「エゼキエル37章:聖書とモルモン書はイエス・キリストについて証する」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)
「エゼキエル37章:聖書とモルモン書はイエス・キリストについて証する」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
エゼキエル1-3章;33-34章;36-37章;47章:第140課
エゼキエル37章
聖書とモルモン書はイエス・キリストについて証する
エゼキエル37章で,エゼキエルは,将来イスラエルのすべての部族が主のもとへ集合し,再統一されるのを見ました(エゼキエル37:20-28参照)。現代の預言者たちも,エゼキエルの示現を,ユダの木(聖書)とヨセフの木(モルモン書)が一つになり,イエス・キリストとその回復された福音の証として対になったと解釈しています(エゼキエル37:15-17参照)。この課は,聖書とモルモン書がどのように連携して,イエス・キリストとその福音の証として働くかを生徒が理解するのに役立ちます。
生徒の準備:「聖書を信じているのなら,なぜモルモン書が必要なのですか」と尋ねられたと生徒に想像してもらい,自分ならどのように答えるかを発表する準備をしてもらいます。友達や家族に,彼らならこの質問にどう答えるか尋ねてみてもよいでしょう。
学習活動案
確かな第二の証人
ソーシャルメディアで,「聖書を信じているのなら,なぜモルモン書が必要なのですか」という投稿を見たと想像してください。
この質問をホワイトボードに書きながら,生徒に深く考えてもらうとよいでしょう。次に,生徒に自問自答してもらいます。
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この質問に答える自分の能力に,どれくらい自信を持っていますか。
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もし友達からこの質問をされたら,あなたは何と伝えますか。
今日,エゼキエル37章を研究しながら,聖書とモルモン書がイエス・キリストと主の福音をどのように証しているかを見つけられるように,御霊の助けを求めてください。この課の最後に,この質問に答える練習をする機会があります。
ユダの木とヨセフの木
預言者エゼキエルは,バビロンで囚われの身となっていたイスラエルの民に悔い改めを説くために遣わされました。エゼキエル37章に,預言者は,背教のために霊的に死んでいたイスラエルの家が,福音の回復によって再び生き返ると主が教えられた示現を記録しました。示現の一部として,エゼキエルはメッセージが書かれた2本の木あるいは木板を見ました。
生徒が次の聖句を研究する際,「ユダの木」とは聖書であることを指摘するとよいでしょう。「ヨセフの木」はモルモン書を指しています(『聖句ガイド』「エフライム」;「ユダ」の項参照)。生徒はこの情報を,自分の聖典の16節の横にメモとして書いておくとよいでしょう。
エゼキエル37:15-17はマスター教義聖句です。マスター教義聖句には目立つ印を付けて見つけやすくしておくよう,生徒に勧めるとよいでしょう。
エゼキエル37:15-20を読み,末日における聖文についての主の約束を見つけてください。
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「これらはあなたの手で一つになる」(17節)とは,どういう意味だと思いますか。
聖書とモルモン書がどのように救い主の「一つの」証となるのかを理解できるように,ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように教えています。
「聖書もモルモン書も,ともにイエス・キリストについての証です。この二つの書は,イエス・キリストが神の御子であられること,人が模範とすべき生活を送られたこと,全人類の罪を贖われたこと,十字架の上で亡くなり復活の主としてよみがえられたことを教えています。つまり,イエス・キリストが世の救い主であられる,と教えているのです。
聖文の証は互いの真実性を立証し合っています。この考え方ははるか昔に,モルモン書について書いた預言者の次のような言葉に説明されています。『この記録を書き記しているのは,〔聖書〕をあなたがたに信じさせるためである。また,あなたがたは〔聖書〕を信じるならば,〔モルモン書〕も信じるであろう。』〔モルモン7:9〕それぞれの書が互いについて言及し合っています。そしてそれぞれが,神が生きておられ,預言者への啓示を通じて神の子供たちに話しかけておられる証拠としての役割を果たしています。
現在では,地上の数多くの国々に住む聖徒たちが,彼らの手で一つに合わせられた聖書(ユダの木)とモルモン書(エフライムの木)を持って,感謝を抱いています。」(「聖文の証」『リアホナ』2007年11月号,43,44)
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エゼキエル37:15-20とネルソン大管長から学べることを,あなたならどのように要約しますか。
生徒はさまざまな言葉で表現するかもしれませんが,聖書とモルモン書はどちらもイエス・キリストを証しているといった真理を生徒が分かち合えるように助けてください。
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聖書とモルモン書の両方がイエス・キリストを証していることがなぜ大切なのだと思いますか。
イエス・キリストに付き添う証人
以下の活動は,聖書とモルモン書の両方がイエス・キリストとその福音をどのように証しているかについて,生徒が理解を深めるのに役立ちます。
以下の表の一部または全部を掲示するとよいでしょう。生徒はテーマを一つ以上選んで,個人または二人一組で,あるいは少人数のグループで研究するとよいでしょう。
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福音のテーマ |
対になる聖文 |
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福音のテーマ イエス・キリストの贖罪 | 対になる聖文 聖書:イザヤ53:3-5 モルモン書:アルマ7:11-13 |
福音のテーマ イエス・キリストによるすべての人の復活 | 対になる聖文 モルモン書:アルマ11:42-45 |
福音のテーマ 救い主,御自分の民を集めて贖うことを約束される | 対になる聖文 モルモン書:1ニーファイ10:14 |
福音のテーマ イエス・キリストの特質 | 対になる聖文 聖書:イザヤ63:7 モルモン書:モーサヤ4:11 |
福音のテーマ 救い主のバプテスマの儀式 | 対になる聖文 聖書:マタイ3:13-17 モルモン書:2ニーファイ31:5-12 |
福音のテーマ テーマを選ぶ | 対になる聖文 聖書: |
生徒に学んだことを発表してもらう方法を考えてください。これを行う一つの方法は,付属の資料を配って,生徒にソーシャルメディアの投稿を作成してもらうことです。生徒がソーシャルメディアに不慣れな場合は,この活動を調整して,だれかに伝えたいことを生徒にロールプレーしてもらうとよいでしょう。この活動では,この課の冒頭で提示した質問に答えるよう生徒に勧めます。
研究したテーマの中から一つを選び,「聖書を信じているのなら,なぜモルモン書が必要なのですか」という質問に対する答えとなるようなソーシャルメディアの投稿を作成してください。あなたが研究した聖書とモルモン書の聖句を含めてください。あなたが見つけた価値と,それらがイエス・キリストとその福音についてどのように教えているかを説明してください。
学んだことを分かち合う
生徒の投稿やポスターを教室の壁にテープで貼ったり,机の上に貼ったりするとよいでしょう。その後,生徒に教室内を歩き回って,クラスメートの作品を見てもらいます。小さな紙または付箋を配り,以下の指示に従って活動を完了してもらいましょう。
ほかの生徒のソーシャルメディアの投稿に「コメント」を書きます。コメントには,次の選択肢の一つ以上を含めてください。
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だれかが救い主とこのテーマについてもっと理解するのに役立つような参照聖句を,聖書またはモルモン書から追加してください。あなたが紹介した聖句の価値についての考えも入れてください。
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聖書とモルモン書が,救い主とこの教えを理解するのにどのように役立ったかを含めてください。
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聖書やモルモン書の聖句が,救い主とその福音に対するあなたの証を強めるのに役立った経験を書いてください。
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自分の考えを紙に書く代わりに,救い主とその福音の教えについて今日学んだことを,自分のソーシャルメディアアカウントに投稿してもかまいません。聖句と,イエス・キリストの福音をよりよく理解するうえで聖書とモルモン書がどのように役立ったかを含めてください。
イエス・キリストとその福音に対する理解を深めるために,引き続き聖書とモルモン書を使うよう生徒に勧めて,レッスンを終えるとよいでしょう。
暗記する
この課でマスター教義の参照聖句と鍵となる聖句を暗記できるよう生徒を助け,今後の課で復習するとよいでしょう。エゼキエル37:15-17の鍵となる聖句は,「聖書とモルモン書はあなたの手で一つになる」です。暗記活動のアイデアは,付録の「マスター教義の復習活動」の項に記載されています。