セミナリー
ストレスや不安に対処する:イエス・キリストはわたしたちがストレスや不安にうまく対処できるよう助けてくださる


「ストレスや不安に対処する:イエス・キリストはわたしたちがストレスや不安にうまく対処できるよう助けてくださる」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

「ストレスや不安に対処する:イエス・キリストはわたしたちがストレスや不安にうまく対処できるよう助けてくださる」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

心身の健康:第184課

ストレスや不安に対処する

イエス・キリストはわたしたちがストレスや不安にうまく対処できるよう助けてくださる

A mother and her teenage daughter interacting in an outdoor setting. Shot in Argentina

わたしたちは皆,ストレスや不安を感じます。こうした感情は,日々の仕事を成し遂げ,人生の困難に立ち向かうのに役立ちますが,長期にわたるストレスや不安は悪影響を及ぼしかねません。ありがたいことに,救い主はわたしたちに助けと平安を約束してくださっています(ヨハネ14:27参照)。この課は,救い主の力を借りて生徒がストレスや不安に対処するスキルを練習できるようにします。

生徒の準備:生徒に,ストレスや不安を感じる状況と,主に助けを求める方法について考えてもらいます。

学習活動案

ストレスと不安

注:この課を教えるために,メンタルヘルスの専門家である必要はありません。天の御父の導きを求めて祈り,教材に従って,聖霊を信頼してください。生徒が直面している個人的な悩みを打ち明けたり,この課のレッスン中には答えられない質問をしてきたりしたら,信頼して相談してくれたことへの感謝の気持ちを伝えてください。天の御父とイエス・キリストは生徒の皆を愛してくださっていることを伝えて安心させましょう。親や教会指導者,スクールカウンセラー,そのほかの心の健康の専門家に,さらなる助言を求めるよう生徒に勧めてください。

生徒が,ストレスや不安に対処することについて考えられるような方法でレッスンを始めるとよいでしょう。たとえば,次のシナリオを使うか,生徒がより身近に感じられるようにアレンジして使用するとよいでしょう。

  1. もし誰かが25キロ(55ポンド)しか持ち上げられないのに,70キロ(154ポンド)を持ち上げようとしたら,どうなるでしょうか。その人はどんな気持ちがするでしょうか。

  2. この同じ人が25キロ(55ポンド)から始めて,重量を毎週徐々に増やしていったらどうでしょうか。それは彼らの筋力にどのように影響するでしょうか。その人はどんな気持ちがするでしょうか。

  3. もしこの人が25キロ(55ポンド)超のリフティングに挑戦しなかったらどうなるでしょうか。

  4. このような状況でのウェイトは,ストレスや不安に対処することとどのように比較できるでしょうか。

セミナリーのアイコン生徒が様々なレベルのストレスや不安を理解できるように,配付資料「ストレスと不安」を配るとよいでしょう。生徒に表を読んで,3列目の自己評価の質問に記入してもらいます。

この課を学びながら,ストレスや不安の感情に対処するのに役立つスキルを学べるよう,主の助けを求めてください。

預言者の勧告

ラッセル・M・ネルソン大管長の次の話を読み,不安を克服する方法を見つけてください。

18:60
Official portrait of President Russell M. Nelson taken January 2018

「主が断言されたように,今日の未曽有の試練にもかかわらず,イエス・キリストの上に基を築き,主の力を引き寄せる方法を学んだ人々は,この時代に特有の不安に屈する必要はないのです。」(「神殿とあなたの霊的な基」『リアホナ』2021年11月号,93-94)

  • この話の好きなところ,あるいはこの話から学んだことは何ですか。

    生徒は次のような真理を挙げるとよいでしょう:イエス・キリストの力に頼れば,わたしたちは不安にうまく対処できる。

  • 救い主の力に頼るとはどういう意味だと思いますか。

  • 救い主の力は,わたしたちがストレスや不安に対処するのにどのように役立つでしょうか。イエス・キリストは,わたしたちにとって,ほかにどのようなリソースに気づかせてくださるでしょうか。

この課の残りの部分で,イエス・キリストの力に頼って不安に対処するのに役立つ福音の原則を応用する練習をする機会を生徒に提供します。

自分の期待についてよく考え,主に助けを求める

ストレスや不安な気持ちに対処する方法の一つは,自分の期待を認識し,それを主がわたしたちに望んでおられることと一致させることです。非現実的な期待や満たされない期待は,落胆やストレスの大きな原因となり得ます。

モーサヤ4:27を読み,主がわたしたちに期待しておられることを見つけてください。

生徒から意見が出ない場合は,主はわたしたちに自分の力以上に速く走ることを期待してはおられないけれども,それでもなお勤勉であることを期待しておられることに注意してください。過度に重いウェイトを上げる必要はありませんが,地道に努力する必要があります。

自分の期待を吟味する必要があった人物の例として,預言者としてイスラエルの子らを導いたモーセが,必要以上のことをしようとしたことを生徒に紹介しましょう。主は,モーセの義父であるエテロの助言を通してモーセを助けられました。

出エジプト18:13-18を読み,モーセの義父が心配した理由を見つけてください。

  • モーセが毎日,一日中民に勧告を続けていたら,モーセに何が起こるかを示す言葉はどれですか。

  • 現代に当てはめると,それはどんな感じになるでしょうか。

定義する

次の二つの質問を使って,自分の期待していることを評価するのは,有益なスキルになることを生徒に説明します。この二つの質問をホワイトボードに書いてください。

  • わたしは主が望んでおられること以上に,あるいは主が望んでおられること以下に行おうとしているだろうか(自分が持てる力以上に速く走ろうとしているか,勤勉でないか)。

  • わたしはどのように主に助けを求めればよいか。

見本を示す

  • もしあなたがモーセと同じような状況に置かれたら,ホワイトボードに書かれた二つの質問にどのように答えますか。

さらに現代の例を示すと役に立つようであれば,生徒に自分やほかの人が抱いた非現実的な期待を幾つか発表してもらうとよいでしょう。ホワイトボードの質問を使って,以下の期待について評価するとよいでしょう。

  • わたしはモルモン書を1日90分読むつもりです。

  • もう二度と間違いは犯しません。

  • 伝道に備える必要はありません。そこにいる間に答えを見つけます。

実践する

生活の中でストレスや不安の原因となるものを一つ選び,自分の期待を評価する練習をします。聖霊の導きを求めながら,ホワイトボードに書かれた質問について自問し,主に助けを求める方法について考えてください。

信頼できる人に相談して,次のステップを見つける

スキルを定義する

自分の期待を吟味した後,主は生徒が次に何をすべきか分かるように助けたいと望んでおられることを生徒が理解できるように助けてください。主がわたしたちを助けてくださる方法の一つは,たとえば,信頼している人に相談するなど,ほかの人を通してです。生徒がほかの人に相談するときは,今何をしなければならないかや,何は後でよいか,何をやめたり,ほかの人にしてもらったりできるかを話し合うとよいでしょう。健全な境界線を設けたり,ある機会に「ノー」や「まだです」と言ったりすることに罪悪感を持つことは有益ではないことを生徒に伝えて安心させてください。

スキルの見本を示す

主は,義父であるエテロを通してモーセを助けられました。モーセが義父に相談すると,エテロが問題の解決策を示してくれました。

出エジプト18:19-24を読み,エテロがモーセに次に何をするよう勧告したかを見つけてください。

  • どうしてこの勧告が役に立つと思いますか。

モーセは一度にすべての問題に向き合うのではなく,次の一歩を踏み出すために必要な助けを得ることができました。

  • あなたがストレスや不安を感じているとき,主はあなたが誰に相談することを望んでおられるでしょうか。その人は,あなたにどのような助言を行ってくれましたか。

  • 賢明な勧告は,あなたやあなたの知人のストレスや不安をどのように軽減しましたか。

不安やストレスを感じているときには,親や兄姉,教師,カウンセラー,メンタルヘルスの専門家,教会の指導者,そのほかの人々を通して主が助けてくださることに,生徒が気づけるように助けてください。

スキルを練習する

学習帳に,圧倒されたり,ストレスや不安を感じたりしたときのことを振り返ってください。次に何をすべきかについて,主は誰に相談することを望んでおられると思うかと,その人と話すことでどのような助けが得られると思うかを書いてください。

生徒に配付資料を復習してもらい,この課のレッスンを通して気に入ったことや学んだことを発表してもらうとよいでしょう。自分の考えを付け加え,この課の真理を証してください。