セミナリー
神殿にふさわしく参入するための備え:神殿推薦状


「神殿にふさわしく参入するための備え:神殿推薦状」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

「神殿にふさわしく参入するための備え:神殿推薦状」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

神殿への備え:第203課

神殿にふさわしく参入するための備え

神殿推薦状

Youth entering Louisville Kentucky Temple with Family History Cards

近年,主は世界中で神殿の建設を加速しておられます。主の教会の会員は,その準備ができ,ふさわしさを備えたときに,主の聖なる宮に入ることができる機会がこれまで以上に増えています。この課は,天の御父とイエス・キリストの聖なる神殿に入るためのふさわしさを,生徒が振り返られるようにします。

生徒の準備:神殿に入るために主が定められた標準についてさらに学ぶ準備をするために,生徒に『青少年の強さのために—選択の指針』の付録にある神殿推薦状の質問を読んでもらいます。これらの標準について質問がないか考えて,レッスンに来るよう生徒を招きます。

学習活動案

主に推薦される

主の宮に入るための主の標準について生徒が考えられるように,以下の状況の一つ以上における自分の反応を生徒に考えてもらうとよいでしょう。

  • 以下の行為をだれかに頼むとしたら,だれを推薦したいですか。

    • サッカーで大事なキックを蹴る。それはなぜですか。

    • 次のテストの勉強を手伝ってもらう。それはなぜですか。

    • ソロで歌を歌う。それはなぜですか。

    • 道案内をしてもらう。それはなぜですか。

十二使徒定員会のロナルド・A・ラズバンド長老は,晩年になって義父を訪問したときの経験を話しています。ラズバンド長老が訪ねていったとき,義父のビショップは帰ろうとしていました。ラズバンド長老は,その後起こったことを次のように説明しています。

Official Portrait (as of June 2016) of Elder Ronald A. Rasband of the Quorum of the Twelve Apostles.

「わたしは義父に言いました。『ビショップが来てくださってよかったですね。』

彼はわたしを見てこう答えました。『それをはるかに超えているよ。ビショップに来てもらったのは,神殿推薦状の面接を受けたかったからだ。わたしは主に推薦されて行きたいのだよ。』果たして,そのようになりました。」(「主に推薦される」『リアホナ』2020年11月号,23)

  • 「主に推薦される」とは,どういう意味でしょうか。

生徒から言及がなかった場合,御自分の子供たちに対する天の御父の愛に満ちた計画の一環として,御父と救い主イエス・キリストは,神殿に入るための標準を定められたことを伝えるとよいでしょう。これらの標準に従って,御二方の宮にふさわしく入るよう勧められています。

今日の学習では,聖霊を通してあなたの思いや心にもたらされる感情や考えに細心の注意を払ってください(教義と聖約8:2-3参照)。このようにして,聖霊は,あなたが自分のよくできている点と,御二方の標準に従って御二方の家にふさわしく入るための努力を改善する方法に気づけるよう助けてくださいます。

神殿に入って主を礼拝する

次の言葉と参照聖句は,聖なる宮に入るための標準を主が定められたことを生徒が理解するのに役立ちます。生徒を3人ずつのグループに分け,グループの各メンバーに参照聖句を一つずつ割り当てて読んでもらうとよいでしょう。

十二使徒定員会のロナルド・A・ラズバンド長老の次の言葉と,以下に挙げる聖句を読んで,主の宮に入ることについて学べることを見つけてください。

Official Portrait (as of June 2016) of Elder Ronald A. Rasband of the Quorum of the Twelve Apostles.

「神殿は主の宮であり,世からの避け所です。主の御霊はその神聖な壁の内側で礼拝する人々を包み込みます。主は,わたしたちが主に招かれた者として参入する標準を定めておられます。」(「主に推薦される」『リアホナ』2020年11月号,23)

詩篇24:3-4(「主の山」は神殿を表すこともあります)

エレミヤ7:1-3(エレミヤはユダの邪悪な時代の預言者でした)。

エゼキエル44:4-5,95節の「心をとめ」は「注意を払う」という意味で,9節の「心に割礼を受けない者」は,自分自身を罪とこの世から離れられない者を意味する可能性があります)

  • ラズバンド長老の言葉やこれらの聖句から,主の宮に入ることについてどのような真理を学ぶことができるでしょうか。

    生徒は,次のような様々な真理を見つけているとよいでしょう。

    主は御自分の宮に入るためのふさわしさの標準を定めておられる。

    主は神権指導者に,わたしたちが主の宮にふさわしく入るよう命じておられる。

    だれもが神殿に行く備えをするよう招かれていますが,主の宮に入るためには,主のふさわしさの標準を満たさなければならないことを説明するとよいでしょう。

  • 主の神殿に入るための主の標準は,わたしたちに対する主の愛と望みをどのように証明しているでしょうか。

生徒に前の質問に答えてもらうとき,主の標準に従って生活することは,わたしたちが主のようになる助けとなり,主のもとに来るための努力において何がよくできているかが分かって,主の御霊と平安で祝福していただけるようになります。

神殿推薦状の質問

主の宮に入るための主の条件について生徒が知っていることを評価できるように,「福音ライブラリー」の『青少年の強さのために—選択の指針』の付録にある神殿推薦状の質問を復習してもらいましょう。あるいは,『青少年の強さのために』ガイドブックの36-37ページのコピーを配るか,ホワイトボードに直接質問を書いてもよいでしょう。

『青少年の強さのために—選択の指針』の付録にある神殿推薦状の質問に目を向け,以下のことを行ってください。

  1. 神殿推薦状の質問に目を通し,(1)質問が何を尋ねているのか理解しているかどうか,(2)これらの標準に従って生活することが,どのように主の聖なる宮に入る備えとなるかを深く考えてください。

  2. もっと詳しく学びたい質問を一つ選んでください。

セミナリーのアイコン神殿推薦状の質問」という表題の資料を各生徒に配ります。生徒に,見つけた質問を配付資料の上部にある枠内に書いてもらいます。その後,生徒に配付資料の残りの部分を行ってもらいます。質問の理解に役立つその他のヒントが,「福音ライブラリー」のこの課のそのほかのリソースの項にあります。

生徒に,研究中に聖霊から得た洞察を発表してもらう機会を設けてください。そのためには,生徒を少人数のグループに分け,各自この学習で学んだことを分かち合ってもらうとよいでしょう。見つけたことが,主の宮に入るための主の標準を理解するのにどのように役立つかを説明してもらうとよいでしょう。クラスメートから学んだことを,配付資料の裏面に書くよう生徒に勧めます。

  • 主の宮に入るために主の標準に従って生活することは,わたしたちがさらに主のようになるうえでどのように役立つでしょうか。

  • これらの標準は神の愛をどのように証明しているでしょうか。

個人の振り返り

神殿に参入するふさわしさについて考えるとき,生徒がどのように感じているかを考えてみてください。彼らは,どのようなことを心配しているでしょうか。生徒が天の御父の愛を感じ,救い主を通して自分はふさわしくなれるという自信をもてるように,あなたはどのような準備ができるでしょうか。次の言葉を読むことは,救い主の助けによってふさわしい状態で主の宮に入ることができるという希望を,生徒が感じられるように助ける一つの方法です。

十二使徒定員会のパトリック・キアロン長老は,天の御父が御自分の子供たちが神の王国に入ることをどのように望んでおられるかを教えました。キアロン長老の説教は,御自分の子供たちに聖なる宮に入ってほしいという主の望みにもどのように当てはまるか考えてください。

11:35
Official Portrait of Patrick Kearon.

「死すべき生涯の旅路を同じく弟子として歩んでいる,友人の皆さんに申し上げます。わたしたちの御父の見事な計画,実に『すばらしい」計画』は,皆さんを『閉め出す』どころか,皆さんを家へ連れ戻すために立てられたものです。バリケードを築いて,その場に人を配置し,皆さんを方向転換させて追い払うような人はだれもいません。実際には,その正反対です。神は絶え間なく,皆さんとの距離を縮めたいと思っておられます。神は御自分のすべての子供たちがみもとに戻ってくることを選ぶように望んでおられ,皆さんを連れ戻すためにあらゆる手段を講じておられるのです。」(「神はあなたをみもとに連れ戻そうとしておられる」『リアホナ』2024年5月号,87)(タイムコード2:16-3:01)

十分な時間を取って,生徒に次のことを振り返ってもらいます。

主の宮に入るための自分個人のふさわしさについて深く考えてください。これを行う一つの方法は,神殿推薦状の質問を読み直し,黙って自問することです。学習帳か配付資料の裏に,次の質問の答えを書いてください。

  • 天の御父とイエス・キリストは,あなたにどんなことを知ったり,感じたり,行ったりしてほしいと望んでおられると思いますか。

神殿に入るふさわしさを身につけたり,ふさわしくあり続けようと努力していると,救い主はわたしたちが主の宮に入る備えをできるよう喜んで助けてくださることを伝えて,生徒を励ましましょう。