福音コース
レッスン9:モルモン書の力を使う


レッスン9

モルモン書の力を使う

『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第5章

アメリカ大陸を訪れられる救い主

「モルモン書は、御霊と合わさるときに、改心におけるあなたの最も有力なリソースとなります。」(『わたしの福音を宣べ伝えなさい—イエス・キリストの福音を分かち合うためのガイド』113)モルモン書はイエス・キリストについて証する書物であり、末日にイスラエルを集めるために神が備えられた道具です。モルモン書から学び、その教えを応用するとき、わたしたちは神に近づくことができます。

振り返り、フォローアップする

ディスカッションリーダー:学習者に、このクラスで学んでいることを応用するために最近努力したことについて考えてもらいます。二人一組になって、どのような努力をしたか相手に伝えてください。または、クラスで発表してもらってもよいでしょう。

学習活動のオプション

ディスカッションリーダー:どの学習オプションが最もあなたのクラスのためになるか、よく祈って選んでください。練習したり応用したりする時間が十分残るようにしてください。

オプションA:なぜモルモン書は福音を分かち合うための重要な道具なのでしょうか

学習する

ディスカッションリーダー:よく使う道具について、学習者に考えてもらいます。次のような質問について話し合ってもよいでしょう。

  • この道具によって、生活がどのように楽になりますか。

  • 神は、御自分の業を行うためにどのような道具を与えてくださっているでしょうか。

ディスカッションリーダー:クラスの参加者の一人に、『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の第5章(113ページ)の最初の段落を読んでもらいます。学習者には、文を目で追いながら聞いてもらい、人々が神のもとに来るのを助けるために神が用いられる道具を一つ見つけてもらいます。この話し合いの中で、以下の言葉を読んでもよいでしょう。

デビッド・A・ベドナー長老は次のように教えています。

デビッド・A・ベドナー長老

「モルモン書はイエス・キリストのもう一つの証であり、末日における、改心のためのすばらしい手段です。」(「神の力とをもって、大いなる栄光のうちに」『リアホナ』2021年11月号、28)

ウリセス・ソアレス長老は、次のように証しています。

ウリセス・ソアレス長老

「モルモン書が、現代におけるイスラエルの集合をもたらし、人々が御子イエス・キリストを知ることができるようにするための神の道具であることを証します。」(「モルモン書の出現」『リアホナ』2020年5月号、34)

ディスカッションリーダー:次の空欄のある文をホワイトボードに書きます:「モルモン書は救い主の福音を分かち合うための最も重要なツールの一つです。なぜなら_____」

学習者に、空欄にふさわしい言葉を入れてもらいます。答えをホワイトボードに書きます。その後、次の指示を伝えます。

『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の第5章(113-122ページ)から、研究したい内容を一つ選びます。その箇所を読みながら、モルモン書が救い主の福音を分かち合うために不可欠な道具である理由をほかにも幾つか見つけてください。

ディスカッションリーダー:学習者が研究を終えたら、ホワイトボードの文章の空欄に、先ほどとは別の言葉を入れてもらいます。それから、次の質問のどちらか、または両方について、学習者に話し合ってもらってもよいでしょう。どちらかの質問の答えの中でモルモン書の具体的な聖句を挙げる場合は、その聖句をクラス全体で一緒に読むといいかもしれません。

  • モルモン書の真理をほかの人に話したことがありますか。あれば、そのときのことを話してください。

  • あなたはモルモン書の真理がどのような助けになってイエス・キリストに近づきましたか。または、モルモン書の真理がどのような助けになって人がイエス・キリストに近づくのを見たことがありますか。

ディスカッションリーダー:上の質問に対するあなた自身の答えを分かち合うといいかもしれません。

練習する

ディスカッションリーダー:モルモン書が福音を分かち合ううえで不可欠なリソースである理由の一つは、モルモン書には永遠に重要な疑問への答えが書かれていることだと説明します。以下の活動は、学習者がモルモン書を使ってそのような疑問の答えを見つけ、分かち合う練習をするのに役立ちます。以下の指示を見せてください。

  1. 『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の第5章(117-118ページ)にある「モルモン書は人の心の奥底にある問いに答えてくれる」という見出しの項を開いてください。

  2. その項から、特によく考えてみたい質問を一つ選びます。

  3. 関連する聖句を幾つか読み、選んだ質問にそれらの聖句がどのように役立つか考えてください。

  4. 研究した聖句の一つを分かち合い、その聖句がその質問にどのように答えているか説明できるよう準備します。

ディスカッションリーダー:クラスの参加者を二人一組に分けます。上記の指示の4で準備したことを、それぞれ相手に伝えてもらいます。お互いに相手に伝え終わったら、今度は別の人と組んで、もう一度伝える練習をしてもよいかもしれません。

そのほかの練習として、スキルの練習1:「モルモン書を人に紹介する」を行ってもよいでしょう。

目標を立てる

ディスカッションリーダー:時間を取って、クラスの参加者に学んだことを振り返り、目標を立ててもらいます。そのための方法として、例えば、ロナルド・A・ラズバンド長老の次の言葉とその下にある勧めを読むとよいかもしれません。

ロナルド・A・ラズバンド長老

「『今日』皆さんに勧めることは、皆さんの友人や家族、仕事の同僚、サッカーコーチ、スーパーの青果担当にモルモン書を渡すことです。彼らは、この書物の中にある主の言葉を必要としています。彼らは、日々の生活や、将来の永遠の生活についての疑問に対する答えを必要としています。彼らの前に広がる聖約の道や、彼らに対する主の変わることのない愛について知る必要があります。それらはすべてモルモン書の中にあるのです。

皆さんはモルモン書を手渡すときに、相手の思いと心を神の言葉に対して開いているのです。印刷されたモルモン書を持ち歩く必要はありません。スマートフォンで、『福音ライブラリー』アプリの聖文のセクションから共有することができます。」(「今日」『リアホナ』2022年11月号、27参照)

モルモン書をだれと分かち合うことができるか、よく祈って考えてください。その人にモルモン書について何を教え、ほかにどのようなことを言えばいいか考えます。考えたことを書き留めてください。

わたしの目標
  • わたしは、_____(あなたが行うこと)をします。

  • わたしは自分の目標を_____(簡単な計画)をすることによって達成します。

ディスカッションリーダー:コースを通じて目標を分かち合える仲間がいる場合は、次のクラスまでに、お互いにどのようにサポートし合ったり、忘れないようリマインダーを送り合ったりするかを話し合う時間を取ります。

オプションB:モルモン書はわたしやほかの人々が天の御父とイエス・キリストに近づくためのどのような助けになるでしょうか

学習する

ディスカッションリーダー:クラスの一人に、ラッセル・M・ネルソン大管長の次の言葉を読んでもらいます。その後、時間を取って、ネルソン大管長の質問に自分ならどう答えるか、学習者に深く考えてもらいます。

ラッセル・M・ネルソン大管長

「兄弟姉妹の皆さん、モルモン書はあなたにとってどれくらい貴いものですか。ダイヤモンド、ルビー、あるいはモルモン書を差し出されたとしたら、どれを選びますか。正直に、どれがあなたにとってより価値があるでしょうか。」(「モルモン書—この書物なしの人生とは」『リアホナ』2017年11月号、61)

  • モルモン書がダイヤモンドやルビーのような高価なものよりも価値があるのは、なぜでしょうか。

ディスカッションリーダー:下に挙げる研究活動では、クラスの半分に「モルモン書はキリストについて証している」を、もう半分には「モルモン書はわたしたちが神に近づくのを助ける」を研究してもらうとよいでしょう。

『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第5章の「モルモン書はキリストについて証している」「モルモン書はわたしたちが神に近づくのを助ける」(115、117ページ)という見出しの項を読んでください。モルモン書に価値がある理由を述べている文を3つ以上探して、印をつけます。

ディスカッションリーダー:クラスの参加者を二人一組に分けます。クラスのどの参加者も、組んだ相手には違う項を学習してもらってください。学習者に、下線を引いた3つの文を相手に見せて、その文が重要だと感じた理由を説明してもらいます。

お互い相手に教え終わったら、116ページの「聖文研究」の欄(「モルモン書はキリストについて証する」の項)から幾つかの聖句を一緒に読むとよいでしょう。次のような質問について、一緒に話し合っても結構です。

  • モルモン書を研究し、その教えを応用することは、あなたが神に近づくうえでどのような助けになってきましたか。

  • モルモン書を研究して、イエス・キリストについてどのようなことを学びましたか。

  • モルモン書を読んだことによって、イエス・キリストに対するあなたの証はどう変わってきたでしょうか。

練習する

ディスカッションリーダー:時間を取って、モルモン書からイエス・キリストについて証している聖句を見つけて分かち合う練習を、学習者にしてもらいます。以下の指示を見せるといいかもしれません。

イエス・キリストについて証している聖句をモルモン書から見つけてください。聖句は、『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第5章の「個人学習と同僚学習」(116-117ページ、「モルモン書はイエス・キリストについて証している」という見出しの下)で見つけることができます。または、自分でほかの聖句を探しても結構です。

見つけたそれぞれの聖句について、以下の問いに対する答えを記録してください。

  • その聖句はイエス・キリストについてどのようなことを教えているか。

  • このイエス・キリストについてのことを知ると、自分やほかの人はどのような影響を受けるか。

ディスカッションリーダー:学習者を少人数のグループに分けます。グループ内で、それぞれ見つけた聖句を一つか二つ、分かち合ってもらいます。また、上記の二つの問いに対する答えも、分かち合ってもらいます。

目標を立てる

ディスカッションリーダー:時間を取って、クラスの参加者に学んだことを振り返り、目標を立ててもらいます。以下の項目を見せて参考にしてもらってもよいでしょう。

学んだことに関連のある目標を立ててください。以下のアイデアを活用しても、自分で考えても結構です。

  • 毎日モルモン書を読む。イエス・キリストについて学べることに特に注意しながら読んでください。

  • モルモン書の中から自分にとって特に深い意味のある聖句をソーシャルメディアに載せるか、または知人に教える。なぜそれを分かち合うことにしたのか説明してください。

  • モルモン書アプリの機能(例えば、音声、言語、宣教師とつながるなど)を使ってみる。「モルモン書」アプリのことをだれかに教えてあげてください。

わたしの目標
  • わたしは、_____(あなたが行うこと)をします。

  • わたしは自分の目標を_____(簡単な計画)をすることによって達成します。

ディスカッションリーダー:コースを通じて目標を分かち合える仲間がいる場合は、次のクラスまでに、お互いにどのようにサポートし合ったり、忘れないようリマインダーを送り合ったりするかを話し合う時間を取ります。

オプションC:モルモン書と聖書は、どのような記述において互いに裏付けとなっているでしょうか

学習する

ディスカッションリーダー:この学習活動を始めるに当たって、以下に挙げるような場面を紹介するとよいかもしれません。

教会員ではない友人と神殿のオープンハウスに出席していたとします。あなたがモルモン書を信じていることが分かると、友人はこう尋ねてきました。「すでに聖書があるのに、モルモン書にはどんな存在価値があるの?」

ディスカッションリーダー:友人からこう聞かれたらどう答えるか、学習者に考えてもらいます。また、同じような状況を経験したことがあるか考えてもらってもよいでしょう。その後、次の指示を伝えます。

『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第5章の「モルモン書と聖書は互いに支え合う」(118-119ページ)の項を読んでください。上記の場面で質問された人の助けになるような教えを探してください。

ディスカッションリーダー:この場面で友人の助けになりそうなことを、学習者に発表してもらいます。この話し合いの中で、エゼキエル37:16-171ニーファイ13:40など、研究した項で挙げられている聖句を幾つか研究してもよいでしょう。次のような質問をしても結構です。

  • イエス・キリストについての証が複数ある方がよいのはなぜでしょうか。

  • 聖書とモルモン書を研究することでイエス・キリストを信じる信仰が強くなるのはなぜでしょうか。

練習する

ディスカッションリーダー:学習者が聖書とモルモン書で互いに裏付け合ってる聖句を見つける練習をする機会を設けます。以下の指示を見せるといいかもしれません。

聖書とモルモン書で互いに裏付け合っている聖句にはどのようなものがあるか、見つけてください。見つけるために、次の選択肢から一つ以上選んで行います。

  1. 『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第5章「モルモン書と聖書は互いに支え合う」(119ページ)の最後にある「個人学習または同僚学習」の欄に挙げられている例を研究する。

  2. 『聖句ガイド』を使って、興味のあるテーマを見つける。そのテーマについて書いてある聖句を聖書とモルモン書の両方から見つける。

  3. モルモン書からあなたの好きな聖句を幾つか見つける。脚注を調べて、その聖句の理解を深める聖句が聖書にあるかどうか確認する。

ディスカッションリーダー:見つけた例を、二人一組か少人数のグループで分かち合ってもらいます。手を挙げてくれた何人かの学習者に、クラスで発表してもらってもよいでしょう。

目標を立てる

ディスカッションリーダー:時間を取って、クラスの参加者に学んだことを振り返り、目標を立ててもらいます。以下の項目を見せて参考にしてもらってもよいでしょう。

学んだことに関連のある目標を立ててください。以下のアイデアを活用しても、自分で考えても結構です。

  • モルモン書を研究するとき、脚注を見て、学んでいることに関連する聖句を聖書から見つける。

  • 新約聖書の四福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)の一つを研究する。イエス・キリストについてどのようなことが分かるか、どのようなことを感じるか考えながら読む。

わたしの目標
  • わたしは、_____(あなたが行うこと)をします。

  • わたしは自分の目標を_____(簡単な計画)をすることによって達成します。

ディスカッションリーダー:コースを通じて目標を分かち合える仲間がいる場合は、次のクラスまでに、お互いにどのようにサポートし合ったり、忘れないようリマインダーを送り合ったりするかを話し合う時間を取ります。

次回

ディスカッションリーダー:次回のクラスでレッスン10を教える準備ができていれば、予習として『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第6章を研究してくるようクラスの参加者に言ってもよいかもしれません。また、リマインダーを送ってもよいでしょう。