セミナリー
怒りの感情に対処する:救い主に従うことで怒りに対処する


「怒りの感情に対処する:救い主に従うことで怒りに対処する」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

「怒りの感情に対処する:救い主に従うことで怒りに対処する」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

心身の健康:第186課

怒りの感情に対処する

救い主に従うことで怒りに対処する

The Old Testament characters Jacob and Esau embracing one another. A desert landscape is portrayed in the background.

怒りを感じるのは普通のことです。怒りを感じる原因となる状況をコントロールすることはできないかもしれませんが,どのように対応するかを決めることはできます。イエス・キリストに目を向ければ,主はわたしたちが主のように対応できるよう助けてくださいます。この課は,生徒が怒りの感情を経験したときにイエス・キリストの模範に従うことができるようにします。

生徒の準備:生徒に,怒りに任せて行動したくなるような状況を挙げてもらいましょう。また,自分がどのくらいの頻度で怒っているか,そうした感情をどのようにコントロールしているかを評価してもらってもよいでしょう。

学習活動案

蓄積された圧力

次の画像をホワイトボードに表示するか,未開封のソーダ缶をクラスに持ってくるとよいでしょう。次の質問について話し合う際,缶を振ってもかまいませんが,開けてはいけません。

Soda Can
  • 未開封のソーダ缶を何度も振ると,中身はどうなりますか。それを開くとどうなるでしょうか。

以下の画像を見せるとよいでしょう。実物の缶を持参して振った場合でも,缶は開けないでください;レッスン中もずっと見えるところに置いておいてかまいません。

Thirsty man opens a can of shaken up beer during picnic
  • 怒りを感じることに,この例をどのように関連づけますか。

生徒が助けを必要としている場合は,缶はわたしたちを表し,ソーダはわたしたちの感情を表していると説明するとよいでしょう。缶を振ることは,わたしたちの中に「蓄積された圧力」(怒りの感情)につながる可能性のある行動や状況,相互作用を映していると考えられます。

だれもが怒りを経験します。ソーダ缶を振ると,当然のこととして,中で圧力が高まっていくように,わたしたちが怒りの感情を経験するのは当たり前のことです。しかし,わたしたちはそのような感情にどう反応するかを選択することができます。

以下の質問について深く考えてください。

  • 1から5の段階で(1=低い,5=高い)で,あなたはどのくらいの頻度で怒りますか。あなたが怒る頻度を,他の人はどのように評価するでしょうか。

  • 怒りの感情が湧いてきたときのあなたの反応として,最も多いのはどのようなものですか。

今日研究しながら,天の御父とイエス・キリストはどのように,あなたが怒りの感情に対処できるよう助けてくださるかが分かるよう,聖霊の導きを求めてください。

怒りに基づいて行動した結果

怒りがもたらす結果に関する聖文の例として,創世27章のエサウの話について話し合うとよいでしょう。生徒が第30課:「創世25-27章」でこの物語をすでに研究している場合は,カインの話(モーセ5:21-23,26-27,32参照)やアサの話(歴代下16:7-13参照)など,別の話を使ってもよいでしょう。

生徒がエサウの話を理解できるように,次の絵を見せて,エサウについて知っていることを生徒に発表してもらいましょう。その後,次の段落を読むか,要約してください。あるいは,ChurchofJesusChrist.orgにある「ヤコブとエサウ」(タイムコード1:10-1:53)を見せてもよいでしょう。

2:5
Esau and Jacob working

イサクとリベカには,エサウとヤコブという双子の息子がいました。最年長のエサウには,父から長子の特権の祝福を受ける権利がありました。長子の特権により,エサウが父の財産を受け継ぎ,家族の養い手となって,霊的な指導者になることになっていました。エサウの不義の行いゆえに(創世25:31-3426:34-35参照),ヤコブが代わりに長子の特権の祝福を受けました(創世27:1-33参照)。

創世27:41-45を読み,父がヤコブに長子の特権の祝福を与えたことを知ったとき,エサウがどのように反応したかを見つけてください。

  • エサウの怒りの結果,どうなりましたか。

  • 怒りに任せて行動すると,ほかにどのような結果を招く可能性があるでしょうか。

この二人の兄弟は,最終的に和解するまで,20年間離れ離れになっていたことを説明するとよいかもしれません(創世33:4参照)。

救い主の模範

生徒を二人一組に分け,それぞれの生徒に次の聖句の一つを読んでもらうとよいでしょう。その後,各ペアで,以下の質問にどう答えるかを話し合ってもらいます。

以下を読み,怒りの感情に対処することについて学べることを見つけてください。

詩篇103:8

箴言16:32

  • 怒りへの対処法について学べることを,あなたならどのように要約しますか。

    生徒が次のような真理を見いだせるように助けてください:怒りを遅くすると,わたしたちは主の模範に従っていることになる。

  • 「怒りを遅くする」とはあなたにとってどのようなことですか。

イエスが怒りを遅くした例について考えてください。

生徒に助けが必要であれば,次のような例を紹介するとよいでしょう。

  • このような状況でイエスがどのように対応されたかが分かると,どのように役立つでしょうか。

怒りに対処するためのステップ

この課のこの部分は,生徒が怒りの感情に対処するための次のステップを練習するのに役立ちます。

  1. 何が怒りの感情に火をつけたかを認識する。

  2. 根底にある感情を特定する。

  3. クールダウン戦略を選択する。

セミナリーのアイコン生徒がイエス・キリストの弟子として怒りに対処する方法を学べるように,資料「怒りに対処するためのステップ」を配ります。配付資料には個人的な質問が幾つかあるので,生徒に各自で答えてもらうとよいでしょう。あるいは,二人一組で取り組み,時折立ち止まって各質問に答えてもらってもかまいません。

まとめ

生徒が配付資料の活動を終えたら,時間が許す限り,次の質問について話し合うとよいでしょう。

  • 怒りを抑えるのに苦労している人の助けとなることについて,どのようなことを今日学びましたか。

  • あなたやほかの人は,イエス・キリストのように怒りを抑えることについて,どのような経験をしたことがありますか。

中には,いらだちを感じないことなど不可能だと感じている生徒がいるかもしれません。最後に,生徒にエテル12:27を読んでもらい,イエス・キリストが弱さに悩む人をどのように助けられるかを見つけてもらいます。イエス・キリストは贖罪によって,怒りにうまく対処できるように,わたしたちの弱さを強さに変えることがおできになることを証します。