エステル:第95課
エステル、第2部
「わたしがもし死なねばならないのなら、死にます」
学習に対して霊的に備えるため「聖文を研究する」にアクセスしてください。
イエス・キリストに従う者として、時には勇気を示す必要があります。エステルは死を目前にして勇気を示し、民を救うために主を頼りました。この課は、主の御心を行うために勇気を持って行動するのを助けます。
聖文を研究する
トーマス・S・モンソン大管長(1927-2018年)は、次の話を分かち合っています。
「第二次世界大戦中、アメリカ合衆国の海軍に従事していたとき、勇敢な行い、武勇の実例、勇気の模範を見ました。18歳の水兵の静かな勇気を決して忘れることができません。彼は末日聖徒ではありませんでしたが、祈ることを恐れず、250人の部隊の中でただ一人、ベッドの横にひざまずいて毎日祈りをささげていました。時には、信仰心のない隊員からあざけられることもありましたが、頭を垂れて神に祈りました。彼は決してたじろぎませんでした。勇気を持っていたのです。」(「強く、また雄々しくあれ」『リアホナ』2014年5月号、67)
次の概要を読むか、ビデオ「このような時のため」(13:51)を見てエステルの話を復習するとよいでしょう。
エステルはペルシャのアハシュエロス王の王妃となりました。エステルの後見人であるモルデカイは、王の主席大臣であるハマンに敬礼しようとしませんでした。ハマンは怒り、王から王国内のすべてのユダヤ人を滅ぼす許可を得ました。モルデカイはエステルに、恐らく「このような時のため」(エステル4:14)に神が彼女をこのような立場に置かれたのだろうと述べ、王の仲裁を求めるように頼みました。
エステル4:15-17を読み、王に近づく準備をしながら、エステルがどのように勇気を示したかを見つけてください。
招かれていない状態で王の宮廷に入ることは死刑に値する行為でしたが、エステルはそれでも勇気を出して入って行きました。幸いなことに、王はエステルの願いに耳を傾けることにしました(エステル5:1-4)。エステルは涙ながらに状況を説明し、ユダヤ人を滅ぼすという命令を取り消してほしいと王に頼みました(エステル7:3-4;8:3-6参照)。
エステル7:5-6;9-10を読んで、アハシュエロス王がエステルの求めにどう答えたかを見てください。
以下の学習オプションを復習してください。一つかそれ以上行ってください。
オプションA
エステルはどのように勇気を出したのだろうか
エステル4:15-17をもう一度読み、エステルが勇気を持って王に会いに行く前に、エステルとその民や友人たちが何をしたかを示すタグを作ります。
ラッセル・M・ネルソン大管長は、次のように教えています。
「断食の教義は古代から存在し、初めから聖書の英雄たちが実践してきました。モーセ、エズラ、ネヘミヤ、エステル、イザヤ、ダニエル、ヨエルをはじめとする多くの人々は、断食し、また断食を説き勧めてきたのです。イザヤの記録において、主は次のように語られました。『わたしが選ぶところの断食は、悪のなわをほどき、くびきのひもを解き、しえたげられる者を放ち去らせ……るなどの事ではないか。』
使徒パウロはコリントの聖徒たちに『断食と祈りに専心する』よう勧告しました。救い主御自身、ある類のものは『祈と断食とによらなければ、追い出すことはできない』と宣言されました。」(「助けを求めて天を開かん」『リアホナ』2020年5月号、73-74)
以下の聖句は、ネルソン大管長が説教の中で引用した例です。4つかそれ以上の聖句を読み、「断食」というタグを付けます。
-
出エジプト34:28―モーセ、十戒を受ける。
-
エズラ8:21-23―エズラ、自分と家族の保護を求める。
-
ネヘミヤ1:4―エルサレムの城壁が破壊された後、断食するネヘミヤ。
-
イザヤ58:6―断食の目的について教えるイザヤ。
-
ダニエル9:3―ダニエル、主の助けを求める。
-
ヨエル1:14―ヨエル、神殿に参入して断食することを民に教える。
-
マタイ17:21―癒しをもたらす断食の必要性を説明されるイエス。
-
1コリント7:15―コリント人に断食するように言うパウロ。
自分の経験や読んだことをふまえて、断食が福音において非常に重要なのはなぜだと思いますか。
オプションB
エステルのような勇気を持つとは、自分にとってどのようなことだろうか
中央扶助協会会長のカミール・N・ジョンソン会長は、次のように説明しています。
「エステルは、主に勝利を得させたすばらしい模範です。彼女は、保身のための用心深いストーリーを選ぶのではなく、信仰を働かせて、その身を完全に主に委ねました。……
人の目から見れば悲劇的な結末を迎えたかもしれませんでしたが、エステルは進んで救い主に自分のストーリーを委ねたのです。幸い、王はエステルを喜んで迎え、ペルシャのユダヤ人は救われました。
もちろん、わたしたちにエステルのような勇気が求められることはほとんどありません。しかし、神に勝利を得ていただき、わたしたちのストーリーの導き手、そして完成者となっていただくためには、主の戒めと聖約を守る必要があります。戒めと聖約を守ることで、コミュニケーションの道が開かれ、聖霊を通して啓示を受けることができるようになるのです。また、御霊の現れを通して、わたしたちのストーリーを一緒に書いてくださっている主の手を感じるでしょう。」(「キリストにストーリーを委ねる」『リアホナ』2021年11月号、81)
可能であれば、ビデオ「Having Courage and Trusting the Lord」(3:18)を見て、勇気を示す現代の例を見てください。
エステル4:16で、エステルは勇気を示そうと決意します。彼女の言葉の横に、自分ならどのように勇気を示すかを書き込んでください。エステルの言葉を自分の文章のテンプレートとして使うとよいでしょう。
-
そしてわたしは、(勇気を示すためにやりたいこと)をします。もし(起こり得る結果)になるなら、わたしは(主に頼るために行うこと)をします。
自分の考えを分かち合う
この課の目的:主の御心を行うために勇気をもって行動するのを助けます。
教師やクラスに、以下のうち一つかそれ以上を分かち合ってください。
-
「断食」というタグを付けた聖句と、その大切さについて学んだこと。
-
16節の横に書いたメモ(個人的過ぎる場合は、別のオプションを検討してください)。
-
この課の目的を達成するため具体的に行ったこと。
-
この課で浮かんだ質問。あなたの質問の答えをどこで見つけようと思いますか。