「ゼカリヤ1-8章:『わたしに帰れ』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)
「ゼカリヤ1-8章:『わたしに帰れ』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
バビロンとペルシャでの50年間の捕囚された後,イスラエルの家の残りの者たちは,物理的には聖地に戻っていましたが,霊的な面ではまだ主から遠く離れていました。預言者ゼカリヤを通して,救い主は「わたしに帰れ」(ゼカリヤ1:3)という招きを改めて与えられ,御自身は「〔主の民〕の中に住む」(ゼカリヤ2:10)と約束されました。この課は,主に頼る方法を生徒が理解できるように助けます。
生徒の準備:生徒に,主の愛から遠く離れていると感じている友達に何と言うか深く考えてもらいます。生徒に,その友達へのアドバイスをクラスで発表する準備をしてきてもらいましょう。生徒は,信頼できる友達や親に,その状況でならどのような助言を与えるか尋ねてもよいでしょう。
イエス・キリストに背を向ける人がいるのはなぜだろうか
レッスンのはじめに,救い主の絵を掲示し,その隣に棒人形を描いて,救い主から離れていく矢印を描くとよいでしょう。
どのような理由で背を向けたにせよ,主に立ち返るようにという救い主の招きを,預言者たちは旧約聖書の至る所で宣言していることを生徒に思い出してもらいましょう(申命4:30-31;ネヘミヤ1:9参照)。時々,わたしたちは自分が漂流していることに気づかずに背を向けてしまうことがあります。
生徒に,自分や自分の愛する人が主に背を向けていないか考えてもらいます。生徒に,以下のような自己評価を行ってもらってもよいでしょう。
次の文のうち,あなたに当てはまると感じるものはどれですか。
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わたしは,大切な人が主に背を向けていれば,その人たちを助けたいと思っています。
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自分がどれだけ主の近くにいるか,あまり考えたことがありません。
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主から離れたい気持ちになっています。
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わたしは主の近くにとどまるために最善を尽くしており,強くあり続けられることを願っています。
ゼカリヤ書を研究しながら,自分の個人的な状況において助けが得られるよう,聖霊からの霊感を求めてください。
50年間の捕囚生活の後に,多くのイスラエル人はついにエルサレムとその周辺の地域に戻りました。彼らは町を再建し,主の神殿の再建を始めました(エズラ5:1-2;6:14参照)。しかし,物理的にはエルサレムに戻りましたが,多くの人々は依然として霊的に主から遠く離れていました。主は預言者ゼカリヤを遣わして,人々が御自分に立ち返るのを助け,主が「〔彼ら〕の中に住〔まれる〕」ようにされました(ゼカリヤ2:10)。
ゼカリヤ1:1-3を読み,主は御自身の民に何をするよう招かれたかを見つけてください。
ホワイトボードに4列の表を作ってください。ホワイトボードの表の上に次の未完成の真理を,教師のあなたが書くか,生徒に書いてもらってください:わたしたちは_____ことによって主に立ち返ります。
次の聖句をホワイトボードの各列に一つずつ書いてください。生徒を4人ずつのグループに分け,それぞれのグループに聖句を一つ研究してもらいます。その後,生徒にその聖句を使って真理の文を完成させてもらいます。
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ゼカリヤ1:4
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ゼカリヤ3:7(「わたしはまた,ここに立っている者どもの中に行き来することを得させる」は,天の使者の前で清く,ふさわしいと感じることを指していると考えられます。)
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ゼカリヤ7:9-10
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ゼカリヤ8:16-17(「門で,平和」という言葉に注意)
生徒は様々な答えを発表するかもしれませんが,太字の真理を次のような言葉で完成させられるよう助けてください。
____________ことで悪から離れる(ゼカリヤ1:4)
___________ことで主の道を歩む(ゼカリヤ3:7)
___________ことで憐れみと思いやりをもって人に接する(ゼカリヤ7:9-10)
___________ことで平和をつくり出す人として行動する(ゼカリヤ8:16-17)
それぞれの文をホワイトボードの適切な欄に書いてください。
次の活動は,生徒がゼカリヤ書から見いだした真理についての理解を深めるのに役立ちます。各グループに,資料「わたしたちは_____によって主に立ち返ることができます」のコピーを配ります。生徒に,二人一組または少人数のグループで配付資料の完成に取り組んでもらいます。あるいは,グループごとに異なるシナリオを割り当てて,別のシナリオに取り組んだペアと分かち合う準備をしてもらってもよいでしょう。
グループに,学んだことを発表してもらいます。これを行う一つの方法は,各グループに,いずれかのシナリオについて,問い2または3に対する答えを,ホワイトボードの該当する欄に書いてもらうことです。
生徒に発表してもらったら,次のことをしてもらい,学んだことを振り返ってもらいましょう。
学習帳に,あなたが主に立ち返る助けになると思うことを一つか二つ書き出してください。祈りの気持ちで,あなたの努力を助けてくださるよう天の御父に願い求めてください。
天の御父とイエス・キリストがわたしたちを愛しておられることと,御二方に頼るようにと絶えず愛を込めて招いておられることについての証で締めくくるとよいでしょう。