セミナリー
第93課:ネヘミヤ―「わたしは偉大な業に携わっているから下って行くことはできない」


エルサレムの城壁を調べるネヘミヤ

「エルサレムの城壁を調べるネヘミヤ」ロバート・T・バレット画

エズラ1、3-7章;ネヘミヤ2、4-6、8章:第93課

ネヘミヤ

「わたしは偉大な業に携わっているから下って行くことはできない」

学習に対して霊的に備えるため「聖文を研究する」にアクセスしてください。

神はネヘミヤに霊感を与え、エルサレムの周囲に城壁を築き直すことによって民を守るよう言われました。ネヘミヤの民はこの業を成し遂げるために、絶え間ない脅威や妨げに打ち勝たなければなりませんでした。わたしたちもまた、神から大切な業を与えられており、それを成し遂げるときに困難に直面することがあります。この課は、天の御父があなたに与えてくださった業に集中し続けられるよう助けます。

聖文を研究する

ビデオ「Doing What Matters Most」(1:42)を視聴するか、次の話を読んでください。

1:49
  • 何年も前、パイロットが飛行機を着陸させる準備をしていたとき、コックピットの小さなライトが点灯しませんでした。乗務員は電球に集中するあまり、飛行機が沼地に向かって降下していることに気づきませんでした。飛行機は墜落し、100人以上が亡くなりました。

当時大管長会の一員だったディーター・F・ウークトドルフ管長は、この悲劇から重要な教訓を次のように教えています。

ディーター・F・ウークトドルフ管長

「機体は物理的には完璧な状態でした。たった一つ以外は、すべてが正しく作動していました。電球が1個、切れていたのです。20セントほどの小さな電球から一連の出来事が始まり、ついには100人を越える死者を出すという悲劇を招きました。

もちろん、切れた電球そのものが事故を起こしたわけではありません。乗務員がその瞬間に重要だと思われたことに注意を向け、最も重要なことを見失ってしまったからです。

最も重要なことをないがしろにして、つまらないことに注意を向ける傾向は、パイロットだけでなく、だれにでもあります。わたしたちは皆、その危険を冒します。」(「偉大な業に携わっているから下って行くことはできない『リアホナ』2009年5月号、59)

以下の話を読みながら、このメッセージが自分にどのように当てはまるかを理解できるよう、御霊を通して天の御父に導きを求めてください。

ウークトドルフ管長は、次のように続けています。

ディーター・F・ウークトドルフ管長

「少し立ち止まり、自分の心と思いがどこにあるか確かめてください。最も重要なことに焦点を置いているでしょうか。静かな時間をどのように使っているかを見ればよく分かるでしょう。最終期限に迫られるプレッシャーから解放されたとき、思いはどこへ向かうでしょうか。思いと心の焦点はその瞬間にだけ意味のある一時的なつかの間の事柄に当てられていますか。それとも最も重要なことに心が向けられているでしょうか。」(「偉大な業に携わっているから下っていくことはできない」『リアホナ』2009年5月号、59-60)

ノートのアイコン神が預言者を通して焦点を当てるように求めておられることをノートに3つ記録してください。最新の総大会の説教に目を通すか、『青少年の強さのために—選択の指針』(2022年)を復習するとよいでしょう。

ネヘミヤという名のイスラエル人は、ペルシャの王アルタシャスタの僕でした。何年も前に、多くのイスラエルの民は神殿を再建するためにエルサレムに戻っていました。ネヘミヤは、エルサレムの周囲の防護壁と門が壊されていたために、イスラエルの民が攻撃を受ける恐れがあることを知りました。

完成した壁の上に立つネヘミヤの絵

ネヘミヤは霊感を受けてエルサレムを囲む城壁を再建しました(ネヘミヤ1:1-42:1-6、11-12、17-18参照)。

マークアイコンネヘミヤ2:194:17-8を読んでください。ユダヤ人の敵が、神から与えられた業にどのように反応したかに印をつけてください。

神が望んでおられることからわたしたちの焦点をそらすために、サタンが今日用いる同様の策略について、ノートに記入しましょう。

マークアイコンネヘミヤ4:914-20を読んでください。気を散らすものや困難を克服する方法について学んだことに印をつけてください。

ネヘミヤ6:1-415-16を読み、神の業から引き離そうとする敵の試みに対するネヘミヤの対応から学べることを深く考えてください。

ノートのアイコン天の御父がわたしたちに与えてくださった業を行うことについて学んだことや感じたことを、一文にまとめてノートに書いてください。

以下の学習オプションを復習してください。一つかそれ以上行ってください。

オプションA

神は何に焦点を当てるよう望んでおられるのだろうか

マークアイコンネヘミヤ6:3を読んでください。神の業に焦点を当てるのをやめるように言われたときのネヘミヤの返答に印をつけてください。

当時大管長会の一員であったディーター・F・ウークトドルフ管長は、次のように教えています。

ディーター・F・ウークトドルフ管長

「しかし、考えてみてください。焦点を見失わせ、標準、すなわち神の標準を下げるような誘惑に対して、『わたしは偉大な業に携わっているから下って行くことはできない』と答えるなら、個人として、また神権者の一団として、どれほど大きな力を発揮できることでしょうか。……

天の御父が求めておられるのは、ささいな事柄に永遠の道をじゃまさせることを拒む人々、安易な娯楽に興味をそそられたりサタンのわなにはまったりせず、成し遂げるよう主から与えられた業から注意をそらすことのない人々、自分の言葉どおりに実行し、信念をもって『わたしは偉大な業に携わっているから下って行くことはできない』と言う人々です。」(「偉大な業に携わっているから下って行くことはできない『リアホナ』2009年5月号、62)

メモのアイコンネヘミヤ6:3にあるネヘミヤの返答からメモを作成します。彼の返答を自分の言葉で言い換えてください。

ノートのアイコン自分の生活に基づいて、次の文章をノートで完成させましょう。

  • 天の御父はわたしがに焦点を当てることを望んでおられると信じます。

  • わたしが直面するかもしれない妨げや困難は、です。

  • 天の御父の業に集中し続ける方法には、があります。

オプションB

神の業に集中し続けることによって、どのように守られるだろうか

ネヘミヤは、神に焦点を当てることが神の業を成し遂げるうえでいかに助けとなるかを示しました。モルモン書に登場するニーファイ人の指導者レホンタイは、ニーファイ人のアマリキヤという名の邪悪な離反者によって注意をそらされました。

ネヘミヤとレホンタイの注意をそらされた経験を比較してください。

マークアイコンアルマ47:10-11を読み、アマリキヤがレホンタイに望んだことを見つけてください。それぞれの試みに印を付けてください。ネヘミヤの状況はどのような点でレホンタイと似ていますか。

アルマ47:12-19を読み、何が起こったかを見つけてください。

丘の頂上に立つ男性

ノートのアイコンネヘミヤとレホンタイの例から学んだことをノートに記録してください。

自分の考えを分かち合う

この課の目的:天の御父が与えてくださった業に集中し続けられるようにします。

共有アイコン教師やクラスに、以下のうち一つかそれ以上を分かち合ってください。

  • 天の御父の業に焦点を当てることについて完成させた3つの文すべてに対する回答。

  • ネヘミヤとレホンタイの例から学んだこと。

  • この課の目的を達成するため具体的に行ったこと。

  • この課で浮かんだ質問。あなたの質問の答えをどこで見つけようと思いますか。