セミナリー
マスター教義の実践2:教義を理解し,霊的な知識を得る


「マスター教義の実践2:教義を理解し,霊的な知識を得る」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

「マスター教義の実践2:教義を理解し,霊的な知識を得る」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

創世18-23章:第28課

マスター教義の実践2

教義を理解し,霊的な知識を得る

A group of youth sitting at desks in a Seminary class.  There are scriptures open on their desks.

マスター教義は,生徒がイエス・キリストと主の福音の上に生活の礎を築くのに役立ちます。この課は,生徒がマスター教義聖句で教えられている真理を理解し,霊的な知識を得るための神の原則を実践するのに役立ちます。

生徒の準備:理解を深めたいと思うマスター教義聖句を一つ,生徒に選んでもらいます。その後,その聖句を研究し,その意味について深く考え,教えられている教義がなぜ重要なのかを考えてもらいます。

学習活動案

マスター教義の復習:理解する

何か新しいことを学んだり,行ったりするのが難しいときのことを生徒に思い出してもらいましょう。例えば,新しい言語を学ぶとか,楽器を練習するとか,スポーツをするといったことがあるかもしれません。生徒に,何か新しいことを学んだり,新しいことを学ぶときに課題を克服したりするうえで役に立った事柄を話してもらうとよいでしょう。生徒から答えが出なければ,辛抱強く頑張ることや,自分の進歩をほかの人と比較しないようにすることなどが役立つと付け加えるとよいでしょう。

新しい技術を学ぶのが難しいのと同じように,聖文の言葉も,ときに理解するのが難しいことがあります。

  • あなたやほかの人が聖文の言葉に対する理解を深めるのに役立ってきた事柄にはどのようなものがありますか。

聖句に対する理解を深める一つの方法は,聖文研究ツールを使って言葉の定義と意味を明確にしながら,注意深く聖文を研究することです。

この課のこの部分で,生徒が今年これまでに学んだマスター教義聖句の一つについて,理解を深める機会があることを説明します。マスター教義に関する基本文書(2022年)にある旧約聖書の最初の6つのマスター教義の参照聖句と鍵となる語句を紹介してもよいでしょう。さらによく理解したいと思うマスター教義聖句を一つ生徒に選んでもらいます。

この学習活動では,生徒は個人で活動しても,同じ聖句を選んだ他の生徒と一緒に少人数のグループで活動してもかまいません。以下の手順を示すとよいでしょう。

  1. マスター教義聖句をゆっくりと注意深く読み,理解を深められるよう,祈り,聖霊を招きましょう。意義深いと思う語句に印を付けてください。

  2. 聖句の言葉や意味について,あなたやほかの人が抱きそうな疑問を書き出してください。

  3. 利用可能な聖文研究ツールを使って,定義,説明,相互参照,教会指導者の言葉,または印をつけた節や語句の理解をさらに深めるその他の情報を検索します。

  4. この聖句が天の御父とイエス・キリストについて教えていることを話し合います。10代の若者がこの聖句を知り,理解することが大切なのはなぜだと思いますか。

8:12

時間が許せば,生徒は見つけた事柄と,それがどのように聖句に対する理解を深めたかをほかの人と分かち合うこともできるでしょう。あるいは,学習活動を通して得たさらなる洞察を使って,パートナーに聖句の教義を説明する練習をしてもらってもよいでしょう。

これらの学習法を使って,個人の聖文研究に取り組むよう生徒を励ますこともできるでしょう。

一日を通して,自分で選んだマスター教義聖句について深く考え,その聖句があなたの生活にどのような祝福をもたらすかを教えてくださる聖霊からの促しを感じてください。

霊的な知識を得るための原則を学び,適用する

この課の残りの部分では,生徒が霊的な知識を得るための原則を現実の状況に適用できるようにすることに焦点を当てます。先へ進む前に,霊的な知識を得るための原則を復習するよう生徒を招くとよいでしょう。復習活動案は,付録にある「マスター教義の復習活動」の項に記載されています。この原則の説明は,『マスター教義に関する基本文書』(2022年)の「霊的な知識を得る」の項の5-12にあります。

マスター教義の実践の課は,新しい内容を紹介するためのものではないことを覚えておいてください。マスター教義の実践の課は,生徒が学んだことを復習し,説明する練習をして,身近なシナリオに応用する機会を生徒に提供します。これによって,生徒は生活の中で重要な教義の原則を思い出し,活用する能力を高めることができます。

生徒が霊的な知識を得るための原則を応用する練習をするために,次のシナリオを紹介するとよいでしょう。クラスの必要に最も合うようにシナリオの細部を変更してもかまいません。

1:4

あなたの友達のアンディーは,自分の人生に不満を感じていると話していました。彼は,携帯電話やビデオゲーム,友達との遊びに多くの時間を費やしていますが,神や家族にはあまり時間を割いていないことに気づきました。最近彼は,現在していること以外に,自分の人生に目的や意味があるのかと疑問に思うようになりました。

霊的な知識を得るための3つの原則と以下の質問をホワイトボードに書いてください。生徒を少人数のグループに分けて,この3つの原則と,それらを視覚的に表す方法を話し合ってもらいましょう。生徒に,霊的な知識を得るための原則を使って誰かの悩みを解決できるようなパンフレットかポスターを作ってもらいます。紙と画材を用意してください。パンフレットの場合,紙を3つに折り,各セクションで原則を一つずつ説明してもよいでしょう。創造力を発揮して,3つの原則を説明するよう生徒を励ましましょう。

必要に応じて,次の質問をすると,霊的な知識を得るための原則を応用する方法を生徒がよりよく理解するのに役立つかもしれません。この活動は,学んだことを人に伝える練習をする機会を提供することを目的としています。教師として,話し合いの進行役を務め,必要に応じて助け船を出してもかまいませんが,生徒主導で話し合いが行える環境を作るように最善を尽くしてください。

永遠の視点から概念や疑問について調べる

  • 永遠の視点を保つことは,この状況でどのように役立つでしょうか。

神が定められた情報源を通してさらに理解を深める

  • アンディーと彼の状況にとって,どのマスター教義聖句,その他の参照聖句,教会指導者の言葉が役立つでしょうか。

福音ライブラリーを使ってアンディーに共有したい資料を3つ以上見つけるよう生徒を励ましましょう。生徒が参照聖句を見つけるのに助けが必要であれば,創世12:1-3モーセ1:6,39モーセ6:26-33アブラハム3:22-23などの聖句を紹介するとよいでしょう。

信仰をもって行動する

  • アンディーが自分の人生により大きな意味と目的を感じるためにできる具体的な事柄にはどのようなものがあるでしょうか。

    生徒が,自分のポスターやパンフレットを別のグループと見せ合う機会を設けましょう。

    最後に,話し合いの一環として次の質問に答えるか,自分の考えを生徒が学習帳に記録する機会を設けるとよいでしょう。

  • 今日の学習で,どのような気づきがありましたか。

  • 霊的な知識を得るための原則は,あなたが天の御父とイエス・キリストに近づくためにどのように役立つでしょうか。