「自分の学習に責任を持つ:教育において言い訳をせず,行動する」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
「自分の学習に責任を持つ:教育において言い訳をせず,行動する」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
学校で成功を収める:第193課
自分の学習に責任を持つ
教育において言い訳をせず,行動する
学業が難しくなると,言い訳をして行動を起こさなくなることがあります。救い主の模範に従って自分の学習に責任を持てば,わたしたちは救い主のように知恵が増すでしょう(ルカ2:52参照)。この課は,生徒が自分の学習に責任を持つのに役立つ行動を見つけるのに役立ちます。
生徒の準備:生徒に,次の質問をして,自分の教育への取り組みについて考えてもらいます。
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わたしが得意なことで,学校生活に役立つことにはどのようなものがあるだろうか。
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学習の妨げになるような言い訳を,わたしはどれくらい頻繁にしているだろうか。
学習活動案
学習に対する責任
生徒に,10代の若者と,彼らが下す学業についての誤った決断についてのシナリオを作成してもらいます。たとえば,その10代の若者は,テストのために勉強しなかったり,授業に遅刻してきたり,重要な課題を忘れたり,論文を提出しなかったりしました。一人の生徒に,ホワイトボードに棒人間を描いてもらい,その10代の若者に名前をつけ,その棒人間の下にその人物の誤った判断を書いてもらうとよいでしょう。
次に,棒人間の上に「言い訳」と書きます。以下の質問に対する答えを,ホワイトボードの棒人間の周りに書いてもらいましょう。
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10代の若者は,この誤った決断についてどのような言い訳をしてしまうでしょうか。
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わたしたちがこのような選択に対して言い訳をしてしまうことがあるのはなぜだと思いますか。
十二使徒定員会のラッセル・M・ネルソン大管長とD・トッド・クリストファーソン長老は,学校での誤った選択に対して言い訳をしたくなったときに覚えておくと役立つ重要な真理を教えています。
「教育を受けるのは皆さん自身です。ほかの人が皆さんに代わって受けることはできません。皆さんがどこにいようと,学びたいという深い望みを育んでください。末日聖徒であるわたしたちにとって,教育を受けることは特権であるだけでなく,宗教上の責任です。」(“Will You Choose to Increase in Learning?,” New Era, Sep. 2014, 2)
「物質的にも霊的にも,個人の責任を受け入れる機会は天与の賜物であり,それなしには,神の娘息子としての潜在能力を完全に開花させることはできません。」(「とこしえに自由となり,思いのままに行動することができ」『リアホナ』2014年11月号,18)
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これらの言葉で,特に印象に残ったのはどのようなことですか。
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自分の学習に責任を持つことはなぜ大切なのでしょうか。
ホワイトボードに描いた絵の横に次の真理を書き,生徒がこの真理に気づけるよう助けるとよいでしょう:自分の学習に責任を持つと,神の娘,息子としての可能性を最大限発揮するのに役立ちます。
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10代の若者は,具体的にどうすれば自分の学習に責任を持てるでしょうか。
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自分の学習に責任を持つとは,わたしたちがさらに救い主のようになるためにどのように役立つでしょうか。
生徒が上記の質問に答えるとき,イエス・キリストが御自分の務めと使命の責任を引き受けられたとき,示された特質(勤勉さ,謙遜さ,愛など)を分かち合ってもらうとよいでしょう。
少し時間を取って,キリストのような特質を伸ばすことが,言い訳を克服し,自分の学習に責任を持つのにどのように役立つかを考えてください。学業に責任を持つために伸ばすことができる特質や実行できる行動を見つけるのに役立つ,聖霊からの促しに耳を傾けてください。
責任を持つことに関する聖文の例
生徒が自分の学習に責任を持つことについての真理を見つけられるよう,配付資料「責任を持つ」の活動を行ってもらうとよいでしょう。生徒に,配付資料にある話を自分に当てはめるとどうなるか考えてもらいます。生徒を少人数のグループに分け,各グループの何人かの生徒にダビデの話を読んで質問に答えてもらい,ほかの生徒にはタラントのたとえを研究してもらうとよいでしょう。
注:配付資料の最後のセクションは,この課でのちほど使用します。
十分な時間を取った後,生徒に学んだことをクラスで発表してもらいます。
言い訳を克服して,学習に責任を持つ
生徒が自分の生活を見つめ直し,言い訳を克服する準備として,以下の活動をクラス全体で行うとよいでしょう。
レッスンの最初に採り上げた10代の若者について考えてください。自分の学習に責任を持つことについて,聖文や個人の経験から学んだことを振り返ってください。この10代の若者を助けるために,ホワイトボードに書いた言い訳に対応するような,キリストのような特質や,責任を持って学ぶ意欲を示す行動を提案してください。
始める前に,生徒に例を示すとよいでしょう。遅刻の言い訳としては,「お母さんが時間通りに起こしてくれなかったんだ」などが考えられるでしょう。生徒からは次のような提案が出るかもしれません。「わたしは救い主のように責任感を持って,アラームをセットし,遅刻せず学校に行けるようにします。」生徒の提案をそれぞれの言い訳の近くに書いてもよいでしょう。
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わたしたちが自分の学習に責任を持とうとする努力を,救い主はどのように助けてくださるでしょうか。
自分の学習に責任を持つために,これまでどのようなことをしてきたかを,有志の生徒に発表してもらうとよいでしょう。生徒が発表してくれるとき,その努力を褒めてください。
自分の学習に対する責任
生徒に配付資料の最後のセクションを行ってもらいます。生徒が自分の学習に責任を持てるよう主の助けを求める際に,以下のことを紹介するとよいでしょう。
どうすれば改善できるか,天の御父に啓示を求めると,聖霊が必要な変更点について促しを与えてくださいます。また,すべてを自分だけで行う必要はないことも覚えておくとよいでしょう。わたしたちは救い主の助けを求めることができます(イザヤ41:10参照)。
有志の生徒に,何をするように促されていると感じるか,発表してもらうとよいでしょう。自分の生活の中から,自分の学習に責任を持つ例を話すとよいでしょう。今日行うように促されたことを思い出せるように,配付資料を家に持ち帰るよう生徒に勧めます。