セミナリー
詩篇136篇:「主に感謝せよ」


「詩篇136篇:『主に感謝せよ』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)

「詩篇136篇:『主に感謝せよ』」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』

詩篇102-103篇;110篇;116-119篇;127-128篇;135-139篇;146-150篇:第108課

詩篇136篇

「主に感謝せよ」

Woman and angels praying.

多くの賛美歌と同様に,詩篇もすべてのことに感謝することを思い出させてくれます。天の御父とイエス・キリストに心からの感謝を表すことで,わたしたちの目と心は御二方の愛と憐れみに対して開かれ,御二方への愛が膨らみます。この課では,生徒が天の御父とイエス・キリストへの感謝を表して,御二方の愛を感じられるようにします。

生徒の準備:見返りを求めずに,天の御父に感謝を表す祈りをささげるよう生徒を招きます。生徒に,この経験から受けた印象をクラスで発表する準備をしてもらうとよいでしょう。

学習活動案

どうすれば神の愛を感じることができるだろうか

レッスンのはじめに,どうすれば神の愛を感じられるかを生徒に深く考えてもらいます。これを行う一つの方法は,次のシナリオを想像してもらうことです。

ある日,友達があなたにこう言いました。「教会やセミナリーでは時々,人々が神の愛を感じると言っているけれど,わたしはあまり感じられないの。どうすれば,生活の中で神の愛を感じることができるのかしら」

  • あなたは,友達にどのように答えますか。

生徒は様々な答えを出すかもしれませんし,何と答えればよいか分からないかもしれません。生徒に答えてもらった後,次の言葉を紹介するとよいでしょう。

トーマス・S・モンソン大管長(1927-2018年)は,どうすれば神の愛を感じられるかを次のように説明しています。

Official portrait of President Thomas S. Monson, 2008.

「兄弟姉妹,わたしたちは受けた祝福に感謝することを覚えているでしょうか。心からの感謝は,祝福に気づかせてくれるだけでなく,天の扉を開いて神の愛を感じられるように助けてくれるのです。」(「感謝という神の賜物」『リアホナ』2010年11月号,87)

  • モンソン大管長の教えを要約すると,どうなりますか。

生徒が答えを発表するときに,次の真理をホワイトボードに書きます:祝福に対する感謝の気持ちを表すと,神の愛を感じる助けになる。

詩篇136:1-3,26を読み,詩篇の作者が神への感謝を表す理由を見つけてください。

  • どのようなことに気づきましたか。

    「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」という言葉に印を付けるよう生徒に勧めるとよいでしょう。詩篇の作者は感謝を表す度に,神の愛を感じていることを指摘するとよいでしょう。これらの節の「いつくしみ」を表す言葉は,ヘブライ語では「ヘセド」であり,これは「神が御自分と聖約を交わした人に対して抱き,与えられる,特別な種類の愛と憐れみ」であることを説明するとよいでしょう(ラッセル・M・ネルソン「永遠の聖約」『リアホナ』2022年10月号,6)。

  • 祝福に対する感謝の気持ちを表すことが,神の愛を感じる助けとなるのはなぜだと思いますか。

神の祝福に気づく

生徒が主への感謝をどのように表しているかを評価できるように,次の活動を行うとよいでしょう。わたしたちが学び,改善できるように,聖霊はわたしたちが思い出せるように助けてくださることを生徒に思い出してもらいましょう。生徒には,自分の答えを考える際に,聖霊から受ける印象に耳を傾けるよう促します。

先週の経験について考えてください。学習帳に,「決して」,「一度か二度」,「数回」,「何度も」という言葉を使って,次の質問に対する答えを書いてください。

  • 生活の中で,どれくらい頻繁に,主からの具体的な祝福に気づきましたか。

  • 受けた祝福に対して,どれくらい頻繁に主に感謝を表しましたか。

  • 主の愛を,どれくらい頻繁に感じましたか。

生徒は,これらの質問の答えを考える際,主が与えてくださった祝福で,自分が気づいていないものや,感謝を表していないものがないか考えるとよいでしょう。

セミナリーのアイコン生徒が自分の受けている祝福に気づけるように,配付資料「詩篇136篇:主への感謝」を使ってください。

生徒は一人で配付資料の課題に取り組んでもかまいませんし,配付資料の最初の欄に記入してもらってから,それを別のクラスメートに渡して次の欄に記入してもらってもよいでしょう。この活動は,すべての欄が埋まるまで,配布資料を別の生徒に渡し続けます。その後,配付資料を元の生徒に返して,クラスメートが何を書いたかを見てもらいます。生徒が各欄の質問に対して,じっくり考えて答えられるよう,十分な時間を取ってください。

この活動が終わったら,神に感謝を表すことについて生徒が学んだことや感じたことを話し合うとよいでしょう。話し合いの一環として,感謝の気持ちを感じ,それを表現することは,天の御父とイエス・キリストへの愛と御二方からの愛を感じる助けとなることを強調するとよいでしょう。

ChurchofJesusChrist.org

2:33

神に感謝を表す

生徒に神への感謝の気持ちを表す練習をしてもらうために,次の活動の一つを行ってもらうとよいでしょう。

以下の選択肢から一つ選んで,天の御父とイエス・キリストに感謝を表してください。これを行うときに,自分が感じている御二方の愛に注意を払ってください。

  • ソーシャルメディアの投稿や日記に,天の御父とイエス・キリストへの感謝の気持ちを表す。

  • あなたが感謝していることのリストを作る。次の祈りには,これらのことを忘れずに入れてください。

最後に,天の御父とイエス・キリストに感謝を表すことが,どのように御二方の愛を感じ,御二方に対する愛を膨らませる助けとなるかを話して終わるとよいでしょう。