「霊性を高める教育:心と霊の教育を優先する」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
「霊性を高める教育:心と霊の教育を優先する」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
将来の教育と雇用に備える:第189課
霊性を高める教育
心と霊の教育を優先する
主は,この世的教育と宗教教育の両方を生活の中で優先するよう励ましておられます(教義と聖約88:77-80参照)。この世的な教育と宗教教育は,神とほかの人々に仕え,自立する能力を高めてくれます。この課は,生徒が中等教育後の世俗教育と宗教教育を継続する計画を立てられるようにします。
生徒の準備:高校卒業後に何をするかについて,考えられる選択肢を2つ以上発表する準備をして生徒にクラスに来てもらいます。
学習活動案
教育を優先する
棒人形をホワイトボードに描きます。生徒がより身近に感じられるように,シナリオの細部を自由に追加したり変更したりしてください。
レジーは,高校卒業後,進学しないでやっていきたいと考えています。彼は現在の職場でもっと多くの時間働きたいと思っています。最終決断を下す前に,学業を続けることの利点と欠点を検討することにしました。
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レジーが教育を継続した場合の利点にはどのようなものがあるでしょうか。
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欠点にはどのようなものがあるでしょうか。
リストは,まず二人一組か少人数のグループで作るとよいでしょう。ホワイトボードに「利点」と「欠点」と書き,生徒に思いついた答えを書いてもらうとよいでしょう。最近第188課「教育の重要性」を教えた場合は,じょうごの実物を使った活動で話し合ったことを生徒に思い出してもらいましょう。この課のレッスン中に,生徒にそのリストに書き加えてもらいます。
世俗教育と宗教教育
教会指導者たちは,神のすべての子供たちについて,教育の重要性を強調しています。教会指導者が強調している教育には,この世的な教育と宗教教育の両方が含まれます。
次の未完成の文を,ホワイトボードの「利点」の下に書き,生徒にも学習帳に同じように書いてもらいます。
世俗的な教育と宗教教育の両方を追求すると,わたしたちが_____のに役立ちます。
次の文章を読んで,この文を完成させる様々な方法を見つけてください。
七十人のクラーク・G・ギルバート長老は,次のように教えています。
「教会が教育にとても多くのリソースを投資している理由を知っていますか。主が皆さんを愛しておられるからです。主は皆さんに,もっと御自分に近づき,情緒的,知的,霊的な強さを見いだしてほしいと望んでおられます。教会の指導者も同じことを望んでいます!皆さんのために祈り,皆さんの成功を願っているのです。皆さんが神聖な可能性を発揮できるよう助けることに,わたしたちは全力を傾けています。」(「教会教育:すべての人に学ぶ場が用意されています」『For the Strength of Youth—青少年の強さのために』2023年10月号,18)
生徒に見つけたことを発表してもらい,生徒の答えをホワイトボードに書きましょう。生徒の答えは,次のようなものかもしれません。
主に近づく
神から力を授かる
自分の神聖な可能性に到達する
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主からこれらの祝福を受けるには,この世的な教育と宗教的な教育の両方が必要なのはなぜでしょうか。
世俗教育
ホワイトボードに,以下のように2冊の本の絵を描きます。前者には「世俗的」,後者には「宗教的」と書きます。生徒にも,似たような本の絵を学習帳に描いてもらいましょう。
生徒に,「世俗的」と書かれた本の下に,次の質問の答えを書き出してもらいましょう。二人一組または少人数のグループで取り組むとよいでしょう。
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高校卒業後の世俗的な教育にはどのような選択肢がありますか。
生徒からその答えが出なかった場合は,オンラインスクーリング,コミュニティカレッジ,専門学校,見習い,OJT〔訳注:On-The-Job Trainingの略称で、実際の職場で実践を通して学ぶ訓練のこと〕などの選択肢を追加で紹介するとよいでしょう。
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教会教育システム(CES)には,どのような選択肢がありますか。
これらの選択肢をホワイトボードのリストに加えてください。また,学習帳のリストにも書き加えてもらいましょう。
「教会教育システムの選択肢」という資料を配り,興味のある選択肢について生徒がさらに学べるようにするとよいでしょう。(インスティテュートについては次の課で話し合います)。卒業間近の生徒には,「福音ライブラリー」のこの課の「補足学習活動」の項に記載されている,CES学校の出願期限を示すとよいでしょう。
この課の次の項に進む前に,様々なCES機関について質問してもらうとよいでしょう。
宗教教育
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リストアップされた各世俗的教育の選択肢には,どのような宗教教育の選択肢があるでしょうか。
世俗的な教育に挙げられている項目それぞれについて,それに付随する宗教教育の選択肢を一つずつ生徒に挙げてもらいましょう。CESの各学校では,必修科目の一部に宗教教育があることを必ず生徒が理解するようにしてください。生徒はCESのどの学校の行の隣に「宗教のクラス」を書いてもかまいません。
生徒から言及がなければ,リストにあるほかの世俗的な教育の選択肢に加えて,「インスティテュート」と書いてもらいます。必要に応じて,CESの学校に通っていない人のために,インスティテュートは世界中のヤングアダルト(18-35歳)が無料で宗教教育クラスを受講できる場所であることを説明します。
セミナリーの生徒が,インスティテュートに出席すると将来どのように役立つかを理解できるように助ける方法を考えてください。このシナリオと,以下の質問の幾つかについて話し合うことは,これを行う一つの方法です。
レジーは高校卒業後,専門学校でさらに教育を受けることに決め,インスティテュートにも通うべきかどうか考えていたとしましょう。
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インスティテュートに参加しない理由として,レジーはどのようなことを挙げるでしょうか。
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学校に通っている間,セミナリーはどのように役立ちましたか。
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レジーが専門学校に通う間,天の御父とイエス・キリストについて学び続けることは,どのように役立つでしょうか。
ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「インスティテュートに出席するようにという個人的な招き」(2:43)を見せます。生徒に,インスティテュートに出席することで約束されている祝福を見つけてもらいます。また,配布資料のインスティテュートについて読んでもらってもよいでしょう。
2:48この話し合いの中で生徒が発表するホワイトボードの「利点」のリストの下に,さらにアイデアを追加していってもかまいません。
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ネルソン大管長がインスティテュートに出席することに対して約束した祝福の中で,最も印象に残ったものは何ですか。
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これまで話し合ったことから,レジーがインスティテュートに出席する動機となるものは何だと思いますか。
高校卒業後,どこに住むことになっても,myinstitute.ChurchofJesusChrist.org/findInstituteに行けばインスティテュートを見つけられることを生徒が理解できるように助けてください。先に述べた,1冊目の本の下のリストから,教育の選択肢を2つか3つ選ぶとよいでしょう。これらの選択肢の場所を特定し,ウェブサイトに市名を入力して,インスティテュートの場所を見つけて登録する方法を実演してください。また,同じリンクからオンラインインスティテュートを見つける方法も実演して見せましょう。
計画を立てる
今年高校を卒業するかどうかにかかわらず,この世的な教育と宗教教育の計画を立てることで,恩恵を受けることができることを生徒に伝えます。生徒が計画を立てられるよう,以下の指示と質問を表示します。次の質問に対する答えを学習帳に書いてもらいましょう。
以下の質問を指針として,今後のこの世的な教育と宗教教育の計画を立ててください。答えを深く考えて書き出すときに,聖霊を通して天の御父の導きを求めてください。
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あなたには,どのような今後の目標がありますか。
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その目標を達成するためには,どのような教育が役立つでしょうか。
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来年の宗教教育について,どのような計画を立てることができますか。それ以降はどうですか。
ほかの生徒からアイデアを聴くと,参考になることがよくあります。有志の生徒何人かに自分の計画を発表してもらいましょう。
生涯を通じて,この世的な学習と宗教的な学習を優先することの大切さについて,あなたの証を分かち合うとよいでしょう。