リアホナ
過越と復活祭
『リアホナ』2026年3月号


過越と復活祭

過越を構成する要素が、どのようにイエス・キリストの贖いの犠牲と、神とわたしたちの聖約を指し示しているか見てみましょう。

過越は、主がイスラエルの民をエジプトにおける最後の滅びの災いから救い出されたことを記念するものです。主はモーセを通して、滅ぼす天使がイスラエルの民を過ぎ越して彼らの初子が救われるように、特定の行為を行うよう彼らに命じられました。その後、主は彼らを奴隷の状態から救い出し、約束の地に送られました。(出エジプト12章参照)

過越の様々な要素は、わたしたちの罪のためのイエス・キリストの贖いの犠牲と、神とわたしたちの聖約を表しています。

小羊

小羊

傷のない1歳の雄の子羊。

子羊は殺され、火で焼かれました。丸ごとです。骨は折らず、頭、脚、そして食べられる内臓がすべてついたままでした。過越の夜に食べ、朝には何も残さないようにしなければなりませんでした。もし何か残っているものがあれば、焼かれました。

考えられる意味:罪のための、罪のない犠牲としてのイエス・キリスト。罪の苦さと対照的な、主のもとに来ることの甘さ。御自身の使命に対するキリストの完全な献身。神と聖約を交わした人に求められる献身。

子羊の血を戸のかもいと柱につける男性の画像

かもいと柱の血

ヒソプ(後に儀式的な清めに使われるようになる薬草)を子羊の血が入った鉢に浸し、その血を戸のかもいと柱につけました。

考えられる意味:神の聖約の民であることを示すしるし。わたしたちの罪を贖うために流されたイエス・キリストの血による清め。

種入れぬパン

種入れぬパン

酵母などのパン種を使わずに作られたパン。古代エジプトでは、エンマー小麦、大麦、またはモロコシから作られていたと思われます。パン種はパンを柔らかくしますが、腐敗しやすくなります。また、発酵させた生地は膨らむのに時間を要するため、作るのに時間がかかります。

このパンは、7日間食べられました。パン種(腐敗と関連付けられていました)は、この期間はそれぞれの家から取り除かれることになっていました(出エジプト12:19参照)。

考えられる意味:清さ。囚われの身から速やかに逃れること。命のパンとしてのキリスト(1コリント5:7参照)。

薬草の入ったボウル

苦菜

クレソン、ラディッシュ、エンダイブ、西洋わさび、恐らくほかにも苦味のあるハーブが含まれていました。

これらは、子羊と一緒に食べられました。

考えられる意味:エジプトでの奴隷の状態と囚われの身の苦しさ。罪の奴隷の状態であることの苦しさ。わたしたちの罪のためにキリストが受けられた苦しみの苦さ。

サンダルを履いて杖を持つ男性

腰に帯を締め、足に靴を履き、手に杖を取り、立ったまま食事をする

考えられる意味:囚われの身から速やかに逃れるための備え。罪から解放されたいという望み。