「モーセ6:1-39―エノクの召し」『旧約聖書 セミナリー生徒用手引き』(2026年)
創世5章;モーセ6章:第13課
モーセ6:1-39
エノクの召し
学習に対して霊的に備えるため「聖文を研究する」にアクセスしてください。
邪悪な人々の集団に悔い改めを説くよう召されたとき、エノクは自分が無力であると感じました。自分にはできないと思ったことを成し遂げられるよう、主はエノクを強めてくださいました。この課は、主と、自分を助け、強める主の力に対する信頼を感じる助けとなります。
聖文を研究する
あなたはこれまでに、天の御父が自分にできると思う以上のことを行う力を与えてくださっていると感じたことがありますか。ほかの人が神からそのような力を授かっているという話を聞いたことがありますか。
反対に、あなたは「自分にはできない」や「難しすぎる」といった思いを抱いたことがありますか。なぜわたしたちはこのような力不足を感じるのだと思いますか。
大管長会のヘンリー・B・アイリング管長は、次のように説明しています:
「圧倒されてしまうような時があるかもしれません。自分は不適格なのではないかという思いも敵の攻撃の一つです。確かに、自分の力だけに頼って神を代表する召しを受けるのだとすれば、あなたは力不足です。しかし、あなたには自分の能力以上の力を受ける権利があり、孤軍奮闘する必要はないのです。」(「神からの召し」『リアホナ』2002年11月号、76)
アダムの数世代後、子孫の一人であるエノクは、心がかたくなで邪悪な民の中に住んでいました。
モーセ6:26-28を読んでください。エノクが教えるよう召された民を表す言葉や表現に印を付けてください。
あなたがエノクだったら、どのように感じたでしょうか。それはなぜですか。
エノクは自分の召しに押しつぶされそうになりながらも、「神とともに歩〔みました〕。」(モーセ6:37-39参照)
以下の学習オプションを復習してください。一つまたはそれ以上行ってください。
オプションA
限界を感じ、落胆しているのはわたしだけだろうか
エノクのような神の弟子や預言者の多くは、神が求められたことに圧倒されてきました。
モーセ6:31を読んで、主の召しに対するエノクの返答を見つけてください。この聖句には、「圧倒される」や「不十分」など、彼が感じたであろう感情をタグ付けするとよいでしょう。
エノクのように、あなたも神から召しを受けたと想像してください。モーセ6:32-34を読んで、自信を高めてくれると思う言葉や語句に印を付けてください。
以下の話のうち二つを研究してください。各人物がそのときに感じていたであろう感情を、これらの聖句にタグ付けするとよいでしょう。
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ニーファイとその家族(1ニーファイ5:7-8;7:16-18;17:1-3;18:1-4)
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父アルマ(モーサヤ24:10-22)
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ジョセフ・スミス(教義と聖約121:1-10;122:7-9)
可能な場合は、ビデオ「本物のミレニアル世代になる」(9:05-12:29)を視聴してください。
モーセ6:31の横に、次の質問に対するあなたの答えをメモしてください:
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ほかの人がキリストに立ち返ることで、自分が不十分であると感じる気持ちを克服してきたと知ることは、あなたをどのように強めますか。
オプションB
神は不可能なことを達成するのをどのように助けてくださるだろうか
モーセ6:31-34には、エノクが召しに対して最初にどう応じたかが書かれています。エノクが抱くそれぞれの懸念に一つの同じ色や分かりやすい印を付け、主の招きや約束には違う色や印を付けます。
エノクのように、あなたも主から求められたことに押しつぶされそうに感じるかもしれません。大管長会の次の言葉が慰めとなるでしょう:
「時には、自分は強くない、能力がないと感じることもあるでしょう。それはごく普通のことです。そのようなときは特に、救い主に頼ってください。主こそ、『青少年の強さ』なのです。」(「大管長会からのメッセージ」『青少年の強さのために―選択の指針』〔2022年〕、2)
また、十二使徒定員会のディーター・F・ウークトドルフ長老の言葉からも慰めを受けられるかもしれません:
「救い主イエス・キリストは、御自分が皆さんの力であることを、皆さんに見て、感じて、知ってほしいと思っておられると、わたしは信じています。救い主の助けがあれば、皆さんの達成できることに限界はありません。皆さんの可能性は無限大です。救い主は皆さんに、御自分が見ているように自分自身のことを見てほしいと思っておられます。それは、世間の人の見方とは大きく異なります。」(「イエス・キリストは青少年の力です」『リアホナ』2022年11月号、9-10)
自分の部屋、家、または家の近くにあるもので、エノクの経験から学んだ真理を象徴的に教えてくれるものの絵を描くか、写真を撮ります。絵や写真の説明を含めてください。
考えを分かち合いましょう
この課の目的:主に対する信頼と、自分を助け、強める主の力を感じられるようにする。
教師やクラスに、以下から一つまたはそれ以上を分かち合ってください:
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押しつぶされそうに感じたとき、キリストに立ち返ろうという決意を強める助けとなった話。
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自分が描いた絵や撮った写真と、それがエノクの経験についてどのように教えているかの説明。
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この課の目的を達成するため具体的に行ったこと。
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この課で浮かんだ質問。あなたの質問の答えをどこで見つけようと思いますか。