「アモス8章:霊的な飢えを克服する」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)
「アモス8章:霊的な飢えを克服する」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
アモス書;オバデヤ書;ヨナ書:第150課
アモス8章
霊的な飢えを克服する
わたしたちは皆,空腹を感じたことがあります。霊的な飢えに苦しむとはどういうことか想像してください。主はこの比喩を用いて,アモスを通じてイスラエルの民を教えられました。アモスは,イスラエルの民は主の御言葉を拒んだため,もう御言葉は与えられなくなるだろうと預言しました。主の言葉を失うことは,霊的な飢饉につながります。この課は,天の御父とイエス・キリストが福音の回復を通して霊的な飢えを満たしてくださるという確信を,生徒が高めるのに役立ちます。
生徒の準備:生徒に,聖文や預言者の言葉がなかったら,自分の人生はどのように違っていたかを深く考えてもらいます。生徒には,自分の考えを発表する準備をしてレッスンに来てもらいましょう。
学習活動案
霊的な飢え
レッスンのはじめに,食べ物の写真を見せるか,簡単な食べ物を持ってきて,次の質問をするとよいでしょう。
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あなたが特に空腹を感じたのはいつですか。
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おなかが空いているとき,わたしたちはどうなりますか。
その答えには,いらいらする,元気がなくなる,何でもいいから食べ物が欲しくてたまらなくなる,などがあります。
ホワイトボードに「霊的な飢え」と書いてください。
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人々は,霊的にはどのようなことに飢えていて,見つけるのに苦労するでしょうか。
生徒の答えをホワイトボードに書いてもよいでしょう。生徒からは,神の愛や,人生の目的,真理を知ること,難しい決断を下すときの導きなどの意見が出るでしょう。
少し時間を取って,あなたやあなたの知人が現在,どのようなことで霊的な飢えを感じているかを学習帳に書いてください。
今日,どうすれば,イエス・キリストが与えてくださる霊的な栄養を受け取れるかを考えながら,聖霊の助けを求めるよう生徒を励まします。
主の声が聴けない飢饉
預言者アモスは霊的な飢えを預言しました。アモスは主の言葉をイスラエルの人々に明らかにしましたが,彼らはそれを聴こうとしませんでした(アモス2:12;7:11-16)。
それが役に立ちそうな場合は,アモス7:12-13を生徒に読んでもらい,イスラエルの民がアモスを通じた主の言葉にどのように反応したかを理解してもらいます。
アモス8:11-12を読み,人々が主の言葉を拒んだ結果を見つけてください。
必要に応じて,飢饉とは食糧が極端に不足することであることを説明します。
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どのような結果になりましたか。
生徒から次の真理が指摘されない場合は,それを伝えます:主の預言者を拒むと,その人は主の言葉の祝福を失います。神の言葉がなければ,わたしたちは霊的に飢えます。
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飢饉は,主の言葉なしに生きることの良いたとえであるのはなぜだと思いますか。
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アモスの預言はどのように成就しましたか。
必要に応じて,これらの節は背教として知られる期間について述べていることを生徒に伝えます。背教とは,個人や集団が福音の原則を拒み,主が彼らに預言者を遣われさなくなることです。アモスの預言の一つは,キリストの使徒たちの死後に成就し,それを大背教と呼びます。大背教は,主が預言者ジョセフ・スミスを通じて福音を回復されるまで続きました。
霊的な飢えを満たす
主はその愛にあふれた優しさにより,預言者を通して,御自分の民を背教の影響から救い,祝福することを明らかにされました。主はアモスを通じて,将来主の民を再び集め,様々な方法で祝福することを預言されました(アモス9:14-15参照)。
次の節を読み,主が再臨前の最後の神権時代に行うつもりだと預言者を通して明らかにされたことを,さらに見つけてください。
生徒に,学んだことを発表してもらい,これらの節について質問してもらいます。さらに助けが必要な場合は,トピックと質問の「教会の回復」を参照してもらうとよいでしょう。
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回復を通して,天の御父とイエス・キリストは霊的に飢えたこの世にどのような祝福を与えてくださったでしょうか。
生徒からは,神権の鍵と権能,預言者,啓示,聖文,教会の組織,儀式,聖霊の賜物などの意見が出るとよいでしょう。
これらの祝福が生徒や生徒の心にかけている人々の必要をどのように満たすことができるかを,生徒が理解できるようにする方法を考えてください。以下はそれを行う方法の一例です。
生徒に,ホワイトボードの「霊的な飢え」の下に書かれている事柄の一つに飢えている人のシナリオを作ってもらいます。シナリオがより身近に感じられるよう,生徒に詳細を追加してもらうとよいでしょう。例として,マルタについて,次のことを伝えるとよいでしょう。その後,生徒には個人あるいは少人数のグループ,または皆で協力してシナリオに答えてもらうとよいでしょう。
シナリオ:マルタは15歳で,どうにか自分の人生の目的を見つけたいと思っています。彼女は自信が持てず,どの方向に進むべきか迷っています。
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福音の回復の一環として天の御父とイエス・キリストがしてくださったことで,マルタの霊的な飢えを満たすのに役立つ,どのようなことを伝えることができるでしょうか。
回答の一部には,聖文と,教会指導者の言葉を必ず入れ,そして可能であれば,あなた自身の個人的な経験も含めてください。
生徒が答えに苦労している場合は,『青少年の強さのために—選択の指針』かマスター教義聖句の幾つかに目を通してもらうとよいでしょう。
生徒がマルタのシナリオに答えてくれるときに,『青少年の強さのために—選択の指針』の「霊感に基づいた選択をする」の序文や,モーセ1:39:「人の不死不滅と永遠の命をもたらすこと,これがわたしの業であり,わたしの栄光である」を紹介するもらうとよいでしょう。生徒には,主が自分を気にかけ,主のみもとに戻れるよう積極的に働きかけてくださっていることを知って,どれほど霊的な飢えが満たされて,神の愛や人生の目的を感じられるようになるかについて深く考えてもらうとよいでしょう。
時間が十分にあれば,準備した内容を生徒に発表してもらいます。この経験から学んだことを発表してもらってもかまいません。
個人の振り返り
最後に,次の質問に対する答えを学習帳に書いてもらいましょう。
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今日はどのようなことを学んで,天の御父とイエス・キリストがわたしたちの霊的な飢えを満たしてくださるという確信が強まりましたか。
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学んだことや感じたことで,行動に移したいことは何でしょうか。