「創世29-33章:『神に勝利を』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)
「創世29-33章:『神に勝利を』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
創世24-33章:第32課
創世29-33章
「神に勝利を」
預言者ヤコブは,人生の中で神に勝利を得ていただく模範を示しました。彼は聖約によって結婚するために,多大な努力を払い,日々の仕事で主の祝福を受け,神に命じられたとおりに家族関係を改善するよう努めました。この課は,生徒が自分の人生の中で進んで神に勝利を得ていただきたいとさらに思えるよう助けます。
生徒の準備:生徒に,神が自分の人生にどのような影響を及ぼすのかを挙げてもらうとよいでしょう。生徒がこのテーマについてさらに学びたい場合は,ラッセル・M・ネルソン大管長の説教「神に勝利を」の一部(18:51)を視聴したり,読んだりするとよいでしょう。
学習活動案
わたしたちの人生への影響
生徒に,自分の人生に影響を与えたものを幾つか学習帳にリストアップしてもらいましょう。その中には,友人,教師,カウンセラー,著名人,両親,預言者,主,さらには自分自身の考えや野心が含まれるかもしれません。
次に,リストの各項目が与える影響をよく考えて,順位をつけてもらいます。生徒は,自分の生活に最も強い影響与えたものに1,次に2,というように数字を振ってもよいでしょう。または,「高」,「中」,「低」などの言葉で各項目の影響力の度合いを示してもらってもよいでしょう。
生徒が次の言葉を読む前に,神に勝利を得ていただくとは,わたしたちの人生の中で神に最大の影響力となっていただくことであると説明するとよいでしょう。
ラッセル・M・ネルソン大管長の次の言葉を読みましょう。あなたならこの質問にどう答えるか深く考えてください。
「あなたは人生の中で進んで神に勝利を得ていただこうとしていますか。あなたは人生の中で進んで神を最も重要な影響力としていますか。神の言葉や戒め,聖約の影響を日々の行いに反映させていますか。神の声を何よりも優先させますか。あらゆる野心よりも,神から行うよう求められることを進んで優先させていますか。進んで自分の意志を神の御心にのみ込まれるがままにしていますか。」(「神に勝利を」『リアホナ』2020年11月号,94)
生徒たちに,これらの質問の答えを学習帳に書いてもらいましょう。これには,進んで神に勝利を得ていただく方法や,人生で最大の影響力となっていただく方法などが含まれます。また,自分が望んでいない方法や,なぜそれが難しいのかを書いてもよいでしょう。
あなたの心配していることや困難に対する洞察や助けを与え,生活の中でもっと主に勝利を得ていただきたいという望みが増すように,聖霊の導きを求めましょう。
ヤコブの模範
あるとき,ヤコブは自分と家族の安全を心配して「大いに恐れ,苦しみ」(創世32:7)ました。彼は一晩中「組打ち」(創世32:25)し,自分が直面した困難な状況に対して主の祝福を得ようと決意しました。(この状況に関しては,レッスンの後半でもう一度研究します)。それにこたえて,主はヤコブを助けると約束されましたが,同時にヤコブの名前も変えられました。
創世32:28を読んで,主がヤコブの名前を何に変えられたのか,またその理由に印をつけましょう。
生徒に,イスラエルという名称の意味の一つが「神に勝利を」であることに注目してもらうとよいでしょう。
この課では,ヤコブ,またはイスラエルの人生の中で,神に勝利を得ていただいた3つの分野に焦点を当てます。研究しながら,次の原則の例を見つけましょう:生活の中で進んで神に勝利を得ていただこうとするとき,神はすべてのことについてわたしたちを祝福してくださいます。
以下の配付資料を用意し,以下のいずれかを行いましょう。
-
事前にこれらの配付資料を三人の生徒または三つのグループに分かれた生徒に渡し,この資料を使ってクラスをリードしてもらいます。
-
生徒に,少人数のグループで3つの活動すべてを行ってもらいます。
-
生徒に3つの配付資料の基本的な概要を説明し,そのうちの一つか二つを選んで研究してもらいます。「ヤコブとその家族」(3:00)を見て概要を把握することもできます。
生徒がこれら3つの資料をグループで研究した場合は,学んだことと,それが自分たちにとってどのような意味を持つのかを発表してもらいます。生徒が自発的に発言しない場合は,主について何を学んだか尋ねます。
人生の中で神に勝利を得ていただいた人々の他の例を,生徒に分かち合ってもらうとよいでしょう。
人生の中で,神に勝利を得ていただく
少し時間を取って,この課で学んだことや覚えておきたいことについて深く考えましょう。聖霊の導きを求めながら,レッスンの冒頭で学習帳にまとめた自分の考えに,書き足していきましょう。あなたの人生の中で,神に勝利を得ていただきたい理由も含めてください。また,人生の中で神に勝利を得ていただきたいという望みを高めるためにできると思うことを含めてもよいでしょう。
あまり個人的でなければ,複数の生徒に答えを分かち合ってもらいましょう。あなた自身の考えと証も分かち合うとよいでしょう。