セミナリー
人々をキリストのもとへ導くうえで従順であることの大切さ:伝道活動における従順


「人々をキリストのもとへ導くうえで従順であることの大切さ:伝道活動における従順」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

「人々をキリストのもとへ導くうえで従順であることの大切さ:伝道活動における従順」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

宣教師としての準備:第200課

人々をキリストのもとへ導くうえで従順であることの大切さ

伝道活動における従順

Sister missionaries teaching family outside in Bolivia

天の御父とイエス・キリストを愛しているので,従順であることを選ぶことは,現世の旅においてきわめて重要な部分です(ヨハネ14:15参照)。主の教会の会員として,また専任宣教師として,救い主イエス・キリストを代表するとき,わたしたち個人の従順は特に大切です。この課は,宣教師として救い主の業を行う際に従順であることの大切さを生徒が理解するのに役立ちます。

生徒の準備:「福音ライブラリー」の『宣教師の標準—イエス・キリストの弟子として』のセクション3にある,宣教師としての奉仕に関する標準を幾つか生徒に復習してもらいます。あるいは,伝道に出た人と話して,覚えている伝道部の標準を教えてもらってもよいでしょう。

学習活動案

宣教師の標準

レッスンのはじめに,宣教師の画像と,ChurchofJesusChrist.orgにあるリソース『宣教師の標準—イエス・キリストの弟子として』 を見せるとよいでしょう。宣教師は救い主の代理人として,一定の標準に従うよう期待されていることを生徒に説明してもよいでしょう。

  • 宣教師が従うよう期待されている標準にはどのようなものがありますか。

必要に応じて,あなた自身の経験や,ChurchofJesusChrist.orgにある『宣教師の標準—イエス・キリストの弟子として』のセクション3またはセクション7に書かれていることから,以下に挙げる宣教師の標準を紹介してもよいでしょう。また,宣教師は義をもって主の業を導く際に,伝道部指導者の勧告に従うよう期待されていることも指摘するとよいでしょう。

宣教師の標準

  • 親切で,前向きで,人を高める人になる。

  • 常に同僚とともに行動する。

  • 肉体的または霊的に危険になりそうな状況を避ける。電動工具を使用したり,重機を操作したり,トラクターやトレーラー,トラックの荷台に乗ったりしてはならない。

  • テレビや映画,ビデオゲーム,承認されていないビデオの利用は避ける。

  • 異性との物理的な接触は握手だけにする。

  • これらの標準の中には,宣教師が従うのが難しいものがあるのはなぜでしょうか。宣教師がそれに従うことが大切なのはなぜでしょうか。

何人かの生徒に,知っている宣教師や,守るように求められた標準,その努力に対して救い主がどのように祝福されたかの例を発表してもらうとよいでしょう。

個人の義と従順

従順と伝道活動の関係についての真理を生徒が見つけられるように,ソアレス長老の次の言葉を紹介するとよいでしょう。

宣教師に向けたスピーチの中で,十二使徒定員会のウリセス・ソアレス長老は,次のように教えています。

Elder Ulisses Soares, Quorum of the Twelve Apostles official portrait.

「個人の義は,世の人々の前で救い主を代表するための最も重要な資格の一つです。また,個人の義は,主の御霊を伴侶とする資格も与えてくれます。

従順でないことを選ぶと,わたしたちは救い主の代表者として適任でなくなり,主の御霊を伴侶とすることもできません。あなたが教える人の生活に良い影響を与えるためには,主の御霊にともにいてもらわなければならないのです。

心から喜んで従えば,主に従いたいという意志と,主と天の御父への愛を主に示すことができます。そして霊的な成長が広がっていくでしょう。救い主を知るようになり,伝道と人生に大きな違いが生まれます。」(Scott Tayler, “Obedience Is Critical for Missionaries to Fulfill Their Responsibilities, Elder Soares Teaches,”newsroom.ChurchofJesusChrist.org, Mar. 29, 2021)

  • ソアレス長老の言葉から,従順の大切さについて何を学べるでしょうか。

    生徒は,個人の義と従順はわたしたちに,救い主を代表し,御霊を伴侶とする資格を与えてくれるといった真理を見つけて,自分の言葉で発表できるとよいでしょう。

    従順には,天の御父とイエス・キリストとの聖約を守ることが含まれることを説明するとよいでしょう。従順は,個人の義の重要な要素であり,天の御父とイエス・キリストに対する愛の表現です(ヨハネ14:15参照)。

  • 天の御父とイエス・キリストに従おうと努力している人に,御二方はどのような祝福を与えてくださるのを見たことがありますか。

  • あなたがこれまで,自分や知人の生活の中で,このような祝福を目にしたのはどのようなときでしたか。

少し時間を取って,天の御父とイエス・キリストに従順であるための現在のあなたの努力について,祈りの気持ちで考えてください。自分がよくできていることや,もっと御二方に愛を示し,人々を御二方のもとに導くために改善する必要があることに気づけるよう,聖霊を招いてください。

伝道活動における忠実な従順

従順が人々をキリストのもとに導くのにどのように役立つかを生徒が理解できるように,ダニエル6章にあるダニエルがダリヨス王に与えた影響の話について話し合うとよいでしょう。生徒は第145課:「ダニエル6章」でこの話を学習しているかもしれません。この話を次の段落で簡単に要約するとよいでしょう。

バビロンとペルシャで奴隷になったにもかかわらず,ダニエルは主に忠実に仕えました。ダリヨス王は,「〔ダニエルの〕うちにあるすぐれた霊のゆえに」,「他のすべての総監および総督たちにまさっていたので」ダニエルを特に好んでいました(ダニエル6:3)。ダリヨス王の目に映るダニエルの信用を落とそうと,ほかの総監たちは,ダリヨス王に対するダニエルの忠誠心と,神に対するダニエルの忠誠心を戦わせる計画を立てました。彼らはダリヨスに圧力をかけ,神やダリヨス以外の者に嘆願すると,ししの穴での死刑に処せられると宣言させました(ダニエル6:4-9参照)。死の危険にもかかわらず,ダニエルは神に祈り続けることによって,進んで従順であることを示しました。ダニエルが神に祈ったという報告を受けて,ダリウスは渋々ダニエルを穴に投げ入れることに同意しました。

ダニエル6:18-28を読み,ダニエルの主への従順さがダリヨス王に与えた影響を見つけてください。

  • どのようなことが見つかりましたか。

  • 主に従おうとするわたしたちの努力は,天の御父とイエス・キリストに対するほかの人の見方に,どのように良い影響を与えることができるでしょうか。

学んだことを分かち合う

セミナリーのアイコン生徒に,3-5分の話に使えるアウトラインを作ってもらうとよいでしょう。生徒がアウトラインを作成するヒントとして,「イエス・キリストの福音を分かち合う際の従順の重要性」という資料を配るとよいでしょう。

生徒がアウトラインを作成するのに役立つよう,以下の指示を表示するとよいでしょう。

救い主の福音を人々に分かち合うときに従順であることの大切さについて,3-5分の話に使うことのできるアウトラインを作成してください。

アウトラインには,以下の中から3つ以上を入れてください。

  1. 従順についての聖句と,イエス・キリストの福音を分かち合う際にそれをどのように使うことができるか。

  2. 従順であろうと努力している人の助けとなる,イエス・キリストの生涯または教えの例。

  3. 従順の大切さと,天の御父とイエス・キリストがわたしたちの努力をどのように祝福してくださるかについての現代の例。

  4. 従順であろうと努力することと,従順であることによる祝福を強調している教会指導者の言葉からの簡単な引用。

  5. 主の教会の会員,宣教師として救い主を代表するとき,従順がなぜ大切なのかについてのあなたの個人的な気持ち。

また,この課の二つ目の資料を配って,生徒の作成する話を組み立ててもよいでしょう。最初のボックスにタイトルを記入し,2番目のボックスに話の簡単な紹介を記入して,次の3つのボックスに上記のリストから含めようと決めた3つの事柄を書き込んで,最後のボックスに自分の証を入れてください。

生徒がアウトラインを作成したら,二人一組で練習したり,話に磨きをかけたりするとよいでしょう。有志の生徒に,自分の話をクラスで発表してもらいましょう。声に出して発表するのが苦手な生徒もいるかもしれません。作成したアウトラインを家に持ち帰り,家族や友達に教えるよう励ましてください。

救い主を代表して,主の福音をほかの人に伝えるときの,個人の義の大切さについて,あなたの証を分かち合うとよいでしょう。