セミナリー
霊的な基を強める:マスター教義について


「霊的な基を強める:マスター教義について」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)

「霊的な基を強める:マスター教義について」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

マスター教義:自分の疑問に対する答えを見つける:第161課

霊的な基を強める

マスター教義について

Jesus is standing on a hill. You can see the sun in the background

人生で,困難や疑問,不安にどう立ち向かうかによって,わたしたちは天の御父とイエス・キリストに近づくことも,御二方から遠ざかることもできます。マスター教義は,そのような状況に,わたしたちがイエス・キリストへの信仰と聖霊からの霊感をもって対処する助けになる導きを与えてくれます。この課は,マスター教義が生徒の人生をどのように祝福し,イエス・キリストの上に霊的な基を築くのにどのように役立つかを生徒が理解するのに役立ちます。

生徒の準備:生徒には,ヒラマン5:12を読んでから,クラスに来てもらいます。イエス・キリストの上に基を築くことで約束されている祝福を,生徒に見つけてもらいます。

学習活動案

難しい情報に対応する

レッスンのはじめに,ホワイトボードに棒人間を二つ描き,それぞれに「アンナ」「ベロニカ」と名前を付けます。生徒が希望すれば,それぞれの女の子について,何をするのが好きかや,どこで働いているかなどの詳細を付け加えてもらってもよいでしょう。レッスンのこの部分に時間をかけすぎて,シナリオの影が薄くならないように注意してください。

以下のシナリオを紹介してください。(注:このシナリオはこのレッスンのほかのセクションまで続きます。)

アンナとベロニカは仲良しで,二人とも末日聖徒イエス・キリスト教会の会員です。高校に入学してから,二人は様々な情報源から教会について多くの情報や意見を聴いてきました。ある晩,アンナはベロニカと一緒にいたときに,教会についてインターネットで読んだ情報を幾つか紹介しました。アンナは,その情報が自分の信仰を揺るがすようなものだったと言います。ベロニカは,自分がそういった情報に気づいていて,そのことに対しては平安を見いだしていると話し,それを聞いたアンナは驚きました。アンナは,ベロニカがどうしてそのように感じるようになったのかに興味を持ちました。

  • このシナリオでは,アンナの心配にもかかわらず,どのような前向きなことが起こっているでしょうか。

生徒は,アンナが気兼ねなく真剣な質問をしたのを,前向きなことと捉えるかもしれません。あるいは,ベロニカがアンナを助ける立場にあることを前向きと捉えることもできます。

アンナのように感じたことがあるか,生徒に考えてもらいます。また,ベロニカのように感じたり,友達に質問されたりしたことがあるかを考えてもらってもよいでしょう。

今日,マスター教義について学ぶときには,心を開いて聖霊があなたに教えてくださることに耳を傾けてください。マスター教義は,予期せぬ情報に対して,イエス・キリストへの信仰をもって対応したり,ほかの人も同じように対応するよう助けたりするのに,どのように役立つかを知ろうと努めてください。

イエス・キリストの上にわたしたちの基を築く

『マスター教義に関する基本文書』(2022年)の「マスター教義について」の下にある最初の2段落を読んでください。マスター教義は,わたしたちが何を行うのを助けるためのものなのかを見つけてください。

  • マスター教義の目的を,あなたならどのように要約しますか。

    様々な答えがある中,生徒が次の真理を見いだせるよう助けます:マスター教義は,イエス・キリストの上に霊的な基を築く助けとなる。

    役に立つようであれば,次の質問をするとよいでしょう。

  • イエス・キリストの上に基を築くとは,あなたにとってどのような意味がありますか。

生徒に次の節を読んでもらう前に,ホワイトボードに「石=イエス・キリスト」と書くとよいでしょう。

イザヤ28:16を読み,イエス・キリストの上に基を築くことが,わたしたちにどのような祝福をもたらすかを見つけてください。

生徒に「あわてる」という言葉に印を付けてもらい,この言葉は「揺らぐ」や「うろたえる」という意味にもなることを説明します。

  • イエス・キリストを信仰の中心に置くと,わたしたちは揺るがずにいられるのはなぜだと思いますか。

    生徒に,先ほどのシナリオに戻ってもらいます。

  • ベロニカは,イエス・キリストへの信仰を築き,難しい問題に「動揺」しないようにするために,どのようなことをしてきたと思われますか。

有益だと感じる場合は,生徒にヤコブ4:6-10を研究してもらい,イエス・キリストへの信仰が揺らがないようにヤコブが何をしたかを見つけてもらうとよいでしょう。生徒が見つけたことを,ホワイトボードのベロニカの絵の近くに書き出すとよいでしょう。生徒に,それぞれの行動はベロニカの人生においてどのようなものかを説明してもらいます。

マスター教義の結果

マスター教義の結果を生徒が理解する備えとして,シナリオの次のパートを自分の言葉で説明してください。

ベロニカは少し間を置いて,自分が忠実であり続けるのに役立ったことを,アンナにどう伝えようかと考えました。彼女は,常にイエス・キリストとの関係を強めるための努力をすることが大切だと,アンナに伝えたいと思いました。毎日の祈りや聖文学習,教会やセミナリーへの参加といった日課を振り返ってみると,あることに思い当たりました。

ベロニカは自信を持って,「マスター教義よ」と言いました。

アンナは困惑した様子でした。「マスター何?」

「マスター教義。セミナリーでやることよ。イエス・キリストへの信仰を生活の中心に置きながら,難しい疑問や状況に対処するのにとても役立つの。」ベロニカは詳しく説明しました。

アンナが興味を持ったのは明らかでした。「それで,マスター教義って具体的には何なの?」

  • マスター教義について,あなたはすでにどのようなことを知っていますか。

    生徒の中に,セミナリーですでにマスター教義を学んだ経験のある人がいれば,何人かにすでに知っていることを話してもらいましょう。

    生徒がマスター教義を理解するのにさらに助けが必要な場合は,ビデオ「マスター教義とは何でしょうか」(3:56)を見せるとよいでしょう。

    3:56

    あるいは,生徒に二人一組になってもらい,『マスター教義に関する基本文書』の「マスター教義について」の項にあるマスター教義の2つの結果を1つずつ読むよう割り当ててもよいでしょう。

  • マスター教義の結果は,アンナがイエス・キリストの上に基を築くのにどのように役立つと思いますか。

生徒の答えをホワイトボードのアンナの近くに書くとよいでしょう。

生徒がマスター教義聖句により親しめるように,『マスター教義に関する基本文書』の「コース別マスター教義聖句および鍵となる聖句」の下にある旧約聖書の聖句を見てもらいます。

幾つかの鍵となる聖句を読み,アンナのイエス・キリストへの信仰を揺るぎないものにするのに役立つ聖句を見つけてください。

ホワイトボードのアンナの棒人間の周りに,生徒が選んだ参照聖句を書いてもらうとよいでしょう。幾つかの参照聖句を示し,それを書いた生徒に,それがアンナにどのように役立つと思うかを話してもらうとよいでしょう。

まとめ

次の質問に答えてもらい,生徒がマスター教義について説明する練習をしてもらいましょう。

アンナの質問「マスター教義って何?」に答えていると想像してください。マスター教義とは何で,あなたの生活をどのように祝福してくれるかについて,あなたならどのように説明するかを学習帳に書いてください。

書いたことを,近くに座っている人やクラスのほかの人と分かち合ってもらいましょう。

マスター教義は,イエス・キリストの上に霊的な基を築く助けとなり,生徒の生活にどのような祝福をもたらすかについて,あなたの証を分かち合うとよいでしょう。