セミナリー
祝福師の祝福:神の愛の表現と血統の宣言


「祝福師の祝福:神の愛の表現と血統の宣言」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)

「祝福師の祝福:神の愛の表現と血統の宣言」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

青少年の強さのために:選択する:第175課

祝福師の祝福

神の愛の表現と血統の宣言

A young man sits and looks over his Patriarchal blessing. He is on a couch and reads the blessing.

祝福師の祝福を受けることは,わたしたちの人生において最も重要な出来事の一つです。祝福師の祝福を通して,天の御父はわたしたちに御心を明らかにし,わたしたちが御父の愛を感じられるように助け,イスラエルの家におけるわたしたちの血統を宣言してくださいます。この課は,祝福師の祝福が神の愛の表現であり,イスラエルの家における自分の血統を宣言するものであることを生徒が理解するのに役立ちます。

生徒の準備:授業前に,生徒に次のうち一つを行ってもらいましょう:(1)自分の祝福師の祝福を読む,または(2)祝福師の祝福を受けた人に,祝福師の祝福がどのように助けになったかを話してもらう。

学習活動案

祝福師の祝福

注:すでに祝福師の祝福を受けている生徒もいれば,受ける準備をしている生徒もいるかもしれません。この課は,両方のグループの生徒に対応しています。生徒の様々な必要を満たす方法を知るために,聖霊の助けを求めてください。生徒が自分自身の祝福師の祝福について話すとき,祝福の具体的な詳細を明かさないように注意を促してください。

ヤコブが家族を祝福したことについて研究する前に,祝福師の祝福についての現在の理解を生徒に考えてもらって,この課を始めるとよいでしょう。これを行う一つの方法は,ホワイトボードに「祝福師の祝福」という言葉を書いて,以下に説明する3つの欄を書くことです。

生徒に,祝福師の祝福について知っていることと,どのような疑問があるかを考えてもらいます。これを行う方法の一つは,学習帳のページに3列の表を作ってもらうことです。

  • 1列目:祝福師の祝福についてわたしが知っていること

  • 2列目:祝福師の祝福についてわたしが知りたいこと

  • 3列目:祝福師の祝福についてわたしが学んでいること

ここで,生徒に最初の二つの欄を埋めてもらいます。生徒にはこの課の間に,3列目に書き足していってもらいます。

Preparatory sketch in casein on illustration board by artist Harry Anderson for his painting "Jacob Blessing Joseph."   The sketch depicts the Old Testament Prophet Jacob (Israel) with his sons gathered around him.  Jacob has his hand on the head of his son Joseph as he gives him a blessing. (Genesis 49:22)

預言者であり祝福師でもあったヤコブは,死ぬ前に家族を集めました。

創世48:8-9創世49:1-2を読んで,ヤコブが家族のために行ったことを見つけてください。(:「告げる」という言葉は,祝福の中で彼が言うことを指します。)

  • どのようなことが見つかりましたか。

ヤコブが息子たちに与えた祝福は祝福師の祝福でした(創世48:9-2249:1-28参照)。バプテスマを受けたふさわしい会員はだれでも,天の御父から霊感あふれる指示が与えられる祝福師の祝福を受ける権利があります(『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』18.17,「福音ライブラリー」)

十二使徒定員会のゲレット・W・ゴング長老は,わたしたちが現代において祝福師の祝福を受ける理由を次のように述べています。

Official Portrait of Gerrit W. Gong.  Photographed in 2018.

「世界中で,気高い祝福師が霊的な備えをして祝福師の祝福を授けています。祝福師はあなたの頭に手を置くと,あなたに対する神の愛を感じ,それを言葉にして伝えます。祝福師はイスラエルの家の中でのあなたの血統を宣言します。主からの祝福を述べます。」(「聖約によるつながり」『リアホナ』2019年11月号,82)

  • この話から,祝福師の祝福についてどのようなことが学べますか。

生徒からは次のような真理が答えとして出されるとよいでしょう。

祝福師の祝福を通して,わたしは以下のことができます。

  • 自分に対する神の愛を感じられます。

  • イスラエルの家における自分の血統が分かります。

  • 神がわたしに与えてくださる祝福を見いだせます。

祝福師の祝福について学んだことを,「学んでいる」の欄に書き加えていくよう,生徒に注意を促します。また,「知りたいこと」の欄に疑問を書き込んでもかまいません。

この課の残りの部分では,祝福師の祝福はどのように神の愛を感じる助けとなるかと,イスラエルの家におけるわたしたちの血統をどのように宣言するかに焦点を当てます。この課の補足学習活動では,福音ライブラリーにある,祝福師の祝福が,わたしたちに対する神の祝福を見いだすのにどのように役立つかについての資料を参照するとよいでしょう。

祝福師の祝福は神の愛の表れである

七十人の山下和彦長老は,祝福師の祝福がいかに神の愛の表れであるかを次のように証しています。

Official Portrait of Elder Kazuhiko Yamashita..  Photographed in March 2017.

「兄弟姉妹の皆さん,天の御父と,御父の愛する独り子,主イエス・キリストは生きておられます。御二方はわたしたちを愛しておられます。祝福師の祝福は,御二方からの神聖な贈り物です。祝福を受けるとき,皆さんは御二方がどれほど自分を愛し,自分を心にかけてくださっているかに気づくでしょう。」(「祝福師の祝福は,いつ受けるべきか」『リアホナ』2023年5月号,90)

  • 祝福師の祝福はどのような点で神の愛の表れだと思いますか。

    11:8
  • 祝福師の祝福を通して,あなたはどのように神の愛を感じてきましたか。

祝福師の祝福について学んだことを,「学んでいる」の欄に書き加えていくよう,生徒に注意を促します。

祝福師の祝福はわたしたちの血統を宣言する

このセクションを始める前に,血統の宣言について知っていることと,なぜそれが重要なのかを生徒に発表してもらうとよいでしょう。また,生徒は「知りたいこと」の欄に血統の宣言に関する疑問を書き,研究しながら答えを探してもよいでしょう。

十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老は,血統の宣言について次のように教えています。

Elder David A. Bednar, Quorum of the Twelve Apostles official portrait. 2020.

「祝福師の祝福を受けるおもな理由の一つは,アブラハムの子孫であるわたしたちがどのような存在かを十分に理解し,課せられている責任を認識できるようにすることです。……わたしたちは前世で予任され,神がアブラハムと交わされた聖約と約束を成就するためにこの世に生まれてきました。」(「宣教師になる」『リアホナ』2005年11月号,47)

  • この話から,「学んでいる」の欄に付け加えられることは何ですか。

生徒の発表内容に応じて,アブラハムと祝福師の祝福で宣言されている血統とのつながりを生徒が理解できるように,次の段落を読むか要約するとよいでしょう。

神は預言者アブラハムと,アブラハムの聖約と呼ばれる聖約を交わされました。神はイサクと,イスラエルとも呼ばれるヤコブと,この聖約を新たにされました(創世26:3-428:12-15参照)。ヤコブの息子たちはイスラエルの部族として知られています。祝福師の祝福は,わたしたちがいかにアブラハムの子孫であり,イスラエルの家の一員であるかを示しています。イスラエルの家の各構成員は,その部族に関係なく,アブラハムの聖約の祝福を受け,責任を分担することができます。

生徒が第23課:「創世12:17」;または第24課:「アブラハム2:9-11」を研究していた場合,アブラハムの聖約について覚えていることを発表してもらうとよいでしょう。

生徒に少人数のグループで以下の聖句を研究してもらい,見つけたことをホワイトボードに書き出してもらうとよいでしょう。

アブラハム2:9-11を読み,主がアブラハムとその子孫に約束された祝福と責任を見つけてください。

  • アブラハムの子孫として,わたしたちにはどのような祝福と責任があるでしょうか。

  • これらの責任を果たす助けとして,祝福師の祝福から何を学ぶことができるでしょうか。

祝福師の祝福を受けた生徒に,これらの責任を果たすために神が与えてくださった才能や特質について,祝福師の祝福が教えていることを復習してもらうとよいでしょう。できれば,生徒は福音ライブラリーで自分の祝福文にアクセスするとよいでしょう。

祝福師の祝福について学んだことを,「学んでいる」の欄に書き加えていくよう,生徒に注意を促します。

学んだこと

生徒に,「学んでいる」の欄に書いたことを見直してもらいます。最も印象に残ったことを一つか二つ丸で囲んでもらうとよいでしょう。生徒に,書いたことをクラスか少人数のグループで発表してもらいましょう。

次のうち一つ以上の質問に対する答えを学習帳に書き留めてください。

  • あなたは天の御父についてどのようなことを学んだり,感じたりしてきましたか。

  • 何を学んだことで,祝福師の祝福を研究しようという気になりましたか。

  • 祝福師の祝福を受ける備えをする動機となる,どのようなことを学びましたか。

祝福師の祝福についてのあなたの考えと気持ちも話すとよいでしょう。まだ祝福師の祝福を受けていない生徒には,いつ受けるのがよいか,よく祈って考えてもらいます。それを受けた生徒には,定期的に研究するように招きます。

祝福師の祝福についてまだ疑問がある場合は,引き続き答えを探すよう生徒を励まします。また,トピックと質問:祝福師の祝福を研究したり,親や教会の指導者に相談したりするとよいでしょう。