セミナリー
創世12章;17章:アブラハムの聖約


「創世12章;17章:アブラハムの聖約」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

「創世12章;17章:アブラハムの聖約」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

創世12-17章;アブラハム1-2章:第23課

創世12章;17章

アブラハムの聖約

The Old Testament prophet Abraham kneeling in prayer on the plains of Mamre. Abraham's wife, Sarah, is standing in the doorway of a tent in the background. Sarah is watching Abraham. There is desert scenery in the background.

主とアブラハムは,現在アブラハムの聖約として知られる契約を結びました。今日,神と聖約を交わし,守るなら,アブラハムと同じ祝福を神から受けることができます。この課は,アブラハムの聖約とその聖約が自分とどう関係しているかを生徒が説明できるようにするのに役立ちます。

生徒の準備:生徒に,福音ライブラリーまたは聖句ガイドで「アブラハムの聖約」を調べ,見つけたことを発表する準備をして来るよう招きます。

学習活動案

アブラハムの聖約

聖餐会でアブラハムの聖約について話すよう言われたと,生徒に想像してもらいます。これを行う備えができているかどうかを生徒が評価する助けとして,次の質問を学習帳に書き留めて,答えてもらいます。

  • アブラハムの聖約とは何でしょうか。

  • どうすればアブラハムの聖約を受けることができるでしょうか。

  • アブラハムの聖約はわたしにとってなぜ重要なのでしょうか。

アブラハムの聖約についてあまり知らなくてもよいことを生徒に伝えて,安心させます。このレッスンの間に答えを書き加えることができると⽣徒に伝えます。学んでいることの真実性について,聖霊の確認を求めるよう生徒を励まします。

注:この課では,アブラハムの聖約の祝福とは何かと,なぜそれがわたしたちにとって重要なのかに焦点を当てます。第24課:アブラハム2:9-11では,アブラハムの聖約におけるわたしたちの責任に焦点を当てます。

アブラハムの聖約とは何か

アブラハムが「先祖の祝福」を望み,「義に従う者」(アブラハム1:2)となることを望んだことを思い出してください。主はアブラハムに御名を授け,神権を授けると約束されました(アブラハム1:18参照)。

ホワイトボードに次の表を書いてください。生徒に,最初の欄の聖句を研究して,見つけた祝福をホワイトボードの対応する節の隣に書き出してもらいます。二列目に書かれている節は,後でこのクラス中に研究します。

アブラハムに約束された主の祝福

わたしに約束された主の祝福

創世12:217:1-2,4-6

創世12:317:7

創世12:717:8

アブラハム2:11

教義と聖約132:19-22,30-31

アブラハム2:9-11

教義と聖約88:18-20

教義と聖約84:33-38

創世12:2-3,717:1-8アブラハム2:11を読み,神がアブラハムに与えられた祝福を見つけてください。

生徒が聖文を読んでいる間,教室内を巡回するとよいでしょう。教師が近くにいると,生徒が質問をしてくる可能性が高くなるため,生徒が読んでいるときに教室内を巡回すると,生徒が助けを求めやすくなります。生徒がこの活動を終えたら,見つけたことを発表してもらいます。

  • どのようなことを見つけましたか。

  • これらの約束は,神についてどのようなことを教えているでしょうか。

以下は,生徒が見いだすであろう祝福のリストです。

  1. 創世12:217:1-2,4-6:多くの国民の父;大いに増した;多くを得させる(ヘブライ語で,「アブラム」という名前は「昇栄した父」を意味し,「アブラハム」という名前は「多くの人の父親」を意味します。)

  2. 創世12:317:7:地のすべての氏族は,神の子孫によって祝福を受けた;アブラハムの子孫と継続される神の聖約

  3. 創世12:717:8:カナンの地

  4. アブラハム2:11:神権

生徒はまた,「王たちもあなたから出るであろう」(創世17:6)という言葉に気を留めるかもしれません。これはイスラエルとユダの両方を治める王たちを指しますが,それより重要なことは,これはイエス・キリストを指しているということです(マタイ1:1黙示19:16参照)。

神がアブラハムと交わされた聖約はアブラハムの聖約として知られていることを指摘するとよいでしょう。それこそ,神が御自分の最大の祝福を御自分の子供たちに与えてくださる方法であることを説明します。神はアブラハムとの聖約を,アブラハムの生涯で何度も再確認されました(創世13:14-1715:5,1822:15-18アブラハム2:8-123:14参照)。

どうすればアブラハムの聖約を受けることができるか

アブラハムの聖約が自分にどのように関係しているのかを生徒が理解できるように,ネルソン大管長の次の言葉を紹介してください(ガラテヤ3:27-29アブラハム2:10も参照)。

ラッセル・M・ネルソン大管長は,神がアブラハムに約束されたのと同じ祝福を,わたしたち一人一人が受ける方法について次のように教えています。

Official portrait of President Russell M. Nelson taken January 2018

「福音を受け入れてバプテスマを受けるとき,わたしたちはイエス・キリストの聖なる御名を受けます。バプテスマは,主がいにしえの時代にアブラハム,イサク,ヤコブ,そして彼らの子孫に与えられたすべての約束を受ける共同の相続人となることに通じる門です。

『新しくかつ永遠の聖約』(教義と聖約132:6)とアブラハムの聖約は基本的に同じものであり,神が異なる時期に現世の男女と交わされた聖約を言い表す二通りの方法です。……

……皆さんもわたしもバプテスマの時に自ら聖約の道に入りました。そしてその後,神殿においてさらに完全にその道に入ります。アブラハムの聖約の祝福は,聖なる神殿で授けられます。これらの祝福により,わたしたちは復活したとき,『王位,王国,力,公国,主権を受け継ぎ,「すべての事柄について昇栄と栄光を受ける」』〔教義と聖約132:19〕ことができるのです。」(「永遠の聖約」『リアホナ』2022年10月号,4,6)

  • ネルソン大管長の話からアブラハムの祝福について学べることを,あなたならどのように要約しますか。

生徒が次のような真理を見つけられるよう導きましょう:神と聖約を交わし,守るならば,わたしたちはアブラハムに与えられた祝福の相続人となる。

アブラハムの聖約はわたしにとってなぜ重要なのか

生徒に,二列目に書かれている参照聖句を研究し,アブラハムに約束された祝福が自分たちにどのように約束されているかを学習帳に書き出してもらいます。これらの節は,二人一組か少人数のグループで研究してもらうと最適かもしれません。

生徒は,以下のような祝福を見つけるとよいでしょう:

  1. 教義と聖約132:19-22,30-31:永遠の家族(「子孫が満ちて続く」と「命の存続」)

  2. アブラハム2:9-11:地のすべての家族に分かち合われる福音;救いと昇栄

  3. 教義と聖約88:18-20(20節の「これ」は地球を指します):日の栄えの王国における受け継ぎ(ヘブル11:8,13-16も参照)

  4. 教義と聖約84:33-38:御父が持っておられるすべてを含む神権の祝福

  • これらの約束された祝福は,あなたにとってどのような意味がありますか。

  • これらの祝福は,あなたに対する神の御心について何を教えているでしょうか。

アブラハムの聖約を天の御父の計画の一部として考えられるように,書き出した祝福を受けるにはどうすればよいかを生徒に尋ねるとよいでしょう。生徒に,自分の考えについて深く考えたり,発表したりしてもらうとよいでしょう。ネルソン大管長の次の言葉を紹介してもよいでしょう。

ラッセル・M・ネルソン大管長は,どうすればアブラハムの聖約の祝福を受けられるかについて,次のように指摘しています。

Official portrait of President Russell M. Nelson taken January 2018

「御父が御自分の子供たちに与えた約束を果たされることは,救い主の贖いの犠牲によって可能となりました。……アブラハムの聖約の成就は,救い主であられる主イエス・キリストの贖罪のおかげで可能となります。イエス・キリストはアブラハムの聖約の中心であられます。」(「「永遠の聖約」『リアホナ』2022年10月号,7)。

アブラハムの聖約を説明する

生徒に,授業の最初に書いた答えに書き加えてもらいます。

  • アブラハムの聖約とは何でしょうか。

  • どうすればアブラハムの聖約を受けることができるでしょうか。

  • アブラハムの聖約はわたしにとってなぜ重要なのでしょうか。

生徒の理解を強めるために,生徒に二人一組になってもらい,互いにアブラハムの聖約を説明し合ってもらうとよいでしょう。簡潔に,しかも抜けがなく説明できているか確認するよう生徒を励まします。この聖約をできるだけ少ない語数で説明すると,生徒が理解をより深めるのに役立ちます。

アブラハムの聖約を通して神がわたしたちに与えられる祝福と約束について証してください。