セミナリー
出エジプト2-4章:「わたしはあなたの口と共にある」


「出エジプト2-4章:『わたしはあなたの口と共にある』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)

「出エジプト2-4章:『わたしはあなたの口と共にある』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

出エジプト1-6章:第39課

出エジプト2-4章

「わたしはあなたの口と共にある」

Jesus Christ appearing to the prophet Moses.  Mist or a cloud hovers around the figure of the Savior.

わたしたちが困難に直面するとき,主は預言者を通して愛をもってわたしたちを導いてくださいます。パロの統治下で,イスラエルの子らは奴隷となって苦しみ,主に叫び求めました。主は彼らの叫びを聞き,彼らを救うためにモーセを預言者として召されました。この課は,預言者を通して語られる主の言葉を,生徒が十分に生活に取り入れることができるように助けるものです。

生徒の準備:生徒に,預言者の最近の教えを復習してもらいます。その後,預言者の教えに従うことでどのような祝福を受けたか,家族や友人と話し合ってもらいます。

学習活動案

どの声を信頼すべきか

この言葉を分かち合い,次の質問をしてクラスを始めましょう。

十二使徒定員会のニール・L・アンダーセン長老は,このように説明しています。

16:5
Former Official portrait of Elder Neil L. Andersen of the Quorum of the Twelve Apostles, 2010, August.   Replaced September 2019.

「わたしたちは非常に騒々しい惑星に住んでいます。インターネット,スマートフォン,数々の娯楽など,あらゆるものがわたしたちの注意を引いて影響を及ぼし〔ます〕。」(「神の預言者」『リアホナ』2018年5月号,26)

過去数日間に,あなたが見聞きした声を幾つか,例として挙げてみましょう。

  • 様々な情報源について,どのようなことに気づきましたか。

  • 預言者の言葉はほかの声とはどのように異なっているでしょうか。

以下の自己評価文を生徒に見せて,それぞれ答えを考えてもらいましょう。

以下の各文について,1(まったく当てはまらない)から5(非常に当てはまる)までの5段階で自己評価してください。

  1. わたしは他の声や影響よりも,預言者や使徒の言葉を信頼しています。

  2. わたしは主の預言者と使徒から受ける勧告と指示に信頼を寄せています。

  3. わたしは今日の預言者や使徒たちの言葉を学ぶ努力をしています。

今日,生徒が研究する際に,生活の中で預言者や使徒の勧告にさらによく従う方法について,御霊からの印象に耳を傾けるように招きます。

主はモーセを預言者として召された

主が御自分の預言者となるようモーセをどのように備えられたか,生徒が理解できるように,モーセの幼少期について知っていることを生徒に発表してもらいましょう。生徒が知っていることを思い出せるように,赤ん坊のモーセの絵を見せるとよいでしょう。ChurchofJesusChrist.orgにある「赤んぼうのモーセ」というビデオを見せてもよいでしょう。

1:36

以下の段落には,生徒が要約するときに役立つ詳細が含まれています。

預言者モーセはイスラエル人として生まれましたが,エジプトのパロの家庭で育ちました。モーセが幼子だったとき,パロは生まれたばかりのイスラエル人の男子をすべて殺すよう命じました(出エジプト1:22参照)。モーセを救うために,母親はモーセをかごの中に隠し,川のほとりに置きました。パロの娘がモーセを見つけ,自分の息子として育てました(出エジプト2:1-10参照)。エジプトで,モーセは十分な教育を受け,「言葉にも行いにも力」がありました(使徒行伝7:22)。

大人になったモーセは,イスラエル人の奴隷の一人を守ったときにエジプト人を殺してしまいました。モーセはミデアンに逃れ,そこでエテロという名の大祭司とともに暮らし,エテロの娘チッポラと結婚しました(出エジプト2:11-21参照)。ミデアンで羊の世話をしていたとき,モーセはエホバの声を聞く経験をしました。

次の絵を見せます。生徒に以下の聖句を読み,少人数のグループに分かれて以下の質問に答えながら,自分がモーセになったと想像してもらいます。その後,クラスで学んだことの要点を分かち合いましょう。

The Old Testament prophet Moses kneeling before the burning bush on Mount Sinai.  Light is emanating from the bush.

出エジプト3:1-6。あなたはどう感じるでしょうか。それはなぜですか。

出エジプト3:7-14。主のどの教えが,あなたにとって最も意味深いもの,または慰めとなりましたか。

生徒がこれらの聖句を研究するとき,イエス・キリストに焦点を当てられるように,ホワイトボードの中央に救い主の絵を掲示するとよいでしょう。生徒に,救い主についての言葉を絵の周りに書いてもらい,救い主について,また主とモーセやイスラエルの子らとの関係について学べることを,救い主の言葉を通して説明してもらいましょう。洞察の例としては,イエスがモーセの名を呼んだこと(4節),イエスがおられることで地が聖なるものになったこと(5節),イエスが苦難を見て,御自分の民の叫びを聞かれたこと(7節),イエスがモーセとともにいることを約束されたこと(12節)などがあります。

生徒が言及しなかった場合は,「わたしは有る」という称号を指摘します(出エジプト3:14)。これはエホバと語源を同じくする言葉で,「主はおられる」または「主は存在する」と解釈できると説明します。この名前は,イスラエルの民には容易に認識できたことでしょう。生徒がこの名前の重要性を理解できるように,主が確かに存在し,常におられると知ることになぜ意味があるのかを尋ねてみましょう。

生徒に答えを発表してもらった後,次の質問をするとよいでしょう。

  • もしあなたがモーセの立場になったら,どのような疑問や不安を抱いたでしょうか。

御自分が何者であり,約束を主が宣言されたにもかかわらず,モーセはイスラエルを救い出すという自分の召しについて,依然として懸念を抱いていたことを説明します。

出エジプト4:10-15を読み,主がモーセの懸念にどのように対処されたかを見つけましょう。

  • これらの聖句から,預言者の言葉についてどのようなことが学べるでしょうか。

    主は預言者を通して御自分の言葉を語られるという真理を,生徒が見いだせるようにします。

  • この真理を知ることは,あなたの人生や決断にどのような影響を与えるでしょうか。

生徒がこの真理をよりよく理解できるよう,次のビデオを見せるとよいでしょう。

1:38
2:56

この課の冒頭の話と,わたしたちの注意を引こうとする様々な声を思い出しましょう。主は預言者を通して語られることと,他の声よりも預言者に耳を傾けるべきであることを,ほかの人に理解してもらうためには,どのようなことを分かち合えばいいのか考えてみましょう。出エジプト3章から学んだことや,主が預言者を通して御言葉を語られることを知る助けとなった,あなたやあなたの知人の経験を含めるとよいでしょう。

生徒に,どう答えるかを発表してもらいます。追加の質問としては,「その理解によって,あなたやあなたの知人はどのような祝福を受けましたか」などが考えられます。

主の預言者の言葉を生活に応用する

  • 主の預言者を通して与えられる主の言葉を聞き,生活に応用する方法にはどのようなものがあるでしょうか。

数人の生徒に,預言者の教えを応用した例を分かち合ってもらいましょう。役に立つようであれば,以下のようなアイデアを分かち合いましょう。

  • 最近の総大会の説教から,具体的な預言的な勧告を応用する。

  • 預言者の言葉をもっと頻繁に研究する。毎朝,学校に行く準備をしながら総大会の説教を聞くなど。

  • 大管長会と十二使徒定員会の各会員による最近の総大会の説教を研究する計画を立てる。(生徒がデジタル機器を用いてアクセスできる場合は,福音ライブラリーアプリの学習計画機能を使うこともできます。)

自分の生活の中で,預言者を通して主の言葉を聴き,応用する方法を学習帳に書いてみましょう。計画の一部として,どのような障害に直面する可能性があるかも記録してください。それぞれの障害について,克服する方法を書きましょう。

今後行う第55課:「学習評価3」で,自分の立てた計画を実行できているか,評価する機会があることを生徒に説明します。

今日,主は生ける預言者を通して語られるという証を分かち合ってレッスンを終えましょう。