「イザヤ書の紹介:イザヤの言葉はまことに偉大である」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)
「イザヤ書の紹介:イザヤの言葉はまことに偉大である」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
イザヤ1-12章:第113課
イザヤ書の紹介
イザヤの言葉はまことに偉大である
預言者イザヤには,イエス・キリストによる贖いについて教えるという非常に重要な責任がありました。このメッセージは,イザヤの時代の人々だけでなく,現代のわたしたちにも向けられたものです。イエス・キリストについてのイザヤの教えを熱心に研究することは,努力する価値のあることです。この課は,生徒がイザヤ書の研究を通してイエス・キリストについて学ぼうという意欲を持つのに役立ちます。
生徒の準備:イザヤに関する重要な事実を発表できるよう準備をしてレッスンに来るよう,生徒を招くとよいでしょう。『聖句ガイド』で「イザヤ」と調べてもよいでしょう。
学習活動案
おすすめの本
レッスンのはじめに以下の言葉を見せ,生徒に,そう言われたら,その本を読む気になる可能性が最も高いものから低いものの順に並べてもらいましょう。
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とても面白そうだ
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家族や友達から推薦された
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学校の授業で課題として出された
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オンラインのレビューがすばらしい
何人かの生徒に,なぜそれをいちばんにしたかと,それをいちばんにした理由を話してもらいましょう。
3ニーファイ23:1-3を読み,救い主はどの本を学ぶようわたしたちを招かれたを見つけてください。
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イザヤの言葉を熱心に調べるようにという救い主の戒めについて,あなたはどう思いますか。
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救い主の戒めは,イザヤ書の研究に対するあなたの取り組み方にどのような影響を与えるでしょうか。
生徒に,イザヤの言葉を熱心に研究する自信がどれくらいあるかを示してもらうとよいかもしれません。これを行う一つの方法は,教室の壁の一つに「とても自信がある」と表示し,別の壁に「あまり自信がない」と表示することです。生徒に,自分の自信の度合いに応じて壁の間に立ってもらいます。有志の生徒に,自分の自信の度合いを説明してもらいます。
イザヤの教えがイエス・キリストに近づく助けとなるという確信を持てるよう,聖霊が助けてくださることを生徒に伝えてください。
預言者イザヤについて,どのようなことを知っておくと役に立つでしょうか。
生徒が預言者イザヤについてある程度理解できるよう,インフォグラフィック「イスラエル王国とユダ王国の概要」を見せるとよいでしょう。生徒にイザヤを見つけてもらいます。
以下の質問に対する答えを,インフォグラフィックの中から生徒に見つけてもらうとよいでしょう。
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イザヤはどの王国に住んでいましたか。(ユダ)
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ほかに,イザヤと同じ時期に教えを説いた預言者はだれでしょうか。(ミカ,ホセア,ヨナ)
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イザヤが預言してから約1世紀後に起こった重大な出来事は何でしょうか。(ユダがバビロンに捕らえられた)
詳しくは,『聖句ガイド』の「イザヤ」の項を参照してください。「生徒の準備」で,そのほかにイザヤについて学んだことを発表してもらうとよいでしょう。
次の段落を読むか,要約してください。
生前,預言者イザヤはエホバ(イエス・キリスト)への信仰に背を向けた人々に教えを説きました。彼らに対するイザヤのメッセージは,「主は救いである」という意味のイザヤ自身の名前に反映されています。イザヤの教えは,人々がイエス・キリストに背を向けるほかの時代,例えばキリストの時代や,わたしたちが主の再臨に備える現代にも当てはまります。
イザヤの言葉は,わたしたちがイエス・キリストをより完全に信じる助けとなる
生徒は,次のことが分かると興味を持つかもしれません。「イエスは他のどの預言者の預言よりもイザヤの預言を多く引用された。イザヤの言葉は,ペテロ,ヨハネ,パウロによっても,『新約聖書』によく引用されている。『モルモン書』と『教義と聖約』は,他のどの預言者の言葉よりもイザヤの言葉を多く含み,その解釈に大きな貢献をしている。」(『聖句ガイド』「イザヤ」の項「福音ライブラリー」)
1ニーファイ19:23を読み,ニーファイが兄たちにイザヤの言葉を読み聞かせた理由を見つけてください。
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どのようなことが見つかりましたか。
生徒から回答が出ない場合は,イザヤの言葉を研究すると,イエス・キリストをより完全に信じる助けとなるという真理を生徒が理解できるように助けてください。
これは,イザヤの言葉を通してイエス・キリストをより深く知るようになることの価値を,生徒に考えてもらう良い機会となるでしょう。これを行う一つの方法は,生徒に学習帳を使って,次の文を完成させてもらうことです:「イエス・キリストをさらに深く信じると,_____によってわたしの人生に影響を与える可能性があります」。生徒が答えを書き終えたら,有志の生徒に書いたことをクラスで発表してもらうとよいでしょう。発表してくれた生徒それぞれに感謝を伝えることを忘れないでください。
あるいは,学習帳に完成した文を書いてもらう代わりに,二人一組でお互いに自分の考えを話し合ってもらってもよいでしょう。
イエス・キリストの名前と称号
イエス・キリストをより完全に信じるようイザヤが導く方法の一つは,主の称号と役割について教えることだということを生徒が理解できるように助けます。これらの称号と役割を研究する一つの方法は,図を使用することです。ホワイトボードに以下のような図を書いてください。あるいは,生徒を少人数のグループに分けて,この図を紙に描いてもらってもかまいません。中央の円の中に「イエス・キリスト」と書きます。その後,周囲の円の中に,自分たちが見つけたイエス・キリストの称号と役割を書いてもらいます。
次の聖句を読み,イエス・キリストの称号や役割を見つけて印を付けるとよいでしょう。
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生徒が読み終えたら,教会のメディアライブラリーから選んだイエス・キリストの絵を何枚か見せるとよいでしょう。その後,生徒に,その絵にはどのような称号や役割が表現されていると思うかを発表してもらいます。
グループで称号や役割を一つ選んでもらい,脚注を使ったり,『聖句ガイド』で「イエス・キリスト」を調べたりして,その称号や役割についてさらに学んでもらうとよいでしょう。生徒が焦点を当てた称号や役割から枝分かれする円を作って,図に追加してもらうとよいでしょう。その称号や役割について学んだことをリストにしてもらってもよいでしょう。(注:この活動は,第133課:「学習評価8」で参照します)。
救い主について学んだことをグループで話し合ってもらうとよいでしょう。
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あなたの人生において,救い主がこれらの役割を果たされる必要があるのはなぜでしょうか。
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あなたがこれまで,自分や知人の生活の中で,救い主がこれらの役割のいずれか果たされるのを目にしたのはどのようなときでしたか。