「詩篇24篇:『主の山に登るべき者はだれか』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)
「詩篇24篇:『主の山に登るべき者はだれか』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
詩篇1-2篇;8篇;19-33篇;40篇;46篇:第103課
詩篇24篇
「主の山に登るべき者はだれか」
神殿は清らかで純粋な聖なる場所です。主の御前にいるのがどのようなものか想像するのを助けてくれます。詩篇24篇で,ダビデ王は,いつの日か主の宮と主のみもとに入れるように,霊的に清く純粋であろうと努力するようわたしたちを招いています。この課は,生徒がふさわしい状態で神殿に入り,最終的に天の御父とイエス・キリストの前に住む備えができるように助けます。
生徒の準備:生徒に,神殿に参入するための自分自身の霊的な備えについて考えながら,神殿推薦状の質問を復習してもらいます。これらの質問は,『青少年の強さのために—選択の指針』(2022年)の付録にあります。
学習活動案
汚れているか,それともきれいか
生徒が詩篇24篇を研究する準備として,泥だらけの10代の若者の写真を表示するとよいでしょう。
また,ボウルに泥を入れて,何人かの生徒に手を入れてもらってもよいでしょう。その後,生徒にどう感じるかを尋ねることで,下の質問を調整します。
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あなたが最後に泥だらけになったのはいつですか。どのような気持ちがしましたか。
神殿内部の写真を掲示するとよいでしょう。
生徒が神殿に入ったことがない場合は,神殿の中でどのように感じるかを想像するように,というように質問を調整して尋ねるとよいでしょう。
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神殿に入るとき,どのような気持ちがしますか。
泥だらけの10代の若者の写真を,神殿の写真と一緒に掲示するとよいでしょう。
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神殿の中が泥だらけだったら,どのように感じるでしょうか。それはなぜですか。
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この話からほかにどのような霊的教訓が学べるでしょうか。
霊的に泥だらけ,あるいは汚れた状態で天の御父とイエス・キリストの御前に立ったとしたら,どのように感じるか深く考えてください。その後,イエス・キリストの贖罪によって染み一つない者とされた後,御二方の前に立つとどのように感じるかを深く考えます。
次の質問に対する答えを学習帳に書いてください:
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あなたにとって神殿にふさわしくあることはどれほど重要ですか。それはなぜですか。
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いつの日か天の御父とイエス・キリストとともに住むことは,あなたにとってどれほど重要ですか。それはなぜですか。
神殿でふさわしい状態で主を礼拝し,いつの日か主と天の御父のみもとに入るために,主はあなたに何を行うよう望んでおられるかを知る助けとなるよう,聖霊からの導きを求めてください。
「主の山」
詩篇24篇の研究を始めるために,ホワイトボードに簡単な山の絵を描くとよいでしょう。生徒も同じように学習帳に絵を描いてもらいます。以下の文章を読むか,要約してください。
詩篇24篇で,ダビデ王は山の比喩を使いました。山や丘を神殿の象徴として用いる聖句は幾つかあります(イザヤ2:2-3参照)。ダビデは神殿,または神の臨在,あるいはその両方を指していた可能性があります。
丘の頂上に,簡単な神殿の絵と,「天の御父とイエス・キリスト」という言葉を入れるとよいでしょう。丘のふもとには,わたしたちを表す棒人間を描くとよいでしょう。
詩篇24:3-6を読み,神殿に参入し,いつか主のもとに戻る準備をするために,わたしたちが行うべきことを見つけます。
詩篇24:3-4はマスター教義聖句です。マスター教義聖句には目立つ印を付けて見つけやすくしておくよう,生徒に勧めるとよいでしょう。
聖句を読んだ後,生徒は幾つかの言葉や表現について疑問を持つかもしれません。この聖句を読みながら,生徒自身や一般の人が抱くかもしれない疑問を尋ねてもらいます。役に立つようであれば,「むなしい事」とは高慢や傲慢さを指すと説明してください。「偽って誓わない」という言葉は,自分自身や他人,神に対して正直であることを指していると言えます。
次の質問に対する生徒の答えを,ホワイトボードの丘の裾野に書きましょう。最終的な絵は,下の画像のようになるでしょう。
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神殿に入る備えをし,いつか主のもとに戻ることについて,これらの聖句からどのようなことを学びましたか。
生徒が3-6節で見つけたことを発表するとき,次の真理を見つけられるように助けます:神殿で主を礼拝し,主のもとに住むために,わたしたちは霊的に自分自身を備えなければならない。
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主の神殿に参入し,やがて主のもとに入るために,わたしたちが霊的に備えておく必要があるのはなぜだと思いますか。
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霊的に備えるようにという主の要求は,どうしてわたしたちへの主の愛の証拠となるでしょうか。
霊的に備える
以下の指示を表示し,生徒に各自で学習帳に書いてもらったり,二人一組で取り組んでもらうとよいでしょう。
詩篇24:4の内容から,以下のうち,もっと学びたいと思う言葉を一つ選びましょう。
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清い手
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いさぎよい心
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魂がむなしい事に望みをかけない(謙遜)
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偽って誓わない(正直)
この言葉をより良く理解するのに役立つ聖句や教会指導者の言葉を見つけましょう。その後,以下の質問に答えてください。
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神殿で礼拝し,いつの日か天の御父とイエス・キリストとともに住むために,この備えるという点が重要なのはなぜだと思いますか。
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末日聖徒の10代の若者が,このような備えるという点に取り組む具体的な方法にはどのようなものがあるでしょうか。
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このような備えるという点について悩んでいる友人に,救い主についてどのようなことを分かち合いたいと思いますか。
生徒に助けが必要であれば,次のような聖句を提案するとよいでしょう。
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清い手(教義と聖約88:86)
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いさぎよい心(モーサヤ5:2)
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魂がむなしい事に望みをかけない(教義と聖約112:10)
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偽って誓わない(アルマ27:27)
『聖句ガイド』または福音ライブラリーを参照するように勧めるとよいでしょう。
また,この課の「そのほかのリソース」にあるベドナー長老の言葉を引用することもできます。
生徒には,学んだことを別の言葉を研究した生徒やパートナーと分かち合ってもらいます。その後,何人かの生徒にクラスで発表してもらいます。
わたしの個人の備え
生徒が個人の目標を立てる備えをするために,ChurchofJesusChrist.orgで視聴可能なビデオ「聖なる場所に立つ(英語)」(5:36)などを見せるとよいでしょう。この若い女性が神殿にふさわしく参入するためにどのような備えをしたかを見つけてもらうとよいでしょう。
生徒は互いの経験に耳を傾けることでも,学ぶことができるかもしれません。例えば,神殿の中で感じる気持ちや,神殿推薦状を持つことで生活がどのように祝福されるかを分かち合うことができます。
自分自身の霊的な備えをどのように行っているかを振り返ってみましょう。天の御父が喜んでおられると感じる事柄と,改善できる部分について深く考えます。
以下の質問の答えを学習帳に書きましょう。
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神殿への備えとして,またいつか天の御父とともに住む備えのために,天の御父はあなたに何をするよう望んでおられると感じますか。
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どうすれば救い主に助けを求めることができるでしょうか。
研究した真理について,あなたの証を述べるとよいでしょう。生徒たちを清め,助けてくださる救い主の能力について再確認しましょう。レッスンの締めくくりとして,以下の文を分かち合うとよいでしょう。
大管長会のヘンリー・B・アイリング管長は,以下のように分かち合っています。
「その理由で,わたしは皆さんと皆さんの愛する家族の全員が,状況の許すかぎり頻繁に主の宮に参入するのにふさわしくなりたいという望みと決意を増すよう願っています。
主は皆さんをそこで歓迎したいと思っておられます。」(「神殿に行きたいな」『リアホナ』2021年5月号,31)
暗記する
この課でマスター教義の参照聖句と鍵となる聖句を暗記できるよう生徒を助け,今後の課で復習するとよいでしょう。詩篇24:3-4の重要語句は,「その聖所に立つべき者はだれか。手が清く,心のいさぎよい者……こそ,その人である」です。暗記活動のアイデアは,付録の「マスター教義の復習活動」の項に記載されています。