セミナリー
イザヤ11-12章:「国々のための旗」


「イザヤ11-12章:『国々のための旗』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)

「イザヤ11-12章:『国々のための旗』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

イザヤ1-12章:第116課

イザヤ11-12章

「国々のための

Oil painting of a side view of Joseph with hands outstretched, squinting agianst bright sunlight in the act of speaking.  He is dressed in a blue coat, orange patterened vest, dark pants and white shirt with high collar.  Several people in the audience sit at his left in rapt attention.  Tall trees are seen in the background.

神の子供たちは霊的に散らされており,神は彼らを御自分の福音のある安全な場所に集めたいと望んでおられます。イザヤは木と旗の比喩を用いて,イスラエルの集合について預言しました。この課は,生徒がほかの人と福音を分かち合いたいという意欲を高めるのに役立ちます。

生徒の準備:各生徒に,この課の冒頭にある二つの自己評価の質問を提示し,自分ならどのように答えるかを深く考えてもらいましょう。

学習活動案

福音を分かち合うことについてどのように感じているか

次の中から一つを準備し,生徒に聴いてもらいながら,福音を分かち合うことについて自分はどのように感じているかを深く考えてもらいます。

  • 生徒自身や生徒の知人が福音を分かち合ったときの話(レッスンの時に,自分の経験を誰か話してくれるかどうか生徒に尋ねてもよいですし,前もって指名しておいてもよいでしょう)。

  • あなた自身の経験の一つ

  • ゲーリー・E・スティーブンソン長老「愛し,分かち合い,招く」2022年5月号から,以下のストーリーのいずれか一つ

    • ウィサン兄弟(85-86ぺージまたはタイムコード5:43-7:09)

      13:3
    • マイラ(86ぺージまたはタイムコード8:35-9:46)

      13:3

生徒に,自分はどれくらい福音を分かち合う可能性があるか深く考えてもらいましょう。次の質問の答えを学習帳に書いてもらうとよいでしょう。

  • あなたは,福音を分かち合うことについてどのように感じていますか。

  • そのように感じるのはなぜですか。

生徒にその意欲があれば,自分の考えや気持ちをクラスで発表してもらってもよいでしょう。

今日の学習では,福音を分かち合いたいという望みが高まるよう,聖霊を通して助けを求めてください。また,疑問や心配事がある場合も,聖霊を通して助けを求めてください。

イザヤの預言

次のような絵を描いたり,掲示したりするとよいでしょう。ただし,部位名は入れないでください。そのほうがよいと思えば,生徒に学習帳に同じような絵を描いてもらいましょう。

イザヤ11章で,イザヤは木の各部分を象徴的に使って教えました。

イザヤ11:1を読み,その絵に部位名を書いてください。(株は切り株と,芽は小枝や若枝とも読めることを知っておくと役に立つかもしれません)。

  • どのようなツールやスキルを使えば,株がだれを,あるいは何を象徴しているのかが分かるでしょうか。

考えられる答えには,章の見出しと脚注(英語の聖文のみ)があります。生徒がこれらを使って象徴を見つけられるよう助けてください。例えば,footnote(脚注) 1c は,次の教義と聖約の聖句を参照しています。

教義と聖約113:1-2を読み,株が何を象徴しているか,霊感による答えを見つけてください。

ホワイトボードの絵の株または幹に「イエス・キリスト」と書きましょう。生徒は,自分の聖典のイザヤ11:1の横にこの言葉を書いてもよいでしょう。

  • 救い主が幹だとしたら,切り倒された木の部分は何を象徴しているでしょうか。

考えられる答えは,救い主はダビデ(エッサイの息子)を通して偉大な王国(木)を建てられたが,彼らは邪悪に陥り,複数の王国に分裂して,最終的には(木が切り倒されるように)征服されることになる,ということです。しかし,救い主は御自分の聖約を覚えておられたので,ダビデの子孫が成長するのを助け,彼らを再び集めることを約束されました。

イザヤはその後,再臨と福千年を通して救い主を預言しました。以下の聖句から一つか二つを読んで,救い主とその影響についての説明を見つけてください。

  • イザヤ11:2-5

  • イザヤ11:6-9。(:これらの節は,福千年と,主に関する知識が世界にどのような影響を与えるかを説明しています。「毒蛇」も「まむし」もどちらも毒ヘビを指しています)。

  • イザヤ12:1-6

生徒が見つけた,救い主や救い主の影響についての語句の中で,救い主に近づきたいとか,ほかの人々が救い主のもとに集まるのを助けたいという意欲をかき立てる語句を,生徒に発表してもらいましょう。必要に応じて,イザヤ11:6-9は,救い主が世にもたらされる平安を表していることを説明するとよいでしょう。

ジョセフ・スミスの預言

The Prophet Joseph Smith sitting on his bed in the Smith farm house. Joseph has a patchwork quilt over his knees. He is looking up at the angel Moroni who has appeared before him. Moroni is depicted wearing a white robe. The painting depicts the event wherein the angel Moroni appeared to the Prophet Joseph Smith three times in the Prophet's bedroom during the night of September 21, 1823 to inform him of the existence and location of the gold plates, and to instruct him as to his responsibility concerning the plates.

若いジョセフ・スミスの前に現れたモロナイの絵を見せ,次のことを説明します。

モロナイはジョセフ・スミスにイザヤ11章を何度か引用しました(ジョセフ・スミス—歴史1:40,45-46,49参照)。イザヤは末日の救い主だけでなく,ジョセフ・スミスについても預言しました。イザヤ11:1の「芽」の横とイザヤ11:10の「根」の横に,「ジョセフ・スミス」と書くとよいでしょう(教義と聖約113:3-6も参照)。

イザヤ11:10-12を読んで,主が預言者ジョセフ・スミスを通してなさろうとしている業を見つけてください。

生徒が見つけたことを発表するときは,注意深く耳を傾けてください。それが役に立ちそうであれば,以下の説明を行ってもよいでしょう。

  • 「再び手を伸べて,その民の残れる者をあがなわれる」(イザヤ11:11)という表現は,末日のイスラエルの集合を指しています(教義と聖約137:6参照)。

  • 旗とは,軍隊がその下に集まったり,それを先頭に行進する旗のことです。

  • 「国々のための」(イザヤ11:12)は,すべての儀式と聖約を含む末日聖徒イエス・キリスト教会の回復を指しています(教義と聖約45:9参照)。

次の文章をホワイトボードに書きましょう:主の回復された教会は,人々をイエス・キリストの福音に集めるための旗である。

国々のための旗

セミナリーのアイコン生徒がこの原則をよりよく理解できるように,資料「国々のための旗」を配ります。以下の指示を掲示し,生徒に個人または少人数のグループで,配付資料に記入してもらいます。

質問1:人々が救い主とその教会に集まりたいと望むのはなぜでしょうか。

旗には,イエス・キリストとその回復された教会について知っていることで,人々が主のもとに集まり,主の教会に加わるよう引きつけられると思うことを幾つか書いてください。末日聖徒イエス・キリスト教会独自のもの(例えば,モルモン書,現代の預言者,神の神権,末日の神殿など)を入れてもよいでしょう。これらのことを通して,主はどのようにわたしたちを祝福してくださるかについて書いてください。

質問2:なぜほかの人々とともに主のもとに集まるのでしょうか。

旗の周りに集まった人形の横に,ほかの人たちと一緒に主のもとに集まることで受けられる祝福を幾つか書きましょう。軍隊が集合する利点と,それがわたしたちにどのように当てはまるか,ワードや支部の様々な人々が互いに強め合う方法,モーセ7:18に示されている利点について考えるとよいでしょう。

質問3:どうすれば,救い主のもとに来るよう,人々を招くことができるでしょうか。

旗の周りに集められた人の形の下に,イエス・キリストの福音をほかの人と分かち合う方法を幾つか書いてください。あなたが試した方法を含めるとよいでしょう。

生徒が配付資料に記入し終えたら,配付資料に書いたことと,それに対して感じたことを生徒に発表してもらいましょう。発表する気持ちが自然と起きない場合は,今日学んだことが,福音を分かち合う意欲を高めるのにどのように役立つかを話してもらいましょう。