セミナリー
アブラハム2:9-11:アブラハムの聖約におけるわたしたちの責任


「アブラハム2:9-11:アブラハムの聖約におけるわたしたちの責任」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

「アブラハム2:9-11:アブラハムの聖約におけるわたしたちの責任」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

創世12-17章;アブラハム1-2章:第24課

アブラハム2:9-11

アブラハムの聖約におけるわたしたちの責任

A young man in a black shirt standing and showing an open Book of Mormon to another young man standing beside him.

主はアブラハムおよびその子孫と聖約を交わされました。アブラハムの子孫として,わたしたちは地上のすべての家族に救い主の福音の祝福をもたらすという聖約の責任を負っています。この課は,生徒がアブラハムの子孫として主から与えられた責任に従って行動する助けとなります。

生徒の準備:生徒に,なぜイエス・キリストの福音はあなたにとって重要なのか,という質問について考えてもらい,家族と話し合ってもらいます。すべての人にとって,それが必要なのはなぜだと思いますか。

学習活動案

アブラハムの子孫

レッスンのはじめに,30秒間時間を取って,自分自身を表す言葉をできるだけ多く生徒に書き出してもらいます。次に,その中で,自分を最もよく表している言葉を3つ選んで丸で囲んでもらいます。何人かの生徒に,自分の答えを発表してもらいます。

  • 自分を表すこれらの特徴は,あなたの行動にどのような影響を与えていますか。

十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老は,わたしたちが何者であるかについて次のように教えています。

17:8
Elder David A. Bednar, Quorum of the Twelve Apostles official portrait. 2020.

「皆さんは音楽や運動競技を楽しんでいるかもしれません。あるいは機械を扱うことに心を引かれているかもしれません。いずれ販売業,専門職,芸術関係の仕事に就くかもしれません。こうした活動や職業は,いかに大切であっても,皆さんがどのような人物かを決めるものではありません。何よりも大切なのは,わたしたちが霊的な存在であることです。わたしたちは神の息子〔と娘〕であり,アブラハムの子孫です。」(「宣教師になる」『リアホナ』2005年11月号,47)

  • わたしたちが何者であるかを決める最も大切なものについてのベドナー長老の教えで,どんなことが印象に残りましたか。

生徒が第23課:創世12章;17章をすでに学習していた場合,アブラハムの聖約について覚えていることを要約してクラスメートに話してもらいましょう。アブラハムの子孫として,わたしたちは重要な祝福を約束されているだけでなく,重大な責任を果たすという聖約も交わしていることを生徒が理解できるように助けます。生徒に次の自己評価をしてもらいましょう。

自分に当てはまる文を以下の中から選んでください。

  • わたしはアブラハムの子孫としての自分の責任を理解しています。

  • わたしはアブラハムの子孫としての自分の責任を果たそうと努めています。

  • わたしはアブラハムの子孫としての自分の責任を果たすことに大きな喜びを見いだしています。

  • アブラハムの子孫としての自分の責任が何か分かりません。

  • アブラハムの子孫としての自分の責任が何かについて疑問があります。

生徒に,これらの文章について考えながら,疑問や感じたことを書き留めてもらいます。アブラハムの子孫としての責任をよりよく果たす方法を知るために,聖霊を通して天の御父から啓示を求めるよう招きます。

マスター教義のアイコン アブラハム2:9-11 はマスター教義聖句です。見つけやすいように,マスター教義聖句に印を付けるとよいでしょう。

アブラハム2:8-11を読み,アブラハムの子孫としてのわたしたちの責任を見つけてください。

  • 救い主はわたしたちに何を期待しておられるでしょうか。

    この聖句について質問があれば尋ねるよう勧めてもよいかもしれません。アブラハムの聖約の責任について話し合うとき,次のような真理を生徒が見つけられるよう導いてください:アブラハムの子孫として,救い主は,御自身の福音の祝福をもって地上のすべての家族を祝福する責任をわたしたちに与えられた。

    イスラエルの集合を助けることによって聖約の責任を果たすことができることが分かると,生徒のためになるかもしれません。

  • 救い主の福音によって地上のすべての家族を祝福する方法にはどのようなものがあるでしょうか。

1ニーファイ15:18を読み,アブラハムの聖約がいつ成就するのか見つけてください。

ラッセル・M・ネルソン大管長は,次のように証しています。

Official portrait of President Russell M. Nelson taken January 2018

「わたしたちには,アブラハムの聖約が成就するのを助ける責任があります。わたしたちの子孫は,世界中のすべての人を祝福するように予任され,備えられています。神権の義務に伝道が含まれているのはそのためです。4,000年にわたる期待と備えの時を経て,福音が地上の国民に届けられるように定められた日が来たのです。今は約束されたイスラエルの集合の時です。そしてわたしたちはそれに参加できるのです。胸が高鳴るではありませんか。」(「聖約」『リアホナ』2011年11月号,88)

「だれかが聖約を交わし,それを守れるよう助けるために何かを行うときはいつでも,それが幕のどちら側であろうと,イスラエルの集合を助けているのです。」(「神に勝利を」『リアホナ』2020年11月号,92-93)

  • イエス・キリストの福音についてどう感じていますか。

  • すべての人にとって,それが必要なのはなぜだと思いますか。

  • あなた(またはあなたの知っている人)は,イスラエルの集合についてどのような経験をしましたか。

わたしたちの責任を果たす

セミナリーのアイコンこの課のレッスンのこの部分で時間を取って,生徒がアブラハムの聖約における責任を果たすために何か行えるようにします。次の配付資料を基に学習グループを作るとよいでしょう。生徒は,焦点を当てる活動を一つ選んで行うか,異なる活動をローテーションで行うとよいでしょう。各グループの,リーダーを割り当て,ほかの生徒が課題を終えられるよう,援助してもよいでしょう。何に焦点を当てるかを選ぶときに,霊感を求めるよう生徒を招きます。

十分な時間を取った後,自分が選んだ活動と,何をするよう霊感を受けたかを生徒に発表してもらいます。

セミナリーのアイコン生徒が以下の質問の幾つか,またはすべてに答えるときは,生徒が個人の啓示を求め,それに気づき,それに基づいて行動できるよう助ける方法を考えてください。これを行う一つの方法は,「ほかに何をするよう招くことができるだろうか」と自問することです。このように自問することで,生徒が受けた個人の啓示に基づいて行動できるよう助ける方法について,聖霊からの霊感を招くことができます。

個人の啓示を招くフォローアップの質問をさらに訓練するには,教師養成スキルにある「学習者が個人の啓示を求め,認識し,それに従って行動できるよう助ける」を参照してください。

生徒のためには,次の質問について深く考え,学習帳に答えを記入する時間を設けるとよいかもしれません。

  • 救い主の福音によって人々を祝福するために,あなたは何を行ったり,どのような計画を立てたりしましたか。

  • これからの何日か,あるいは何週間かのうちに,何を行うよう促しを感じましたか。

    • ほかの人が聖約を交わしたり守ったりするのを助けることですか。

    • 救い主の福音を宣べ伝えることですか。

    • 幕の向こう側にいる人々を助けることですか。

救い主の福音の祝福をすべての人に分かち合うという,アブラハムの子孫としてのわたしたちの重要な責任について証するとよいでしょう。

暗記する

この課で,生徒がマスター教義聖句の場所と重要語句を暗記できるようにし,今後の課で復習するとよいでしょう。アブラハム2:9-11の重要語句は,「主はアブラハムに,彼の子孫は『すべての国民にこの務めと神権を携えて行くであろう』と約束された」です。暗記活動のアイデアは,付録の「マスター教義の復習活動」の項に記載されています。