「アブラハム1章:『義に従う者となることを望み』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
「アブラハム1章:『義に従う者となることを望み』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
創世12-17章;アブラハム1-2章:第22課
アブラハム1章
「義に従う者となることを望み」
アブラハムは邪悪と偶像礼拝に囲まれて育ちました。そのような状況にもかかわらず,前世で,そしてアブラハムにとってはエホバとして知られていたイエス・キリストに従うことを,アブラハムは望みました。アブラハムは義にかなった望みを求めたので,それが得られるように主はアブラハムを祝福されました。この課は,天の御父が生徒たちに受けてほしい祝福を得られるよう助けてくださるという希望を生徒が感じられるようにします
生徒の準備:生徒に,人生で最も欲しいもののリストを作り,自分が最も望んでいることについて天の御父がどのように感じておられるかについて考えてもらいます。
学習活動案
あなたが願っていることは何ですか
自分が望む義にかなった祝福を得られるように主が助けてくださると信じるのが難しい状況について,生徒に考えてもらってからクラスを始めます。これを行うために,以下にある未完成のシナリオを紹介し,生徒に,その人が直面しそうな障害を見つけてもらうとよいでしょう。
さやかは,ほかの人に福音を宣べ伝えることによって,イエス・キリストに従いたいと強く望んでいます。しかし,今は______なので,それが難しそうです。
ゆうすけは,什分の一を納めることによって,イエス・キリストに従いたいと強く望んでいます。しかし,今は______なので,それが難しそうです。
かいとはバプテスマを受けることによって,イエス・キリストに従いたいと強く望んでいます。しかし,今は______なので,それが難しそうです。
生徒に,自分自身の状況と,イエス・キリストに従おうとするときに直面しそうな障害について考えてもらいます。生徒には,以下のステップに従って学習帳に記入してもらいましょう。
自分の学習帳に…
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あなたが人生で最も望んでいる祝福を幾つか記録してください。
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これらの祝福を受けるうえで妨げとなっているものがあれば,書き出してください。
生徒がアブラハム1章を研究するとき,聖霊を通して天の御父の助けを求めるよう招きます。聖霊は,どのような障害に直面しようとも,イエス・キリストに従い,キリストの祝福を受けることができるという希望を感じられるよう助けてくださいます。
アブラハムの境遇
第3課:アブラハム3章で,生徒はアブラハム書の起源を学びました。第3課で説明していない場合は,今説明するとよいでしょう。
生徒に2列の表を作ってもらうとよいでしょう。一列目に「アブラハムが望んだ祝福」と表題を付け,二列目に「アブラハムが直面した障害」という表題を付けてもらいます。これは,生徒がアブラハム1:1-7で学んだことを整理するのに役立ちます。
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アブラハムが望んだ祝福 |
アブラハムが直面した障害 |
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アブラハムが望んだ祝福 | アブラハムが直面した障害 |
アブラハム1:1-7を読み,アブラハムがどのような祝福を望み,それらの祝福を受けるために直面した障害を見つけてください。
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アブラハムが望んだ祝福の中で印象に残ったのは,どれですか。
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なぜ,それらの祝福をあなたも望むのでしょうか。
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イエス・キリストに従いたいというアブラハムの望みは,彼が直面した困難な状況においてどのように助けになったでしょうか。
エホバはアブラハムが障害を克服するのを助けられた
アブラハム1:15-20を読み,アブラハムが直面した障害を克服するのを,エホバがどのように助けられたかを見つけてください。
あるいは,ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「アブラハムをを救い出される」(1:38)を見せてもよいでしょう。
時間があれば,エホバがアブラハムを救い出された奇跡的な方法について話し合う時間を設けるとよいでしょう。この救出を,主がわたしたちを困難な状態から救って,義にかなった生活へと導いてくださる方法と比較するとよいでしょう。主は,ソーシャルメディアやテクノロジーの過剰利用,ポルノグラフィーの使用など,不健全な習慣からわたしたちを救い出してくださいます。エホバは,わたしたちが主に従うのが難しい,いかなる障害からも救い出してくださることを証するとよいでしょう。
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アブラハムは,この経験からエホバについてどのようなことを学んだと思いますか。
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わたしたちが望む義にかなった祝福を受けるために,天の御父はどのように障害を克服してくださるでしょうか。
アブラハムは救い出された後,最終的にカナンへ行ったことを生徒に説明してください。主は,神権やそのほかの重要な祝福でアブラハムを祝福することによって,望みに従って行動したアブラハムをたたえられました。神は,わたしたちがアブラハムの聖約と呼ぶものの一部として,これらの祝福をアブラハムに約束されました。生徒は今後の課でこの聖約についてさらに詳しく学びます。
アブラハムの生涯の後半,主はアブラハムを訪れ,アブラハムの義にかなった望みをすべてかなえると約束されました(アブラハム2:9-11参照)。アブラハム2:12-13を読み,この経験の後,アブラハムが何と言ったかを見つけてください。
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アブラハムの経験から,どのような原則が学べるでしょうか。
生徒は次の内容を含む,様々な原則を見つけるかもしれません:イエス・キリストに従おうとするならば,神はわたしたちが望む義にかなった祝福を与えてくださる。
十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド会長の次の言葉を読むか,ビデオ「完全な希望の輝き」のタイムコード11:09-11:38を見てください。ChurchofJesusChrist.orgこのビデオはにあります。
「すべての希望の神が今なお驚くべき,奇跡的な方法で,義にかなった願いやキリストのような望みにこたえてくださるという希望を抱くべきでない理由は何でしょうか。わたしたちは皆,義にかなって願う事柄がいつの日か,どうにか,何らかの方法でまだかなえられると信じる必要があるのです。」(「完全な希望の輝き」『リアホナ』2020年5月号,83)
生徒に,二人一組か少人数のグループで以下の質問について話し合ってもらうか,自分の答えを学習帳に記録してもらいましょう。十分な時間を取った後,有志の生徒何人かに答えの片方または両方をクラスで発表してもらいます。
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ホランド会長の言葉とアブラハムの経験は,イエス・キリストに従うことができるよう,障害を乗り越える助けをくださる希望をどのように与えてくれますか。
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天の御父はこれまでどのようなときに,あなたやあなたの知人がイエス・キリストに従うための障害を克服できるよう助けてくださいましたか。
義にかなった祝福を受けるために,天の御父が助けてくださった経験を話してもらうとよいでしょう。
生徒に,今日学んだことを学習帳に記録してもらいます。
有志の生徒何人かに,書いたことを発表してもらうとよいでしょう。この真理に対する証を分かち合ってレッスンを終えます。