「出エジプト15;17:聖文の中に神の真理を見いだす」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』(2026年)
「出エジプト15;17:聖文の中に神の真理を見いだす」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
出エジプト14-18章:第46課
出エジプト15;17
聖文の中に神の真理を見いだす
神はしばしば,学ぶべき霊的な教訓を教えるために肉体的な経験を用いられます。例えば,神はイスラエルの民に必要な水と,戦いでの支援を用いて,彼らとわたしたちに教えを授けられました。練習と御霊の導きを通して,わたしたちは聖文の話の中にある霊的な真理を見いだし,それを自分の生活に応用することを学べます。この課は,生徒が聖文の話から神の真理を見いだし,その真理を自分の生活に結びつける練習になります。
生徒の準備:生徒に,今学期,これまでに旧約聖書と高価な真珠から学んできた話を振り返ってもらいます。生徒に,「わたしは,の話が好きです。なぜなら,それはわたしにということを教えてくれるからです」という文を,どのように完成させるかを考えて,発表する準備をして授業に来るように言います。
学習活動案
聖文から福音の真理を見いだす
この課では,生徒が様々な福音の真理を見いだし,分かち合う機会があります。福音のすべての真理の源は天の御父とイエス・キリストである,ということを生徒に思い出してもらうとよいでしょう。福音の真理を見つけて応用する方法を学ぶことは,わたしたちが天の御父とイエス・キリストに近づく助けとなることを説明します。
レッスンを始めるにあたり,以下の文章の空欄をどのように埋めるかを生徒に尋ねてみましょう。あなたが研究した話の幾つかを視覚的に思い出してもらうほうがよければ,以下のような画像を見せるとよいでしょう。または,「福音ライブラリー」の「ビデオと画像」にある「福音の視覚資料集」の「旧約聖書」の画像に目を通してもらいます。
次の文の空欄に,好きな聖文の話を入れて完成させましょう。
「わたしはの話が気に入っています。なぜなら,それはについて教えてくれるからです。」
自発的に発表してもらいながら,見いだした真理をホワイトボードに書いてもよいでしょう。生徒が発表する真理は,「わたしたちは神の子供である」(モーセ1:1-7参照)といった教義として紹介されるかもしれません。あるいは,「進んで神に導かれようとするなら,神は御自分の業を成し遂げるために,わたしたちの能力を高めてくださるでしょう」(モーセ6:31-36参照)のように,応用できる原則として紹介されるかもしれません。発表してくれた生徒に,ここに書いた真理が自分の生活になぜ大切なのか,その理由を説明してもらってもよいでしょう。
教師として,すべての生徒の発言に対して返答をしないようにしてください。ほかの生徒の発言から学んだことは何か,クラスの全員に投げかけ,発表してもらうのもよいでしょう。そうすることで,生徒が聖霊の影響を通して自分の考えや気持ちに気づけるようになります。これに関する追加の訓練については,「教師養成スキル」の「学習者が自分の学びに責任を持てるよう助ける」を参照してください。
生徒が発表するときに,聖文の話が好きであることと,その話から関連する神の真理を見いだすことの間には,重要な違いがあるという点を指摘するとよいでしょう。聖文研究において祈りの気持ちで御霊の導きを求めるとき,天の御父は彼らに最も関連のある真理を見いだせるよう助けてくださることを説明します。
生徒が発表を終えたら,個人の聖文研究で真理を見いだせるよう,してきたことを振り返ってもらいます。次の問いかけを使うことができるでしょう。
次の質問に対する答えを学習帳に書きましょう。
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あなた個人の聖文研究は,天の御父とイエス・キリストに近づく助けとなっていますか。そう思う理由,またはそう思わない理由は何ですか。
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聖文研究中に,天の御父があなたに注目してほしいと望んでおられるであろう真理を見いだすために,どのくらいの頻度で止まって時間を取りますか。
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聖文の話を自分の生活に応用する方法を理解しようとしていますか。
今日,出エジプト15章と17章の話を学びながら,御霊からの霊感を受けた考えや感情に注意を払いましょう。個人の聖文研究で,さらに多くのものを得られる,心に残る感覚を見逃さないようにしましょう。
出エジプト15章,17章から福音の真理を見いだす
このセクションの,主が荒れ野でイスラエルの民の世話をされた話から,生徒は関連する真理を見いだす機会を得られます。
クラスを二人一組に分けるとよいでしょう。配付資料の各話に対し,それぞれ同じ数のペアを割り当てます。聖文研究の経験の少ない生徒は,経験のある生徒と組むようにするとよいでしょう。
パートナー同士で話し合い,準備するための時間を十分に設けましょう。クラス内を歩いて回り,追加の指示が必要な生徒をサポートしましょう。
研究し,話し合い,準備する時間を十分に取った後,二人一組で学んだことを分かち合う機会を設けます。使える時間に応じて,分かち合う方法を以下に紹介します。
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各ペアは,異なる話を研究したペアと学んだことを分かち合います。その後,もう一度交代して,さらに別の話を研究したペアと分かち合います。
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まず二人一組になって,同じ話を研究した生徒と分かち合います。(こうすることで,生徒は自分が研究した話について,さらに深く掘り下げることができます)。その後,異なる話を研究した3ペア(6人)で一つのグループを作り,それぞれのペアで学んだことを分かち合います。
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二人一組で準備した内容を,クラス全体に対して順番に発表します。
レッスンを生徒それぞれに合わせる
レッスンの締めくくりに次のようなシナリオを使い,生徒が学んだことを自分自身に当てはめて考えられるようにしましょう。
以下について,あなたの考えを学習帳に書いてみましょう。
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天の御父は,このレッスンであなたに何を覚えておいてほしいと望んでおられると思いますか。それはなぜですか。
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聖文の話から真理を見いだすスキルを,個人の聖文研究にどう活用できるでしょうか。このスキルを使うことが,聖文にかかわるあなたの経験にどのような影響をもたらすでしょうか。
希望者を募り,学習帳に書いた内容の一部を発表してもらってもよいでしょう。
今後も,生徒が個人の聖文研究で学んでいる真理をクラスで分かち合える機会はないか,考えるようにしましょう。