セミナリー
箴言3章:「主に信頼せよ」


「箴言3章:『主に信頼せよ』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)

「箴言3章:『主に信頼せよ』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

箴言1-4章;15-16章;22章;31章;伝道1-3章;11-12章:第110課

箴言3章

「主に信頼せよ」

Trust in the Lord - Youth Video - Screen Capture

主を信頼するのが難しいときがあります。しかし,主を知るようになるにつれ,「主は,世のためになることでなければ何事もなさらない」(2ニーファイ26:24)ことに気づきます。そして,「自分の知識にたよ〔る〕」(箴言3:5)のではなく,主を信頼するときに,主の知恵を目にすることができます。この課は,生徒が主を信頼することを選ぶのに役立ちます。

生徒の準備:マスター教義聖句の箴言3:5-6:「心をつくして主に信頼せよ……そうすれば,主はあなたの道をまっすぐにされる」の鍵となる聖句に印を付けるよう生徒に勧めます。レッスンの準備として,生徒にこのフレーズを暗唱する練習を何度かしてもらい,自分の生活の中で主を信頼する必要のある状況について深く考えてもらいましょう。

学習活動案

信頼

レッスンのはじめに,「信頼」とホワイトボードに書きましょう。次に,付随する状況を一つずつ示しながら,次の質問をします。生徒の必要に合わせて状況を調整するとよいでしょう。

  • だれなら,以下のことをする際に信頼できますか。

    • 夜遅くに家まで送ってもらう。

    • 家のお金を預ける。

    • 誰とデートしたり,結婚したりするべきかについてアドバイスをもらう。

    • イエス・キリストと,キリストに従う方法について教えてもらう。

      次の質問に対する生徒の答えを,ホワイトボードの「信頼」という言葉の下に書き出してください。

  • あなたがその人を信頼するためには,どのような性質が必要ですか。

箴言3:5を読み,それがあなたにとって何を意味するか深く考えてください。次に,以下の質問の答えを学習帳に書いてください。

  • 主と自分のどちらをより信頼できますか。それはなぜですか。

  • 今の生活の中で,自分よりも主を信頼する必要があると感じるのは,どのような状況のときですか。

今日,聖文を研究しながら,聖霊から学べることで,主を信頼するのに役立つことを見つけてください。

「主に信頼し,〔自分に〕たよってはならない」

doctrinal mastery icon @img–type=icon 箴言3:5-6はマスター教義聖句です。マスター教義聖句には目立つ印を付けて見つけやすくしておくよう,生徒に勧めるとよいでしょう。

箴言3:5-6を読んで,自分なら次の文をどのように完成させるかを考えてください:「もしわたしたちが_____であれば,主は_____」。

生徒に完成した文章を発表してもらいましょう。生徒の答えを深く掘り下げましょう。生徒が挙げる可能性のある真理の一つは,わたしたちが心をつくして主を信頼すれば,主はわたしたちの道をまっすぐにしてくださることです。

  • 「心をつくして」(5節)主に信頼せよ,とはどのような意味だと思いますか。

  • 「自分の知識」(5節)よりも主を信頼するとはどういう意味だと思いますか。

    生徒がこの聖句に対する理解を深められるように,二人の生徒に,壁などの頑丈なものから約3フィート(約90cm)離れたところに立ってもらいます。一人の生徒に,壁にもたれかかり,壁を支えにしてもらいます。もう一人の生徒には,バランスを崩すぎりぎりまで壁から離れてもらいます。

  • これらの例は,箴言3:5-6の理解を深めるのにどのように役立ちますか。

    生徒を少人数のグループに分けます。末日聖徒の10代の若者が,主の勧告を信頼するのではなく,自分の判断で行動したくなるような状況を,生徒に紙に書き出してもらいましょう。例えば,娯楽を選ぶ,デートする相手や時間を決める,特定の言葉遣いをする,学習目標や将来の目標を立てる,などが挙げられます。

    十分な時間を取った後,次の質問を見せるとよいでしょう。生徒には,このリストを使って,質問についてグループで話し合ってもらいます。

  • 自分の知識に頼らずに,主を信頼するのが難しくなる原因は何でしょうか。

  • ほかの誰かがこうした障害を乗り越えられるよう,あなたならどのようなアドバイスをしますか。

「主はあなたの道をまっすぐにされる」

生徒が主を信頼したいという望みを高められるよう,以下の聖句の一部または全部を研究してもらうとよいでしょう。先ほどのグループはそのままにして,各生徒に違う聖句を読んでもらってもかまいません。

次の聖句を読んで,わたしたちが自分の知識ではなく主を信頼したいと思う理由を見つけてください。

  • イザヤ55:8-9

  • 2ニーファイ4:34-35

  • 2ニーファイ26:24

  • モルモン書ヤコブ4:10

  • モーサヤ4:9

    生徒が聖句を読み終えたら,見つけたことをグループ内で話し合ってもらいましょう。何人かの生徒に,見つけたことをクラスで発表してもらいます。

    レッスンのはじめに,信頼できる性質をホワイトボードに書き出していた場合,主はこれらの性質をどのように示しておられるかを生徒に尋ねるとよいでしょう。生徒には,上記の聖句で思いついたり,見つけたりした主の性質を,ホワイトボードに追加してもらうとよいでしょう。

  • 主の勧告が自分の理解と異なっている場合でも,主を信頼するのに役立つ主の性質は,どれでしょうか。

    生徒が発表したことに加えて,以下の質問に対するあなたの答えも紹介するとよいでしょう。

    3:30
  • あなたやあなたの知人が,自分の知識ではなく主を信頼したのはどのようなときでしたか。主はどのようにあなたを助け,導いてくださいましたか。

主に信頼を置く

生徒が学んだことを実践できるように,各自で次のことを行うよう勧めるとよいでしょう。

レッスンのはじめに学習帳に書いたことを見直してください。主の導きを求めながら,次の質問の答えを学習帳に書いてください。

  • 今日,主について学んだことの中で,主を信頼するよう勇気づけられたのはどのようなことですか。

  • あなたが書いた状況において,主を信頼することができる方法を一つ挙げてください。

  • どうすれば「心をつくして」(箴言3:5)これを行うことができるでしょうか。

主に対するあなたの気持ちや,主を信頼したときに,主があなたをどのように導いてくださったかを話すとよいでしょう。生徒が主を信頼すれば,主は生徒を祝福してくださるという主の能力と意欲について証するとよいでしょう。

暗記する

この課でマスター教義聖句と鍵となる聖句を暗記できるよう生徒を助け,今後の課で復習するとよいでしょう。箴言3:5-6の鍵となる聖句は,「心をつくして主に信頼せよ,……そうすれば,主はあなたの道をまっすぐにされる」です。暗記活動のアイデアは,付録の「マスター教義の復習活動」の項に記載されています。