セミナリー
出エジプト25章;35-40章:「主の栄光が幕屋に満ちた」


「出エジプト25章;35-40章:『主の栄光が幕屋に満ちた』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)

「出エジプト25章;35-40章:『主の栄光が幕屋に満ちた』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

出エジプト35-40章;レビ1章;4章;16章;19章:第52課

出エジプト25章35-40章

「主の栄光が幕屋に満ちた」

A depiction of the Israelite tabernacle in the wilderness.  The tabernacle is viewed from above.  The interior and exterior of the tabernacle are depicted.

主の命令に従って,イスラエルの民は荒れ野に幕屋,つまり神殿を建てました。この幕屋は持ち運び可能な聖所で,彼らの旅の途中,主が民のそばのそこに住まわれます。この課は,主の神殿で主を礼拝したいという望みを,生徒がより強く感じられるようになるのに役立ちます。

生徒の準備:生徒に,福音ライブラリーやtemples.ChurchofJesusChrist.orgを使って,神殿に関係する写真やビデオを見つけてもらうとよいでしょう。生徒に,主の神殿についてどのように感じているかを考えてもらいます。現代の神殿は,天の御父とイエス・キリストを覚えておくのにどのように役立つかを生徒に考えてもらいます。

学習活動案

神殿の目的は何か

次のシナリオを紹介して,この課を始めるとよいでしょう。シナリオを紹介した後に質問を表示し,生徒に二人一組で話し合ってもらいましょう。

あなたの地域で神殿が間もなく奉献されると想像してください。あなたは友達を神殿のオープンハウスに誘います。友達はあなたの招待を受け入れましたが,自分は神殿について何も知らないと言います。

  • 神殿とその目的について,あなたは友達にどのようなことを理解してほしいと思いますか。

  • 友達からなぜ神殿があなたにとって大切なのかと聞かれたら,どのように答えますか。

    友達への答えについて,生徒に二人一組で話し合ってもらった後,次の質問に対する答えを考えてもらいます。

  • 一貫して主を神殿で礼拝したいと思うあなたの気持ちを,1(低い)から5(高い)の尺度で評価してください。

前の質問に対して,なぜそのように答えたのかを,生徒に考えてもらいましょう。

今日の学習では,神殿と,それがわたしたちを天の御父やイエス・キリストとどのように結びつけてくれるかについて,聖霊が教えてくださることに注意を払ってください。主の神殿で主を礼拝したいという望みを,より強く感じられるよう,霊感を求めてください。

主は幕屋を建てるようイスラエルの民に命じられる

シナイ山でモーセと話されたとき,主はイスラエルの民に,金,銀,そのほかの貴重な資材を主のための聖所,つまり幕屋を建てるためにささげるよう求められました。現代においても,わたしたちは聖なる場所,聖所としての役割を果たす神殿を建てるよう求められています。

出エジプト25:8を読んで,主がなぜイスラエルの民に幕屋を建てるよう求められたのか見つけてください。

  • どのようなことが見つかりましたか。

  • 主がこの戒めを与えられた理由から,主について,また主がわたしたちに対してどのように感じておられるかについて,どのようなことが分かるでしょうか。

幕屋の象徴

セミナリーのアイコン聖文には,天の御父とイエス・キリストについて教えてくれる象徴がたくさんあることを生徒に思い出してもらいます。象徴から学ぶことは,聖文からより多くのことを学ぶのに役立つ研究スキルです。

象徴を用いる方法をさらに訓練するには,「教師養成スキル」(2022年),9にある「イエス・キリストについて証する象徴を探す」を参照してください。

幕屋にある物や儀式は象徴的でした。それらは,天の御父とイエス・キリストについて,また人生の旅路を経て御二方のもとに戻る方法についてイスラエル人に教えるためのものでした。

セミナリーのアイコン幕屋が象徴するものについて生徒が学べるように,「旧約聖書の幕屋」というタイトルの資料を配るとよいでしょう。また,テープかひもを使って,配付資料にある図を教室の床に再現してもよいでしょう。

生徒に,少人数のグループで幕屋にある物を研究してもらうとよいでしょう。グループごとに,研究する対象物を割り当ててもかまいません。その後,各グループに見つけたことをクラスで発表してもらいます。それらの物が天の御父とイエス・キリストについて何を教えているか考えるときには,御霊の導きを求めることを生徒に思い出してもらいます。必要に応じて教師が助け船を出してもかまいませんが,基本的には,生徒が自分自身で学びながら,聖霊を通して自分で発見し,つながりを見つけられるようにするのがよいでしょう。

7:19

配付資料の代わりに,生徒に「古代の幕屋を通して見る人生の旅路」(『リアホナ』2018年3月号,52-53)を研究してもらうか,ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「The Tabernacle」(7:18)を見てもらってもよいでしょう。

生徒が研究するのに十分な時間を取った後で,学んだことを発表してもらいましょう。話し合いの一環として,以下のような質問をするとよいでしょう。

  • どの象徴が,あなたにとって特に意味深いもの,あるいは興味を引かれるものでしたか。

  • 幕屋の象徴から,天の御父とイエス・キリストについてどのようなことが分かりましたか。

現代の神殿

An exterior shot of the Kinshasa Democratic Republic of the Congo Temple. We see exterior images of the temple.

現代の神殿の画像を掲示するとよいでしょう。今日の神殿には,古代イスラエル人の背きのために神が差し控えられたメルキゼデク神権の儀式が含まれることを説明します。このような違いはあるものの,現代の神殿と古代の幕屋には多くの類似点があります。

  • 現代の神殿と古代の幕屋にはどのような類似点があるでしょうか。

  • これらの類似点からどのような真理が学べるでしょうか。

前の質問に対する様々な答えを生徒に発表してもらいます。生徒が見つけ出した真理をホワイトボードに書き出します。生徒からは,次のような内容の真理が,自分自身の言葉で発表されるとよいでしょう。

  • 主はわたしたちに,御自身がわたしたちのうちに住めるよう,神殿を建てるよう命じておられます。

  • 神殿の儀式と象徴は,天の御父とイエス・キリストについて教えています。

  • 神殿は,わたしたちが天の御父とイエス・キリストのもとに帰る備えをするのに役立ちます。

古代の幕屋と同様に,現代の神殿にも,天の御父とイエス・キリストについて教えている象徴があることを説明します。

Baptistry (Temples) at Provo City Center Temple
Winnipeg Manitoba Temple. An interior image of the temple featuring the Sealing Room. There are chairs around an altar. Above the altar is a chandelier. There is a stained glass window on one side.
  • 現代の神殿は,天の御父とイエス・キリストを覚えておくのにどのように役立つでしょうか。

    前の質問についての話し合いの一環として,現代の神殿内部の実際の部屋の写真を見せるとよいでしょう。例えば,神殿のバプテスマ室の写真を指し示して,死者のためのバプテスマの儀式は,天の御父とイエス・キリストについて何を教えているかを生徒に尋ねるとよいでしょう。上の画像や,ChurchofJesusChrist.orgにある「神殿の内部」の記事にある画像を使うとよいでしょう。

    ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「Welcome to the Washington D.C. Temple」(11:46)を見てもよいでしょう。このビデオは,現代の神殿が天の御父とイエス・キリストについてどのように教えているかを生徒が理解するのに役立つもう一つのリソースです。時間に余裕がない場合は,タイムコード0:00-3:49,4:37-7:44,または8:16-9:04のいずれかの部分を見るとよいでしょう。

    11:45
  • 神殿が天の御父とイエス・キリストについて教えてくれることが分かっていると,神殿で礼拝したい気持ちにどのような影響があるでしょうか。

  • 神殿によってあるいは神殿・家族歴史活動に参加することによって,天の御父とイエス・キリストをより近くに感じたのはどのようなときでしたか。

自分の印象を記録しておく

今日,聖霊から学んだことや感じたことを生徒が振り返るのを助けるために,次の質問に対する答えを学習帳に書いてもらうとよいでしょう。

  • 神殿で主を礼拝したいという気持ちに影響を与えるどのようなことを,今日,聖霊から学んだり感じたりしましたか。

協力してくれる生徒何人かに,書いたことを発表してもらいます。神殿で主を礼拝したいという自分の望みについては,第80課「学習評価5」で振り返る機会があることを生徒に伝えます。

今日話し合った真理について証します。