Gentle Shepherd、キム・ヨンソン画
ホセア1-6章;10-14章;ヨエル書:第146課
ホセア書
主の愛と憐れみ
学習に対して霊的に備えるため「聖文を研究する」にアクセスしてください。
ホセア書の中で、主は預言者ホセアと不誠実な妻ゴメルの婚姻の話を用いて、イスラエルに、彼らとあなたに対する主の尽きることのない聖約の愛について教えられました。この課は、主の憐れみとあなたに対する尽きることのない愛を理解し、感じる助けとなります。
聖文を研究する
偉大な愛の物語には、どのような要素があるでしょうか。魅力的な登場人物、ちょっとした対立、相性の良さを挙げる人もいるかもしれません。しかし、最高の愛の物語には、わたしたちに対するイエス・キリストの愛という、はるかに力強い要素があります。
大管長会のヘンリー・B・アイリング管長は、早朝セミナリークラスでホセア書を教えた経験について次のように教えています。
「これまでずっと、聖約は契約のようなものだと説明されるのを聞いてきました。ある人が何かをすることに同意し、もう一方の人がその見返りとして別のことをすることに同意するという契約です。
ホセア書を教えていたときに、……わたしは、何か新しいもの、もっと力強いものを感じました。これはパートナーとのビジネス取引の話ではありませんでした。……これは愛の物語でした。これは、愛、それも確固とした愛で結ばれた結婚の聖約の物語でした。」(“Covenants and Sacrifice”〔旧約聖書に関する教会教育システムシンポジウムでの説教、1995年8月15日〕)
今日ホセア書の学習を進める中で、主は、御自分の聖約の民が主から離れたときであっても、どのように感じ、こたえてくださるかを見つけてください。
ホセアは北のイスラエル王国の預言者で、イザヤと同じ時期に預言していました。主はホセアに、みだらな行い、つまり性的な罪を犯した女性と結婚するよう命じられました。ホセアは主の命令に従い、姦婦として知られるゴメルと結婚しました。二人は、3人の子供をもうけました(ホセア1:2-9参照)。
ホセア2:5を読み、ホセアはゴメルが何をしたと言ったかを見つけてください。「彼らの母」はゴメルを指しています。
悲しいことに、イスラエルが神との関係に忠実であり続けなかったように、ゴメルはホセアとの契約に忠実ではありませんでした。列王下17:14-16を読み、ホセア2:5にリンクさせるとよいでしょう。
ゴメルやイスラエルの子らのように、わたしたちは主に忠実でなくなったり、主との聖約からそれたりしますが、主は常にわたしたちを御自分のもとに連れ戻そうとしておられます。
ホセア2:5-8を読んでください。ゴメルがホセアと別れることを選んだ理由に印をつけてください。次に、ホセア2:14-16、19-20、23を読みます。ゴメルを自分のもとに戻そうとしたホセアの意志は、イスラエルを御自分のもとに戻そうとされた主の行いと比較することができます。別の色を使って、ホセアがゴメルを自分のもとに戻すために進んで行ったことを説明する語句に印を付けてください。
ホセア3:1-3を読み、聖句の横に次の質問に対する答えを、一つ以上書き込んでください。
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ゴメルの過去の行いにもかかわらず、ホセアが代価を払って彼女を家に迎え入れたのはなぜだと思いますか。
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ホセアは、どのような点でイエス・キリストを思い起こさせますか。
以下の学習オプションを確認してください。一つまたはそれ以上行ってください。
オプションA
もし自分が主から離れてしまい、赦されるはずがないと感じたらどうすればよいだろうか
自分が過ちを犯したと分かっているとき、主のもとに戻るのが難しく感じられることがあります。神に忠実でなかった自分が戻ってくることを、神は望んでおられないと考えたくなることがあります。
以下の情報源を二つ以上読み、キリストの赦したいという望みと意志を感じるうえで助けとなる真理を見つけてください。それぞれに「憐れみ」または「赦し」というタグを付けます。
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十二使徒定員会のデール・G・レンランド長老は、次のように教えています。
13:49「どれほど長い期間道を外れていようと、あるいは、どれほど遠く離れてさまよっていようと、変わろうと決心した瞬間に、神はわたしたちが戻れるよう助けてくださいます。心から悔い改め、キリストを確固として信じ、力強く進んで道に戻るなら、神の目には、まったく道を外れたことがなかったかのようになります。」(「きょう、選びなさい」『リアホナ』2018年11月号、106)
赦されるには主から離れすぎてしまったと思っている人(あなた自身でもよい)について考えてください。その人に励ましのメッセージを書いて、天の御父とイエス・キリストについて学んだことで、その人の助けになると思うことを伝えてください。
オプションB
聖約における愛は、ほかの愛とどのように違うのだろうか
ラッセル・M・ネルソン大管長は、次のように教えています。
「神と聖約を交わした人は皆、特別な種類の愛と憐れみを受けることができます。ヘブライ語では、その聖約における愛はヘセド(חֶסֶד)と呼ばれています。
英語には、ヘセドに相当するふさわしい語がありません。英語欽定訳聖書の翻訳者たちは、ヘセドの英語への訳し方に苦労したに違いありません。……ヘセドは、双方が互いに誠実かつ忠実でいることを固く決意している聖約の関係について述べている、独特の用語です。……
ヘセドは、神が御自分と聖約を交わした人に対して抱き、与えられる、特別な種類の愛と憐れみです。そしてわたしたちは、神へのヘセドをもってこたえます。
神は御自分と聖約を交わした人に対してヘセドをお持ちであるため、その人を愛されます。その人に働きかけ続け、変わる機会を与え続けられます。その人が悔い改めるとき、赦されます。そして、もしその人が道を外れることがあったなら、御自分のもとに帰る道を見つけるのを助けられます。」(「永遠の聖約」『リアホナ』2022年10月号、5-6)
ヘブライ語聖書のホセア書では、ヘセドという言葉が6回使われています。現代語訳では、「いつくしみ」(ホセア2:19;6:6;10:12;12:6)、「愛情」(ホセア4:1)、「愛」(ホセア6:4)と書かれています。
上に挙げた聖句の中から、ヘセドという言葉が使われているものを一つ選んでください。ホセアのゴメルに対する愛や、ネルソン大管長のヘセドに関する説明から学んだことに基づき、神が御自分の子供たちをどのように愛しておられるかを表す言葉をリストにして、メモを作ってみましょう。
あなたが主にヘセドを表現する方法を考えてください。
考えを分かち合いましょう
この課の目的:主の憐れみとあなたに対する尽きることのない愛を理解できるようにします。
教師やクラスに、以下から一つまたはそれ以上を分かち合ってください。
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あなたが書いた励ましのメッセージ。
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天の御父とイエス・キリストの特質について学んだり記録したりしたこと。
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この課の目的を達成するために具体的に行ったこと。
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この課で浮かんだ質問。あなたの質問の答えをどのように見つけようと思いますか。