「イエス・キリストはすべての神殿礼拝の中心であられる:『わたしが彼らのうちに住むためである』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
「イエス・キリストはすべての神殿礼拝の中心であられる:『わたしが彼らのうちに住むためである』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
神殿への備え:第201課
イエス・キリストはすべての神殿礼拝の中心であられる
「わたしが彼らのうちに住むためである」
神殿は,わたしたちが天の御父とイエス・キリストに近づくために奉献され,この世から隔絶された聖なる場所です。わたしたちの礼拝の中心は,それぞれの神殿に刻まれている「主の宮」にあります。神殿のすべては,わたしたちの救い主イエス・キリストを中心としています。この課は,主の宮でイエス・キリストに近づきたいという望みを,生徒がより強く感じられるようにします。
生徒の準備:この課の備えとして,自分や知人が神殿に参入することによって受けた祝福について生徒に深く考えてもらいます。
学習活動案
神殿礼拝の中心
自転車のタイヤなど,中心がはっきりしている物を見せてレッスンを始めるとよいでしょう。表示する展示物に合わせて質問を調整してもよいでしょう。
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自転車のタイヤは,なぜ中心が重要なのでしょうか。
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中心を取り除くと,タイヤの用途にどのような影響があるでしょうか。
神殿についてのスピーチで,七十人のアレン・D・ヘイニー長老は次のように教えています。
「イエス・キリストこそが,わたしたちが神殿に行く理由です。主こそ,天の御父がわたしたちに神殿で会うよう望んでおられる御方です。主は神殿におけるあらゆる象徴,あらゆる儀式,あらゆる聖約,そして待ち望まれるあらゆる祝福の中心であられます。神殿でキリストを求めるならば,自分がなぜ神殿にいるのか,なぜまた神殿に行かなければならないのかを理解することができます。」(“Meeting Jesus in the House of the Lord,” [Brigham Young University devotional, Oct. 10, 2023], 6, speeches.byu.edu)
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わたしたちが神殿で行うすべてのことの中心が救い主であることを覚えておくと,あなたが神殿で経験することにどのような影響を与えるでしょうか。
神殿は美しい建物ですが,わたしたちは,神殿の中で起こることによってイエス・キリストに近づくことができることを生徒が理解できるように助けてください。
生徒が神殿に対する自分の気持ちを振り返れるように,以下の目盛りと手順を表示するとよいでしょう。
提示された目盛りを使って,以下の各文を自分がどの程度その通りだと思うかを評価してください。
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神殿は,わたしがイエス・キリストを近くに感じるために行く場所です。
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わたしは主の聖なる宮で救い主との関係を強めたいと望んでいます。
今日のレッスンを通して,神殿に入りたいという望みが高まるような御霊からの印象を書き留めてください。
旧約聖書に描かれている神殿
旧約聖書を使って神殿の目的を生徒が理解できるように,ホワイトボードに「幕屋」と「ソロモンの神殿」と書くとよいでしょう。付属しているこれらの建物の画像を表示し,生徒に画像と名前を一致させてもらい,それぞれについて知っていることを話してもらうとよいでしょう。
役に立つようであれば,以下の内容を伝えてもよいでしょう。
幕屋は,旧約聖書(紀元前1300年ごろ)に登場する最初の主の家,すなわち神殿です。これは,イスラエルの民が荒れ野を旅する際に持ち運べる構造物でした。ソロモンの神殿は,エルサレムに建てられた主の永住の宮でした(紀元前1000年ごろ)。この神殿は後に破壊され,再建されました(紀元前500年ごろ)。旧約聖書の中で,主は御自分の家を建てるよう民に命じられる度に,同じような約束をされました。
生徒を3人ずつのグループに分け,グループの各メンバーに以下の聖句の一つを読んで発表してもらうとよいでしょう。神殿についての主の意図を生徒が覚えておけるように,聖典のこれらの節をリンクさせてもらうとよいでしょう。
次の参照聖句を読んで,主の聖約の民が主のために家を建てたら,主は何をすると約束をされたかを見つけてください。
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出エジプト25:8(幕屋)
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生徒に,見つけたことを発表してもらいます。それぞれのグループに,今日の神殿に当てはめることのできる,これら3つの聖句から学べる真理を要約してもらいます。
生徒は,主は,御自分が民の中に住めるようにするため,御自分の民に神殿を建てるよう命じられた,といったような真理を見つけているとよいでしょう。
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神殿を通して主はわたしたちの中に「住む」ことがおできになるは,どのような意味だと思いますか。
主がわたしたちの中に「住まわれる」とは,主の臨在と力を感じ,主をよりよく知って,主との関係を強めることを意味していると思われます。
主の宮で主を礼拝することによる祝福
主が主の宮に住まわれていて,わたしたちの間におられる証拠を知る一つの方法は,神殿に参入したときに主が与えてくださる祝福を通してです。
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主の宮で主を礼拝することで,どのような祝福を目にしてた,あるいは,どのような祝福がもたらされると思いますか。
生徒の答えをホワイトボードに書き出してください。
次の文を研究すると,生徒が主の宮で主を礼拝することでもたらされる,さらなる祝福を見つけるのに役立ちます。生徒に二人一組になってもらいましょう。次の文章を一緒に読み,次の質問に答えてもらいましょう。
ラッセル・M・ネルソン大管長は,次のように教えています。
「主の宮で奉仕し,礼拝する人々は,祈りの答えや個人の啓示を受け,信仰を深め,強さや慰めを受け,さらなる知識とさらなる力を得ることを期待できるのです。
神殿で過ごす時間は,日の栄えの考えを持ち,自分が真に何者なのか,どのような人物になり得るのか,どのような生活を永遠に送れるのか,といったビジョンをつかむ助けとなります。定期的に神殿で礼拝すると,自分自身への理解が深まり,神の壮大な計画における自らの役割がさらによく分かるようになるとお約束します。
愛する兄弟姉妹の皆さん,わたしは約束します。状況の許す限り,定期的に神殿で礼拝すること以上に,鉄の棒にしっかりとつかまる助けになるものはないでしょう。世の暗黒の霧に出くわしたとき,定期的に神殿で礼拝すること以上に皆さんの守りとなるものはないのです。これ以上に,主イエス・キリストと主の贖罪に対する証を強め,神の壮大な計画を理解する助けになるものはありません。苦しいとき,これ以上に霊を慰めてくれるものも,これ以上に天を開いてくれるものもありません。ほかにないのです!」(「神権の鍵という賜物を喜ぶ」『リアホナ』2024年5月号,121,122)
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ネルソン大管長は,10代の若者の真の必要を満たすために,どのような祝福を約束しましたか。
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あなたやあなたの知人は,これらの主からの祝福の中で,どれを経験したことがありますか。
生徒が二人一組で質問について話し合う機会を設けた後,何人かの生徒に,何を話し合ったかと,祝福に関する疑問を発表してもらうとよいでしょう。
個人的なものにする
生徒がこれらの祝福の価値を感じられるように,以下の質問の一つまたはすべてに対する答えを学習帳に書く機会を設けるとよいでしょう。十分に時間を取った後で,有志の生徒に書いたことを発表してもらいます。
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神殿であなたはどのように主を近くに感じましたか。
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神殿に参入した結果として挙げられている祝福のいずれかを,あなたはどのように経験してきましたか。
挙げられた祝福の中で,受けたい祝福を一つ選んでください。
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あなたは今,自身の人生において,なぜこの祝福が必要だと感じていますか。
主の聖なる宮で主を近くに感じる方法についての証や個人的な経験で締めくくるとよいでしょう。