,それをやり遂げらえるよう,覚えておくための工夫をしましょう。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • 教義と聖約88:118にある主の勧告を読み,深く考えてください。研究によって学ぶことと,信仰によって学ぶことの違いは何でしょうか。この二つの原則はどのように関連しているでしょうか。福音の学習に対するアプローチは,学校での勉強方法やオンラインでの学習方法とは異なりますか。それはなぜですか。主が言われる「最良の書物」とはどのような意味でしょうか。各自,『青少年の強さのために—選択の指針』の「真理は自由を得させる」の項を研究して,知識を得ることからもたらされる祝福に関して学んだことについて話し合うとよいでしょう。学んだことに関連した目標を立てるとよいでしょう。

さらに学ぶ

セクション2

主の福音を教えることによって,イエス・キリストの模範に従う

聖文から教える女性

永遠の可能性を発揮するためには,だれもが「神の善い言葉で養われ」(モロナイ6:4)る必要があります。イエス・キリストの福音を分かち合うことは,皆が聖約の道に沿って霊的に進歩する助けとなります。御霊に導かれながら愛をもって教えるとき,だれもがわたしたちの伝えるメッセージが真実であると感じ,自らを変えてイエス・キリストに従いたいと望むようになります(教義と聖約42:12-14参照)。

教える人々を愛し,御霊によって教え,キリストの真の教義を教え,熱心に学ぶよう勧めるとき,わたしたちは人々を教える救い主の模範に従います(ヨハネ7:14-18参照)。熱心に学ぶよう勧めることには,学習者に行動を促すことも含まれます。「救い主はその教導の業の初めから,御自分が与える真理と力,愛を自ら経験するように,従う者たちに言われました。主がそうされたのは,これが学ぶということのほんとうの意味だからです。学ぶとはただ聞いたり,読んだりするだけではありません。変わり,悔い改め,進歩することです。」

考えてみましょう

  • 『わたしに従ってきなさい』の導入部分は,教えることが神聖な責任である理由を理解する助けとなります。こうあります。「福音を教え学ぶ目的はすべて,改心を深め,さらにイエス・キリストのようになるのを助けることです。」さらにイエス・キリストのように教える助けとして,『救い主の方法で教える』から研究する項目を選ぶとよいでしょう。あなたやほかの人々がさらに主のようになるきっかけとするために,福音をよりよく教えるにはどうすればよいでしょうか。家庭や教会,そのほかの状況で福音をよりよく教えるために,どのようなささやかなことができるでしょうか。福音をもっと熱心に学んで,ほかの人にもっとうまく教えられるようになるには,どうすればよいでしょうか。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • ジョン・C・ピングリー・ジュニア長老は,総大会の説教「永遠の真理」の中で次のように教えています。「わたしたちの目標は,聖霊の改心の力を招く方法で,真理を教えることです。」そして,教えるときに御霊を招く助けとなる,主と主の預言者からの7つの簡単な招きを紹介しています。これらの7つの原則について,またそれらの原則が,御霊によって力強く福音を教えるうえでどのように役立つかについて,話し合うとよいでしょう。7つの原則を記憶にとどめて応用する助けとなる楽しい方法を考えてみるとよいでしょう。各原則の頭の文字を合わせて一つの言葉にするなど,簡単な覚え方を工夫して考え出すとよいでしょう。

  • 『救い主の方法で教える』の中で,大管長会は次のように勧めています。「イエス・キリストについてさらに学び,イエスがどのように福音を教えられたかについてもっとよく学ぶようお招きします。よく祈りながら,主の言葉,行い,特質を研究してください。そして,さらに主に従うよう努めてください。」救い主の言葉,行い,特質について話し合ってください。福音を教えるときに御霊を招くうえで,それらはどのように役立つでしょうか。『救い主の方法で教える』では,キリストのような教え方の4つの原則,すなわち,教える人々を愛する,御霊によって教える,教義を教える,熱心に学ぶよう招くといった原則も紹介されています。家庭や教会などで福音の真理を教えるときに,これらの原則を応用する方法について話し合ってください。『救い主の方法で教える』37ページにある自己評価を行ってもよいでしょう。気付いたことについて話し合ってから,キリストの福音を教える準備をするときに変えたいところがあるか,祈りの気持ちで考えるとよいでしょう。

さらに学ぶ

セクション3

福音を学び,教えることは,家庭を中心とするときに最も効果を発揮する

聖典を読む家族

主イエス・キリストに改心するためには,自分自身で福音を学ぶ必要があります。さらに,親には子供たちに福音を教える責任があります(教義と聖約68:25-28参照)。可能な場合,家庭は福音の真理を学ぶ最良の環境です。教会の指導者と教師が,家庭を中心に福音を学び教えるように勧め,支援するときに,だれもが祝福を受けます。家庭で祈りの気持ちをもって福音を研究するとき,わたしたちは福音を学ぶことにより多くの時間を費やし,より豊かな経験ができるようになります。そして,得た知識を教会で分かち合い,人々を祝福し,教えることもできます。

デビン・G・デュラント兄弟は賢明な勧告を与えています。「家庭で教えるのに最善を尽くしている皆さんのうえに,平安と喜びがありますように。もし改善する余地があったり,もっと準備が必要だと感じるのであれば,どうか御霊の促しに謙遜に従い行動するよう決意してください。」

考えてみましょう

種と木
  • アルマ32:28-31を読んで考えながら,小さな種が大きな木に変わる奇跡について考えてください。その後,ジャン・E・ニューマン兄弟の次の勧告を読みます。「子供は親から多くのものを受け継ぎますが,その中に証は入っていません。種を成長させることがわたしたちにできないのと同じように,子供たちに証を与えることもできないのです。しかし,『御言をふさぐ』いばらのない良い土壌のある,成長しやすい環境を提供することはできます。わたしたちは,自分の子供や愛する人々が種をまく場所を見つけ,『御言を聞いて悟〔り〕』〔 マタイ13:18-23参照〕,『その種〔が〕良いものである』〔アルマ32:30〕ことを自分自身で見いだせるように,理想的な環境を作るよう努力することができます。」あなたやあなたの家族が永遠の真理を学べるよう,あなたの家庭をより成長しやすい環境にするには,何が助けになるでしょうか。福音の良さについて学ぶために,どのように助け合うことができるでしょうか。キリストに対する互いの証を養い,強めるために,何ができるでしょうか。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • デビッド・A・ベドナー長老は次のように教えています。「もしイエス・キリストとその回復された福音について皆さんやわたしの知っていることが,ほかの人が教えてくれたり,語ってくれたりしたことでしかないとしたら,主と主の栄えある末日の業に関するわたしたちの証の土台は砂の上に建てられていることになります〔マタイ7:24-27参照〕。わたしたちは福音の光や知識を全面的にほかの人に依存したり,借りたりすることはできません。たとえ相手が自分の愛し,信頼する人であったとしてもです。」ヒラマン5:12を一緒に読みながら,ベドナー長老の言葉について考えてください。浜辺や海岸線の写真を見ながら(あるいは池や小川,湖の岸辺を歩きながら),この言葉や聖句について深く考え,話し合うとよいでしょう。人々が砂の上に家を建てない理由について考えてください。人々はどのような土台の上に築くでしょうか。堅固な土台の上に証を築くために何ができるでしょうか。あなたは今日,福音学習に関するどのような習慣を始められるでしょうか。あるいは,改めて決意できるでしょうか。イエス・キリストの福音の堅固な基の上に自分の人生を築くことについて考える際,「かしこい人とおろか者や「主のみ言葉はなどの歌を一緒に歌うとよいでしょう。

  • 人々が家のリフォームを選択する理由について簡単に話します。大規模な家の改修の写真を何枚か見てもよいでしょう。効果的な家のリフォームは,どのような結果をもたらしますか。ネルソン大管長は,福音学習についてこう説いています。「家族の力を解放する潜在的な力があり,各家族が自分の家庭を信仰の聖所に変えるよう,誠実に,注意深く努力を続けるときにそれが達成されます。わたしは約束します。皆さんが家庭を福音学習の中心の場所に改めるよう熱心に取り組むならば…… 皆さんの子供たちは奮い立って救い主の教えを学び,教えに従って生活するようになります。……皆さんの家族は劇的に変わり,その変化は持続します。」家族や一緒に暮らす人たちと,皆が見たい変化について話し合ってください。どうすれば家庭をより良い福音学習の中心的な場所に「改める」〔訳注:「改める」の英語「remodel」には「リフォームする」という意味もある〕ことができるでしょうか。家庭中心の福音学習を改善することで,皆さんはどのように強められるでしょうか。自分が望む変化を起こすために何ができるでしょうか。また,その進歩はどのように測ることができるでしょうか。

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