セミナリー
ヨエル書:「わたしはわが霊を注ぐ」


「ヨエル書:『わたしはわが霊を注ぐ』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)

「ヨエル書:『わたしはわが霊を注ぐ』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

ホセア1-6章;10-14章;ヨエル書:第147課

ヨエル書

「わたしはわが霊を注ぐ」

Water pouring on hands.

今は,地上で生活できるすばらしい時代です。主からの多くの預言と約束が成就しています。その中には,「わたしはわが霊をすべての肉なる者に注ぐ」という主の約束があります(ヨエル2:28ジョセフ・スミス—歴史1:41も参照)。考えてみてください。世界の創造主は御霊であなたを祝福したいと望んでおられるのです。この課は,聖霊を通じた主からの個人的な啓示を生徒が受け取る能力を高めるのに役立ちます。

生徒の準備:生徒に,「どうすれば,生活の中でもっと個人の啓示を受けられるでしょうか」という質問をします。自分だったらどう答えるか,生徒に考えてもらいます。生徒は,聖文や教会指導者の教えを調べたり,信頼できる人に質問の答えを尋ねたりしてもかまいません。

学習活動案

個人の啓示を受ける能力

様々な大きさの容器をクラスに持ってくるか,そうした容器の絵をホワイトボードに描くとよいでしょう。例えば,小さなコップと水差しと大きなバケツを持参します(またはホワイトボードに描きます)。生徒に,水,お金,そのほかの物を集めるにはどの容器を選ぶかを発表してもらい,なぜそれを選ぶのかを説明してもらうとよいでしょう。

次の文章を紹介した後,生徒に二人一組か少人数のグループで,以下の問いについて話し合ってもらいましょう。必要に応じて,「容量」(訳注—英語では「capacity」)とは,その中に入れられる物の最大量を意味することがあることを説明します。

ラッセル・M・ネルソン大管長は,次のように招いています。

Official portrait of President Russell M. Nelson taken January 2018

「愛する兄弟姉妹の皆さん,啓示を受ける霊的な能力(訳注—英語では「capacity」)を伸ばすように,切にお願いします。……聖霊の賜物を享受するために,そしてもっと頻繁に,もっとはっきりと御霊の声を聞くために求められる霊的な業を行うことを選んでください。」(「教会のための啓示,わたしたちの人生のための啓示『リアホナ』2018年5月号,96参照)

  • 「啓示を受ける霊的な能力を伸ばす」とはどういう意味かをだれかに説明する際,様々な大きさの容器はどのように使えるでしょうか。

    ネルソン大管長の招きについて話し合った後,容器を指差し,啓示を受ける自分の霊的な能力について静かに考えるよう生徒を招くとよいでしょう。次の質問に対する答えは,学習帳に書いてもらってもかまいません。

  • 個人の啓示を受けるあなたの現在の能力を最もよく表しているのはどの容器だと思いますか。それはなぜですか。

  • あなたが人生で経験していることで,神から個人の啓示をさらに受けられれば助かることは何ですか。

セミナリーは,個人の啓示を受けるために「求められる霊的な業を行う」機会を提供してくれることを説明するとよいでしょう。心の中で祈りをささげる,意見を述べる,聖典に印を付ける,考えを学習帳に書くなどの努力をするよう生徒を励まします。生徒がこれらの方法に取り組み,参加するとき,個人の啓示を受ける能力をどのように高めることができるか,聖霊が教えてくださいます。

神は御自分の御霊を注いでくださる

ヨエルは,イエス・キリストの再臨に先立つ恐ろしい出来事について預言しました(ヨエル2:1-11参照)。ヨエルはまた,末日に主が御自分の民を助けるために果たされる偉大な約束についても預言しました。

ヨエル2:2122節と23節の最初の行を読んでください。主が末日に主の創造物に与えられた勧告に印を付けてください。

  • 天の御父とイエス・キリストが行ってくださった「大いなる事」で,あなたが「恐れず」「喜〔ぶ〕」ことができるようにしてくれるものには,どのようなものがあるでしょうか。

ヨエル2:27-29を読み,主が末日にすると約束された大いなる事を見つけてください。

  • これらの節で「大いなる」事と見なされるのはどのようなことですか。

    生徒からは,主が末日にすべての人々に御霊を注がれるなど,多くの真理が発表されるでしょう。天使モロナイがジョセフ・スミスを訪れたときにこの預言を繰り返したことを説明するとよいでしょう(ジョセフ・スミス—歴史1:41参照)。

  • 主が御霊を注がれる方法には,どのようなものがあるでしょうか。

    この預言には複数の意味と成就が含まれています。主がわたしたちに御霊を注いでくださる一つの方法は,わたしたちに個人的な啓示を与えることです。

    クラスに容器を持って来た場合は,容器に水を注ぐ,水を垂らす,水を噴霧することの違いを実演するとよいでしょう。わたしたちに御霊を注ぐという主の約束の重要性について話し合ってください。

  • どうすれば,主がわたしたちに注いでくださっている啓示に気づくことができるでしょうか。

    生徒が前の質問に答えるのに助けが必要な場合,クラスの半分にガラテヤ5:22-23を,もう半分に教義と聖約11:12-13を読んでもらい,見つけたことを発表してもらうとよいでしょう。また,ヨエル2:28にある「すべての肉なる者」という言葉の重要性や,29節でさらに説明されていることについて話し合ってもよいかもしれません。この約束は,女性も男性も,天の御父のすべての子供たちのためのものであることを,生徒が理解できるよう助けてください。

  • これは,天の御父があなたに求めておられることについてどのようなことを教えているでしょうか。

能力の向上

セミナリーのアイコン生徒が個人の啓示を受けるために必要な「霊的な業を行う」方法を学ぶのを助けるために,資料「啓示を受ける能力を高める」を各自に配るとよいでしょう。

生徒を3人ずつのグループに分け,配付資料の最初の部分から,別々の言葉を各生徒に割り当てて研究してもらってもよいでしょう。その後,生徒に,分かったことをグループ内で発表し合ってもらいます。配付資料の2番目のステップは,各自で行っても,グループで行ってもかまいません。

生徒が配付資料の活動を終えたら,10代の若者が個人の啓示を受けるのに最も役立つと思う提案を一つか二つ選んでもらいましょう。これらの提案を別々の紙に書いて,クラスに持ってきた一番大きな容器に入れてもらいます。いちばん大きな容器は,啓示を受ける能力を高める必要性を象徴していると伝えてもよいでしょう。

以下の指示をホワイトボードに書いてください。

提案に関連する以下のいずれかを分かち合います。

  1. 個人の経験

  2. アドバイス

  3. 聖句や言葉

  4. 質問

数人の生徒に,一人ずつ容器の紙を引いてもらいます。書いた提案を読み上げてから,ホワイトボードから分かち合いたいことを一つ選んでもらうか,クラス全体で発表してくれる生徒を募ります。

レッスンに使える時間や生徒の参加度を考慮しながら,いくつの提案について話し合うか決めてください。生徒が学んだことを実践する時間を十分に残してください。

学んだことを実践する

青少年は啓示を受けられるという,教会指導者の自信を生徒が理解できるように,ChurchofJesusChrist.orgにある「2020年神殿・家族歴史指導者訓練」のタイムコード56:06-58:29を見るとよいでしょう。十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老が青少年会長会で,青少年に救いの業にもっと参加してもらうための変更について語っています。

59:35

主は生徒を含むすべての人に御霊を注ぎ,語りかけたいと望んでおられることを証するとよいでしょう。生徒に,生活の中で啓示を受ける能力を伸ばす方法について深く考えてもらいます。そのために,以下の指示を伝えるとよいでしょう。

  1. あなたが人生で経験していることで,神から個人の啓示をさらに受けられれば助かると思うことについて,もう一度考えてください。

  2. 学習帳に,何かが注がれた容器の絵を描きます。

  3. 容器のラベルに,主があなたに注いでくださっている啓示を受ける能力を高めるためにあなたが行おうと思うことを一つか二つ書いてください。それらのことを効果的に行うにはどうすればよいか,詳細を書き加えてもよいでしょう。

有志の生徒何人かに,書いたことを発表してもらいます。