「創世1:28-31;2:1-25:家族は創造主の計画の中心を成す」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
「創世1:28-31;2:1-25:家族は創造主の計画の中心を成す」『旧約聖書 セミナリー教師用手引き』
創世1-2章;モーセ2-3章;アブラハム4-5章:第9課
創世1:28-31;2:1-25
家族は創造主の計画の中心を成す
アダムとエバが創造された後,天の御父は二人を結婚により結び合わせられました。主は彼らに,増えよ,地に満ちよ,と命じ,互いに結び合うように命じられました。この課は,生徒が天の御父の救いの計画における結婚と家族の中心的な役割を理解する助けとなります。
生徒の準備:生徒たちに,「家族—世界への宣言」を研究し,家族が天の御父の救いの計画の中心である理由を述べている教えを見つけてもらいます。
学習活動案
天の御父の救いの計画における結婚と家族の重要性について話し合うとき,多くの生徒が現在,理想的な家族の状況を経験していないということを覚えておいてください。生徒が求めていることや生徒の疑問に気配りしてください。
中心となる事柄
ホワイトボードにいくつか未完成の文章を書いて,物,活動,人などが何かを成し遂げるうえで,どのように中心を成すかを示すとよいでしょう。次の例が役立つでしょう。生徒たちに,空欄をどのように埋めるか考えてもらい,その後,何人かの生徒に答えを発表してもらいます。「中心」という言葉は,「欠かせない」または「一番大切」という意味もあることを説明するとよいでしょう。
わたしの学校生活の中心にあるのは_____です。その理由は。
幸せな生活の中心を成すものは____です。その理由は。
わたしの人生において中心的な役割を果たしているは____です。その理由は。
生徒が答えを発表した後,「家族—世界への宣言」にある次の言葉を見せ,一人の生徒に声に出して読んでもらいましょう。クラス全体で,天の御父の救いの計画の中心を成す事柄を見つけてもらいます。
「家族—世界への宣言」はこう述べています。
「わたしたち,末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会と十二使徒評議会は,男女の間の結婚は神によって定められたものであり,家族は神の子供たちの永遠の行く末に対する創造主の計画の中心を成すものであることを,厳粛に宣言します。」(「家族—世界への宣言」福音ライブラリー)
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天の御父の救いの計画において,結婚と家族がこのように重要な役割を果たすのはなぜだと思いますか。
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現代において,サタンはどのように結婚や家族を攻撃しようとしているでしょうか。あなたが目にしていることはありますか。
生徒に,自分やほかの人が結婚や家族について抱くかもしれない疑問について考えてもらいます。疑問は学習帳に書いてもらうとよいでしょう。今日,研究するとき,真理を探し,これらの質問に対する答えを見つけるうえで導きとなる霊的な印象に注意を払うよう生徒を励まします。
聖文からの教え
地球が創造された後に天の御父がなさったことは,天の御父の計画における結婚と家族の中心的な役割を理解する助けとなることを説明します。次の指示とリソースを見せて,これらを研究する時間を取りましょう。これらをクラス全体で一緒に研究するか,生徒をグループに分けて,グループごとに一緒に研究し,話し合ってもよいでしょう。
生徒が創世2章の節を読むとき,18節の「助け手」という言葉は,アダムに「見合った,ふさわしい,あるいは一致する助け手」を指していることを説明するとよいでしょう。また,エバがアダムのあばら骨から創造された話は象徴的であり,夫婦の対等の協力関係を表していると説明してもよいでしょう(ラッセル・M・ネルソン,「イヴからの教訓」『聖徒の道』1988年1月号,93参照)。
次の言葉と聖句を研究し,神にとって結婚と家族が重要であることを示す証拠を見つけてください。
スペンサー・W・キンボール大管長(1895-1985年)は,次のように教えています。
「主は……この地上における最初の男性と女性であったアダムとエバを一つとし,聖なる結婚の儀式を執行して彼らを夫婦と〔されました〕。」(『歴代大管長の教え—スペンサー・W・キンボール』192)
研究する聖句。
創世1:27-28(アダムとエバに対する神の戒め)
創世2:18,21-24(エバの創造)
創世2:24はマスター教義聖句です。見つけやすいように,マスター教義聖句に特別な印を付けるとよいでしょう。
教義と聖約49:15-17(預言者ジョセフ・スミスを通した主の教え)
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結婚と家族が神にとって大切であることを示すどのような真理を見つけたでしょうか。
生徒は次のような原則を見い出すでしょう。
神は夫と妻に子供を持つように命じられた(創世1:28)。
夫と妻は一つとなり,対等のパートナーとして行動する必要がある(創世2:18,24)。
男女間の結婚は,神によって定められたものである(教義と聖約49:15)。
地球は神の子供たちが家族に生まれ,ともに進歩する場所を提供するために創造された(教義と聖約49:16-17)。
これらの真理についての話し合いの一環として,ラッセル・M・ネルソン大管長の次の言葉について話し合うとよいでしょう。
ラッセル・M・ネルソン大管長は,地球が神によって創造された後に家族が果たす重要な役割を強調しました。
「広大な惑星である地球は,さらに広大なもの,すなわち神の偉大な計画の一部なのです。簡単にまとめると,地球は家族が存在するために創造されました。聖文は夫と妻が『一体となることは正当である。これはすべて,地がその創造の目的にかなうためである』と説明しています〔教義と聖約49:16〕。」(「創造」『リアホナ』2000年5月号,103)
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神の計画における結婚と家族の中心的な役割を覚えておくことは,あなたの人生における選択にどのような影響を与えるでしょうか。
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これらの真理や教えは,結婚や家族の教義が批判されたり,軽んじられているのを見るときに,どのように対応する助けとなるでしょうか。
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結婚と家族に関する天の御父の基準に従うことは,さらに御父のようになるうえでどのような助けになると思いますか。
答えを作成する
神の計画における結婚と家族の重要性について学んだことを生徒が説明するのを助けるために,次のようなシナリオを分かち合ってもよいでしょう。住んでいる地域の文化や生徒の生活により深く関連する形にするために,必要に応じてこのシナリオを変えることもできます。シナリオを分かち合った後,生徒が答えを作成するための指示を見せます。
綾香の学校のクラスで,結婚と家族に関する価値観について,学ぶ機会がありました。綾香は,男女の間の結婚について,また結婚した夫婦に子供がいることの大切さについて,自分の意見を幾つかグループ内で分かち合いました。綾香のクラスメートの多くは,彼女とは大きく異なる意見を述べました。授業が終わると,綾香とグループにいた智(さとし)が,なぜ結婚と家族についてそんな時代遅れの意見を持っているのかと綾香に尋ねました。綾香と智は家族ぐるみで昔からの友達で,これまで智は教会の活動にも何度か参加したことがあります。
今日学んだことを活用して,綾香が智に伝えることのできる答えを作ってください。答えには以下の事柄を入れてください。
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天の御父とその救いの計画にとって結婚と家族が重要である理由についての説明
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聖文または教会指導者からの一つまたは複数の教え
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綾香が智に分かち合うことができる智の助けとなる招き
生徒に準備のため時間を設けた後で,答えを発表してもらいましょう。二人一組か少人数のグループで分かち合ってもよいでしょう。発表したいと思う数人の生徒に,自分の答えをクラスで発表してもらうか,シナリオのロールプレーをしてもらうこともできます。
今日の課で学んだことや感じたことを,生徒が振り返る時間を設けます。学んだ真理のうち,自分の疑問の幾つかに答えることができたものについて考えてもらうとよいでしょう。感じた霊的な印象を学習帳に書き留めてもらいます。今日話し合った真理について証します。
暗記する
この課でマスター教義聖句の場所と重要語句を暗記できるよう生徒を助け,今後の課で復習するとよいでしょう。創世2:24の重要語句は「人は……妻と結び合い,一体となるのである」です。暗記活動のアイデアは,付録の「マスター教義の復習活動」の項に記載されています。