セミナリー
自然な方法で福音を分かち合う:福音を分かち合うことは日常生活の一部にできる


「自然な方法で福音を分かち合う:福音を分かち合うことは日常生活の一部にできる」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

「自然な方法で福音を分かち合う:福音を分かち合うことは日常生活の一部にできる」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

宣教師としての準備:第197課

自然な方法で福音を分かち合う

福音を分かち合うことは日常生活の一部にできる

A young woman sits at a table and talks with a young man, who is holding a Book of Mormon open.

救い主の教会の会員として,「地のすべての氏族は福音の祝福を授けられる」(アブラハム2:11)のを助けることは,わたしたちの祝福であり責任です。時に,救い主の福音を分かち合う方法を見つけるのが難しいと思うことがあるかもしれません。この課は,生徒が自然な方法でイエス・キリストの福音をほかの人々に分かち合う練習をするのに役立ちます。

生徒の準備:通常の会話の中で教会や福音について分かち合える状況を,生徒に祈りの気持ちで深く考えてもらいます。生徒には,これをどのように効果的に行うかを考え,それを行う機会を見つけてもらいましょう。

学習活動案

好きなことを分かち合う

レッスンのはじめに,2,3人の生徒に好きな休暇や食べ物,その他個人的すぎない範囲で好きなものについて説明してもらうとよいでしょう。また,なぜほかの人にもそれを試してみるよう勧めるかも話してもらうとよいでしょう。

生徒に発表してもらったら,以下の選択肢を表示します。生徒に,今勧められた内容について,どう思うかを最もよく表している文章の番号を,指で示してもらいます。

  1. 彼らが分かち合ってくれたものを試してみることに,とても興味が湧いた。

  2. 少し試してみたい気持ちが増した。

  3. 興味は変わらなかった。

たとえほかの人がわたしたちの好きなものを試さないと決めていても,自分の好きなものを分かち合うのは簡単であることを指摘するとよいでしょう。

  • この活動は,救い主と主の教会についてのわたしたちの信念をほかの人に分かち合うことにどのように応用できると思いますか。

  • 永遠の観点で見て,あなたが友達や家族に分かち合いたい最も大切な信念は何ですか。それはなぜですか。

わたしたちが分かち合う理由

イエス・キリストとその福音がもたらす祝福のうち,わたしたちが分かち合いたいと思うものに生徒が気づけるように,生徒を少人数のグループに分けて,次の聖句を研究してもらうとよいでしょう。グループの各生徒に,異なる節を研究してもらい,見つけたことをグループで報告し合ってもらいます。

以下の聖句を研究して,あなたが自分の愛する人に,救い主について知ってほしいと思う理由を見つけてください。

イザヤ1:18

イザヤ25:4,8-9

イザヤ40:28-31

イザヤ43:25

イザヤ54:10

  • これらの真理のうち,あなたが愛する人に最も分かち合いたいと思う真理はどれですか。それはなぜですか。

ためらう気持ちを克服する

時には福音を人に分かち合うことに緊張するのも自然だということを生徒に伝えます。エノク(モーセ6:27,31参照)やエレミヤのような偉大な預言者でさえ,多少のためらいを克服しなければなりませんでした。

エレミヤ1:6を読み,エレミヤが人々を教えるように召されたときにどのように感じたかを見つけてください。

  • 愛する人がキリストのもとに来ることを心から望んでいる現代の人々が,それでも福音を分かち合うのをためらうのはなぜでしょうか。

エレミヤ1:7-9を読み,エレミヤに対する救い主の勧告と約束を見つけてください。

  • エレミヤに対する救い主の言葉は,主の福音を分かち合うわたしたちにどのように当てはまると思いますか。

十二使徒定員会のディーター・F・ウークトドルフ長老は,福音を分かち合うことへのためらいを克服するのに役立つ勧告を,次のように話しています。

Official portrait of Elder Dieter F. Uchtdorf of the Quorum of the Twelve Apostles, 2006.Called as Second Counselor in the First Presidency, 3 February 2008.Made official portrait in 2008 replacing portrait taken in 2004.

「皆さんはこの地上のどこにいても,出会う人やともに学ぶ人,ともに暮らす人,あるいはともに働く人や交流する人にイエス・キリストの福音の良い知らせを伝える機会がたくさんあるということです。……

そうではなく,自然な普通の方法で,あなたが信じていることを人々に伝える機会をいつも探すことです。直接的にも,またオンラインでもです。……

どんな方法であれ,あなたにとって自然で普通であると思われる方法で,イエス・キリストと教会が自分にとってなぜ大切であるかを人々に伝えてください。」(「伝道活動—心の中にあることを伝える」『リアホナ』2019年5月号,15,17)

  • エレミヤに対する主の約束とウークトドルフ長老の教えを,あなたならどのように簡潔な真理の言葉に要約しますか。

    生徒の言葉を使って,次のような真理をホワイトボードに書きまでしょう:救い主は,わたしたちが自然な普通の方法で福音を分かち合うのを助けてくださる。

    生徒に少人数のグループに分かれて,以下のことについて話し合ってもらい,有志の生徒何人かに答えをクラスで発表してもらいます。

  • 福音を分かち合うことが「自然で普通に」感じるのか,それともぎこちなく感じるのかの違いは何でしょうか。

  • 福音のことを自然に話す人を思い浮かべることができますか。もしいれば,その人はどのように福音の話をしているのでしょうか。

イエス・キリストの福音を自然に分かち合う例をほかにも紹介したほうが生徒の役に立つ場合は,「福音ライブラリー」にある「愛し 分かち合い 招く 簡単な方法」(2:46)を見るとよいでしょう。

2:50

「鏡のような性質の会話」

この課のこのセクションは,生徒が会話の中で自然にイエス・キリストと主の福音の話を持ち出す一つの方法を練習するのに役立ちます。別にもっと役立ちそうなスキルがあれば,それを生徒と練習してもかまいません。鏡を掲げて,次の言葉を表示するとよいでしょう。

十二使徒定員会のクエンティン・L・クック長老は,福音のテーマについての会話を生み出す一つの方法を説明しています。

Official portrait of Elder Quentin L. Cook.  Called to the Quorum of the Twelve Apostles on 6 October 2007.

「BYUの卒業生で,すばらしい模範となる人を知っています。彼は,会話には鏡のような性質があると指摘しています。わたしたちが天気について話すと,相手も天気の話をします。わたしたちがスポーツの話をすると,相手もスポーツの話をしてきます。この友人は,出会う人に学校のことを尋ね,熱心に耳を傾けていると言います。相手から彼の学校のことを尋ねられたら,彼はBYUのことを話し,福音についての証を分かち合います。そして,元気よく,宣教師からもっと学ぶとよいですよと提案します。彼の福音を分かち合う取り組みはとても上手くいっています。」(“How to Be a Member Missionary,” New Era, Feb. 2015, 48)

  • 「鏡のような性質の会話」を使って,ほかの人に福音を持ち出すことを,あなたならどのように説明しますか。

定義する

生徒がこのスキルを練習する準備として,次のことを紹介します。

自分の人生について話すには,まず,相手に同じことを尋ねると,より自然に感じられるかもしれません。これを行うために,次のことを行います。

  1. イエス・キリストの教会や主の福音に参加するために最近行ったこと,または近いうちに行うことを選んでください。

  2. あなたが選んだ救い主の教会や福音を,より自然に分かち合えるような質問を考えてください。

  3. 質問をして相手の答えに熱心に耳を傾け,それから選んだことを分かち合ってください。

また,自分のことを話す前に,相手の話に心から耳を傾けることの大切さも伝えるとよいでしょう(『わたしの福音を宣べ伝えなさい—イエス・キリストの福音を分かち合うためのガイド』192)。

手本を示す

一人の生徒に,この週末にしたことを尋ねて,「鏡のような性質の会話」の模範を示します。相手の答えに心から耳を傾けた後,自分の週末のことを話し,教会での経験について肯定的なことを必ず含めましょう。

以下のような例を紹介してもよいでしょう。

「今朝はどうしてた?」と尋ねます。(相手の答えに耳を傾ける。)その後,「今朝セミナリーで……について学んでいて最高の経験をしたんだよ」というようなことを伝えます。

「今週は何か楽しい予定があるの?」と尋ねます。(相手の答えに耳を傾ける。)その後,「水曜日の夜に……するために家族と神殿に行くんだ」というように話します。

実践する

生徒に,このスキルを練習してもらいます。時間があれば,複数のパートナーとこのスキルを練習し,毎回生活の中での福音の異なる面を分かち合うとよいでしょう。天の御父,イエス・キリスト,福音の祝福について話す機会を探すよう生徒を励まします。次のステップを表示するとよいでしょう。

救い主の福音を分かち合うための準備

福音を分かち合うことの成功は,相手が救い主のメッセージを受け入れるかどうかで決まるわけではないことを,生徒に思い出してもらうとよいでしょう。わたしたちが救い主の光を分かち合おうと頑張ったこと自体が,常に成功です。

レッスンの最後に,以下の指示を示し,生徒に自分の考えを学習帳に記録してもらうとよいでしょう。

エレミヤ1:7-9をもう一度読み,あなたが主の福音を分かち合うのを主がどのように助けてくださるかを考えてください。それから,今週だれかと福音について話し合うことができそうな状況について,少し時間を取って考えてください。救い主のメッセージを自然に分かち合う方法に気づけるよう,祈りの気持ちで天の御父に助けを求めてください。主がエレミヤを助けられたように,あなたの努力も助けてくださることを忘れないでください。