「学習評価3:出エジプト記とレビ記」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)
「学習評価3:出エジプト記とレビ記」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
出エジプト35-40章;レビ1章;4章;16章;19章:第55課
学習評価3
出エジプト記とレビ記
自分の霊的な学習について振り返り,評価することは,救い主に近づくのに役立ちます。この課は,生徒が自分の設定した目標と,最近の旧約聖書の研究を通して経験した成長について振り返るのに役立ちます。
生徒の準備:今年,旧約聖書を研究して学んだことや,自分が霊的に成長したことを,発表する準備をしてきてもらいます。生徒が自分の成長と学習に気づけるように,学習帳や聖典のメモを見返すよう生徒に勧めるとよいでしょう。
学習活動案
生徒のこれまでの出エジプト記とレビ記の学習では,この課で評価したものとは異なる結果に焦点が当てられているかもしれません。その場合,活動を調整して,過去の授業で焦点を当てた結果に照らして,生徒の成長を評価してください。
この課では,以下の事柄に対する結果について生徒に評価してもらいます。
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主の預言者の役割を説明する。(注:この活動では,生徒は,アダム,エノク,ノア,モーセなど,これまで旧約聖書に登場した預言者から学んだ,預言者の役割を説明に組み込むことができます。)
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力と解放を求めて主に頼りたいという望みが強くなるのを感じる。(注:この活動は特に第47課:「出エジプト16章」に関連していますが,第42課:「出エジプト12-13章,第1部」や第45課:「出エジプト14章」など,他の課も役に立つ可能性があります。)
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主の預言者に従う。(注:この活動は,特に第39課「出エジプト2-4章」に関連しています。)
霊的な成長を評価する
授業の最初に,一本の線の上に人の絵または棒人間の絵を3つ描くとよいでしょう。棒人間の絵は,3つの異なる時期の生徒を表し,線は生徒の一生を表しています。それぞれの棒人間の下に,過去,現在,未来と書きます。その後,生徒の一人に次の言葉を読んでもらいます。
七十人のJ・デビン・コーニッシュ長老は,自分の霊的な成長に気づくのに役立つ比較について次のように説明しています。
「もし比べるなら,過去の自分と現在の自分を比べましょう。さらには将来なりたい自分と比べましょう。」(「『わたしは十分に善良でしょうか』『わたしにできるでしょうか』」『リアホナ』2016年11月号,33)
生徒に,現在,自分は過去と比べてどのように変わったかや,将来どのように変わりたいかを考えてもらいます。自分の成長を振り返ったり,成長を目指したりすることがなぜ役に立つのかを,生徒に尋ねるとよいでしょう。その後,聖霊に助けを求めながら,次の質問に対する答えを学習帳に書いてもらいましょう。
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旧約聖書の研究を通して天の御父とイエス・キリストについて学んだことで,御二方との関係を強くしたものは何ですか。
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旧約聖書の研究を続けるなかで,天の御父やイエス・キリストとの関係を強めるために,どのようなことができるでしょうか。
生徒が深く考えて答えを書く時間を十分に取った後,有志の生徒に発表してもらうとよいでしょう。この課の残りの部分では,最近の旧約聖書の研究から学んで,実践した事柄を具体的に振り返る機会があることを説明します。
主の預言者の役割を説明する
主の預言者の役割を説明するのに生徒が備えられるよう,旧約聖書でこれまで研究してきた預言者の何人かを生徒に思い出してもらうとよいでしょう。生徒が預言者を思い出すのに助けが必要であれば,あなたが研究した預言者の写真を幾つか掲示するとよいでしょう。
次に,生徒をグループに分けて,以下の活動を行ってもらいましょう。各グループで一人指名して,グループの答えを書いてもらいましょう。
主の預言者の様々な役割を復習するために,以下の聖句の一部または全部を研究してください。主が預言者に与えられる役割や責任で,あなたが気づいたものをリストにしてください。研究しながら,これらの役割を理解することがなぜ重要なのかを考えてください。
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ジョセフ・スミス訳創世50:27-28(「ジョセフ・スミス訳付録」)
生徒が研究を終えたら,預言者の様々な役割と,それらの役割を通して預言者がわたしたちを天の御父やイエス・キリストとどのように結びつけてくれるかを説明する機会を設けます。これを行うには,以下の活動の一つをクラス全体で重点的に行うか,二つ以上の選択肢を提示し,生徒にそのうちの一つを選ばせるとよいでしょう。
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初等協会の7歳の子供たちに,主の預言者の役割を説明してください。
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あなたと同年代の人で,預言者とは何かを知らない人に,主の預言者の役割を説明してください。
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『聖句ガイド』の「預言者」の項を書き写してください。
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預言者の務めの内容を書いてください。
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概念マップを作成してください。ページの中央に円を描き,その中に預言者と書いてください。その円の周りにさらに幾つか円を描き,それぞれの円の中に預言者の役割や預言者が大切な理由を書きます。メインの円から周囲のそれぞれの円に向かって線を引きます。
力と解放を求めて主に頼りたいという望みが強くなるのを感じる
力と解放を求めて主に頼ることについて,生徒がこれまでに学んだことを思い出せるように,パンの画像を見せます。主がイスラエルの民に贈られたマナの賜物について覚えていることを,生徒に発表してもらいましょう。(第47課の「出エジプト16章」の正誤クイズを使って,生徒の復習に役立ててもよいでしょう。マナについて詳しく研究することで主について学んだ真理を思い出すように生徒に言いましょう)。
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毎日主に頼りたいと願う現在のあなたの気持ちは,数週間前と比べてどうでしょうか。そのように願う気持ちが膨らんだと感じる場合,何がそのような変化に貢献したと思いますか。もし気持ちが膨らんでいなかった場合,どのように行動を変えればよいと思いますか。
そのほか,「毎日主に頼るとはどういうことで,どのような気持ちになるものかについて,どのようなことを学びましたか」や,「毎日主に頼る努力をするなかで,主についてどのようなことを学びましたか」といった質問をしてもよいでしょう。
主の預言者に従う
今日の預言者の写真を見せるとよいでしょう。前の課(第39課:「出エジプト2-4章」)で,主の末日の預言者の教えに従うという目標を立てたことを生徒に思い出してもらいます。生徒に,次の質問について心の中で考えてもらいます。
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現代の預言者の教えに従って行動することによって,主と主の預言者についてどのようなことを学びましたか。
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主の預言者に従おうとする努力の中で,うまくいっているのはどのようなことですか。
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どのような障害にぶつかりましたか。どうすれば,それらの障害が克服できるでしょうか。
十分に時間を取った後,生徒が自分の考えを発表する機会を設けます。これは二人一組で行ってもかまいませんし,有志の生徒にクラスで発表してもらってもかまいません。
生徒は今,信仰の旅路の様々な地点にいます。クラスの中には,自信を持って預言者に従うことができない生徒がいるかもしれません。次の質問は,生徒が学んだことを発表し,証を分かち合うことで,自信が持てないでいるクラスメートを励ますのに役立ちます。
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主の預言者に従うかどうか迷っている友達に,どのようなことを知ってほしいと思いますか。
聖霊に助けを求めながら,主に頼り,主の預言者に従って,霊的に成長し続けようと努めるよう生徒に勧めます。