セミナリー
詩篇の紹介,第2部:主を礼拝し,主の聖なる御名をほめたたえる


「詩篇の紹介,第2部:主を礼拝し,主の聖なる御名をほめたたえる」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)

「詩篇の紹介,第2部:主を礼拝し,主の聖なる御名をほめたたえる」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

詩篇1-2篇;8篇;19-33篇;40篇;46篇:第101課

詩篇の紹介,第2部

主を礼拝し,主の聖なる御名をほめたたえる

Photos taken of David A. Bednar during his visit to Africa South East area in October & November 2013.Youth Devotional held in Durban, South Africa.  Some youth singing in the congregation.  Similar outtakes, also some exterior shots of the chapel.

天の御父とイエス・キリストを礼拝する方法の一つが,御二方への愛と献身を表現することです。詩篇の多くは,賛美,嘆願,祈りによって御父と御子を礼拝する詩的な例です。この課は,生徒が天の御父とイエス・キリストに対する礼拝の気持ちを表現できるように助けます。

生徒の準備:天の御父,イエス・キリスト,神聖なものに対する自分の考えや気持ちをこの課で分かち合う準備として,そうしたことを深く考える機会があることを生徒に知ってもらいます。敬虔な音楽を聴き,好きな聖句,引用文,神聖な画像を見直して,分かち合いたい具体的な事柄を見つけるよう生徒を励ましましょう。これを行うことで,この課の活動に向けて生徒の心と思いを備えることができます。

学習活動案

神を礼拝する

注:この課の最後にある活動は,第112課の「学習評価7」の振り返りの一部となります。クラスの最中に生徒がこの活動に取り組み始められるよう,十分な時間を確保してください。

クラスを始めるに当たって,1分間,生徒に次の質問について深く考えてもらいます。

  • あなたにとって「神を礼拝する」とはどういう意味ですか。

ディーン・M・デイビーズ長老は,管理ビショップリックで奉仕していた当時,神を礼拝する方法を幾つか分かち合い,次のように教えています。

Former Official Portrait of Dean M. Davies.  Portrait was replaced in May 2016.  Bishop Davies was sustained as second counselor in the Presiding Bishopric at the April 2012 General Conference.  He was called and sustained as first counselor in the Presiding Bishopric during the October 2015 General Conference.  Former Managing Director for Temple and Special Projects Department..

「神を礼拝するとき,わたしたちは畏敬の念を伴う愛と,謙遜,崇拝の心をもって神に近づきます。神を統治者たる王として,宇宙の創造主として,またわたしたちの愛する,無限の愛にあふれた御父として認め,受け入れます。

わたしたちは神を敬い,あがめます。

自分自身を神の御心に従わせます。

熱烈な祈りによって心を高め,主の御言葉を大切にし,主の恵みを喜び,献身的かつ忠実に従うと決意します。」(「礼拝がもたらす祝福」『リアホナ』2016年11月号,94)

  • 単に教会や神殿,セミナリーに参加することと,参加して神を礼拝することの違いをあなたならどのように説明しますか。

人々が天の御父とイエス・キリストに対する礼拝の気持ちを表現してきた方法の中で,特に好きなものを一つか二つ,生徒と簡単に分かち合ってください。例えば,詩やビデオ,芸術作品,文章,神聖な音楽などがあります。自分で書いたものや作ったものを含めてもよいでしょう。人が天の御父とイエス・キリストに対する礼拝の気持ちを表現する方法はたくさんあることを生徒に説明します。

天の御父とイエス・キリストに対する礼拝の気持ちをどのように表現できるか,生徒に深く考えるよう励まします。この課を通して,今はまだ天の御父やイエス・キリストとのつながりを感じていないかもしれない生徒に対して心を配り配慮しましょう。

以下の質問の中から幾つか選び,学習帳に答えを書きましょう。デイビーズ長老のメッセージの一部,または自分自身の言葉を使って,あなたの気持ちを要約するとよいでしょう。

  • 天の御父,イエス・キリスト,そして神聖なものについて,あなたはどのように感じていますか。

  • 天の御父,イエス・キリスト,または霊的な祝福に対する愛,敬意,敬虔さを最もよく表現するには,どのような方法があるでしょうか。

今日のレッスンの最後に,あなたは自分の気持ちを表現するものを作り始めます。このことを心に留めながら,研究してください。学んだことや感じたことをどのように表現したいかを考えましょう。あなたの努力を支えてくれる聖霊を招きましょう。

詩篇の中で主を礼拝する

詩篇の多くは,作者の神聖な思い,感情,希望,願いを,祈りを込めて詩的に表現したものです。多くの聖文にはわたしたちに対する主の言葉が記録されている一方で,詩篇ではしばしば,主に対する作者の言葉が反映されています。詩篇18:1-6を読み,ダビデが主に対する自分の気持ちを表現するために用いた言葉や表現を見つけます。

生徒に,見つけた言葉や表現をホワイトボードに書いてもらいます。生徒たちは,次のような語句を見つけることでしょう。

  • わが力なる主1節)。

  • 主はわが岩,わが城,わたしを救う者,わが神,わが寄り頼む岩,わが盾,わが救の角,わが高きやぐらです2節)。

  • ほめまつるべき主3節)。

  • 主にさけぶわたしの叫びがその耳に達しました6節)。

言葉を書いた生徒に,ダビデが主についてのこうしたことを聴衆に知ってもらいたかった理由を分かち合ってもらうとよいでしょう。生活の中で主がこれらの役割をどのように果たしてこられたか,生徒に尋ねるとよいでしょう。

生徒に,以下の聖句から一つ選び,パートナーと一緒に研究してもらいます。しばしば時間を取って,考えや気持ちを互いに分かち合うよう促します。

詩篇には,主に対する気持ちを分かち合える多くの方法が示されています。以下の聖句から一つ選んでじっくり研究し,主に対するあなたの気持ちを反映している言葉や表現に印をつけましょう。

詩篇8:1-9

詩篇27:1-9

詩篇30:1-12

詩篇46:1-11

文章を書くこと以外で礼拝を表現する方法を生徒に示すとよいでしょう。ダンス,音楽,芸術を通して天の御父とイエス・キリストに対する気持ちを表現しているビデオを選ぶとよいでしょう。例えば,以下のビデオはChurchofJesusChrist.orgで視聴可能です。作者が歌詞や絵などを通して何を表現していたと思うか,生徒に深く考えてもらいましょう。

4:11
4:9

礼拝の気持ちを表現する

クラスの残りの時間を使い,生徒に天の御父とイエス・キリストに対する自分の気持ちを反映したものを作り始めてもらいます。生徒の必要を見極め,以下の選択肢の一部またはすべてを提示してください。

自分の気持ちを視覚的に表現したい生徒のために,紙,色鉛筆,マーカーなどの画材を提供するとよいでしょう。

これは個人で行うプロジェクトなので,必要に応じて教室の中を歩き回り,助けや導き,励ましを示すとよいでしょう。適切であれば,活動中に静かで神聖な音楽を流すとよいでしょう。

主についての考えや気持ちに悩んでいる生徒には,あなたの愛と信頼を伝えるとよいでしょう。活動6は,自分の信仰にまだ確信が持てない生徒にとって良い選択肢となるでしょう。

少し時間を取って,天の御父,イエス・キリスト,神聖なものについてのあなたの考えや気持ちを表現してください。以下の選択肢から一つ選ぶか,自分自身で考えたアイデアを使います。今日のクラスでは課題を仕上げる時間はないかもしれませんが,歌や詩を作ったり,絵やビデオの構想を練ったりすることはできるでしょう。クラス以外でも,表現に取り組み続けることはできます。詩篇から,あなたが意義深いと思った聖句を一つ選んで含めてもよいでしょう。

  1. 天の御父とイエス・キリストに対するあなたの気持ちを表現する詩や歌を作ってみましょう。

  2. 天の御父とイエス・キリストに対するあなたの気持ちを分かち合うビデオや音声記録を制作してみましょう。ビデオの場合は,福音ライブラリーにあるお気に入りの神聖な画像を含めることもできます。

  3. 詩篇の作者は,救い主が自分にとってどのような存在であるかを示すために,しばしば救い主をほかの何かにたとえました。例えば,「主はわが岩,わが城」(詩篇18:2)や「主はわたしの光」(詩篇27:1)などがあります。生活の中で,主についてあなたが感じていることを表しているもののリストを作りましょう。

  4. 天の御父とイエス・キリストに対するあなたの気持ちを表すスケッチ,絵,ミーム,イラスト,そのほかの芸術作品を制作しましょう。

  5. 複数の神聖な画像を検索し,コラージュを作成しましょう。天の御父,イエス・キリスト,そして福音に関するもので,あなたにとって大切なものを象徴する画像を選びましょう。それぞれの画像に,あなたの考えや気持ちを要約してメモを書きます。

  6. 天の御父とイエス・キリストについて考えたことを書きましょう。御二方に対するあなたの気持ちに影響を与えた経験を分かち合うとよいでしょう。

今日作ったものを生徒に発表してもらうとよいでしょう。生徒が作品を完成させた後,今後のレッスンで作品を発表する時間を設けるようにしましょう。今後数回のレッスンで,イエス・キリストについて学び続けながら,創作しているものに追加していくよう生徒に勧めるとよいでしょう。第112課:「学習評価7」では,この創造力あふれる体験を振り返る予定であると生徒に伝えます。