セミナリー
マラキ3章:什分の一を納めると天の窓が開く


「マラキ3章:什分の一を納めると天の窓が開く」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)

「マラキ3章:什分の一を納めると天の窓が開く」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

マラキ書:第158課

マラキ3章

什分の一を納めると天の窓が開く

Girl filling in a tithing donation slip

いにしえの時代から,天の御父は,什分の一の律法に進んで従う御自分の子供たちを祝福してこられました。預言者マラキを通して与えられた主の言葉は,わたしたちが主の律法に従順であることによって,主がどのようにわたしたちを祝福してくださるかを学ぶのに役立ちます。この課は,生徒が主の什分の一の律法に従いたいという望みを感じられるようにします。

生徒の準備:生徒に,什分の一を納めるようにという主の戒めに従うことで祝福を受けた人の話を発表する準備をしてきてもらいます。それが役に立つようであれば,生徒は親や教会指導者に尋ねたり,福音ライブラリーで話を探したりしてもかまいません。

学習活動案

什分の一を納める

レッスンのはじめに,什分の一を納めるのが難しい状況を描いた物語を,一部紹介するとよいでしょう。コードン長老の経験を紹介するか,自分自身の経験を語ってもよいでしょう。

必要に応じて,什分の一とは「自分の収入の10分の1を教会に」献金することであることを説明します(『わたしの福音を宣べ伝えなさい—イエス・キリストの福音を分かち合うためのガイド』85教義と聖約119:3-4も参照)。

七十人のバレーリ・V・コードン長老の次の経験を読み,長老の両親が主の什分の一の律法に従うことが難しかった理由を見つけてください。

12:27
Official Portrait of Elder Valeri V. Cordon.  Photographed March 2017.

「中央アメリカでの内戦に関連した幾つかの出来事が起こり,その後父の仕事は破綻に陥りました。200人ほどいた正社員は,家のガレージでの作業に必要な5人弱の縫製作業者のみになりました。そうした苦しい時期のある日,什分の一を払うべきか,それとも子供たちの食べ物を買うべきか話し合っている両親の会話を耳にしました。」(「福音の言語」『リアホナ』2017年5月号,56)

  • 什分の一を納めることが困難な状況には,ほかにどのようなものがあるでしょうか。

次の図は,この課の間に生徒が自分の考えを整理するのに役立ちます。生徒に,学習帳の空白のページにこの図かそれに似たものを描いてもらいます。似たようなものをホワイトボードに描いてもよいでしょう。

「わたしの気持ち」の丸を指さします。この課の最後に,什分の一について感じていることを書く機会があることを生徒に伝えます。什分の一を納める際に直面する不安や困難について,今深く考えてもらうとよいでしょう。また,什分の一を納める人々に主が約束しておられる祝福が分かると,どのような恩恵があるかについても深く考えてもらうとよいでしょう。

主の什分の一の律法を研究する際,あなたが自分に与えられる祝福を理解し,この律法に従いたいという望みを強められるよう聖霊が助けてくださいます。

祝福を注ぐ

生徒がマラキ3章の背景を理解できるように,次のマラキ1-2章の要約を自分の言葉で伝えてください。

マラキの時代の人々は引き続き主に犠牲をささげていましたが,イエス・キリストを象徴するはずの犠牲として,「汚れた食物」や目や足の不自由な動物,病気の動物(マラキ1:7-8,13参照)をささげることで,主の名誉を傷つけてしまいました。主は,悪しき模範のために「〔主の〕道を離れ」て「多くの人をつまずかせた」(マラキ2:8)祭司たちを叱責されました。マラキ3章で,主はわたしたちが主に喜んで犠牲をささげる一つの方法を教えられました。

マスター教義のアイコン マラキ3:8-10はマスター教義聖句です。マスター教義聖句には目立つ印を付けて見つけやすくしておくよう,生徒に勧めるとよいでしょう。

マラキ3:7-12を読み,主に什分の一をささげる人々に主が約束された祝福を見つけてください。図の「主の祝福」の周りに,見つけた祝福を書きます。

「これをもってわたしを試み」なさいという言葉は,主が「これによってわたしを試しなさい」と言っておられることを意味することが分かると,生徒の助けになるかもしれません。

  • マラキ3:7-12の主の言葉から,什分の一についてどのような真理を学ぶことができますか。

生徒に,見つけた真理を発表してもらいましょう。生徒に,自分の聖典のこれらの節の横に,メモとして次のような真理を書いてもらいます:主の什分の一の律法に従えば,主は惜しみなく祝福してくださる

生徒がこの真理を理解できるように,鍋,コップ,水差しをクラスに持参するとよいでしょう。コップを鍋に入れます。水は,什分の一を納めたときに主が与えてくださる祝福を表していることを説明します。一人の生徒に,水差しからコップに水を注いでもらい,水が鍋にあふれるまで行います。このことを,マラキ3:10で主が約束されたことと関連付けてください。

主の什分の一の律法

セミナリーのアイコン付属の配付資料「主の什分の一の律法」は,わたしたちが主の律法に従うときに主が与えてくださる祝福について,生徒の理解を深めることができます。生徒を少人数のグループに分けて,各グループに配付資料のコピーを配るとよいでしょう。生徒には,順番に引用文を声に出して読んでもらいます。それぞれの引用を読んだ後,生徒には学習帳の図にさらに祝福を追加してもらいます。

グループで図に祝福を追加してもらった後,什分の一の律法に従うことで主がどのように自分や人々を祝福してくださるのを目にしたかについて,生徒に深く考えてもらうとよいでしょう。その後,生徒に,自分やほかの人がこの律法に従ったことで経験した祝福を発表してもらいます。

ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「福音の言語」のタイムコード6:42-7:40を見るとよいでしょう。このビデオでは,レッスンのはじめに紹介したコードン長老の体験の続きを聴くことができます。

12:27
  • 什分の一を納めることでわたしたちを祝福してくださる天の御父について,どのようなことが学べるでしょうか。

什分の一を納めることの祝福について話し合った後,什分の一を納めても,自分が望んでいる祝福を受けられず,経済的に苦しむ人もいることを指摘するとよいでしょう。それなのに,なぜ什分の一を納め続けなければならないのか疑問に思うかもしれません。マラキ3:14,16-17を読み,主に忠実であり続ける人々に主が約束されたことを見つけるとよいでしょう。

主の什分の一の律法に従う

図の「わたしの気持ち」の横に,以下のことについて書いてください。

  • 主の什分の一の律法に従うことについて,あなたはどう思いますか。

  • 今日学んだことや感じたことの中で,什分の一を納めたいという気持ちを高めてくれたものは何ですか。これには,あなたが受けたいと思っている主からの約束された祝福も含まれます。

有志の生徒何人かに,主と主の什分の一の律法について感じていることを発表してもらいます。また,この律法に従うことによって受けた祝福を分かち合ってもよいでしょう。

暗記する

この課でマスター教義聖句と鍵となる聖句を暗記できるよう生徒を助け,今後の課で復習するとよいでしょう。マラキ3:8-10の鍵となる聖句は,「什分の一を納めることの祝福」です。暗記するための活動のアイデアは,付録の「マスター教義の復習活動」の項に記載されています。