2025
アイスクリーム,友情,そして隣人を愛する
2025年3月号


ガイドを活用する

アイスクリーム,友情,そして隣人を愛する

大切な第二の戒めを守ることは,あなたが思っているほど難しくありません。

巨大なコーンのアイスクリームと若い女性たち

イラスト/バレンティナ・ビンチ

友達や家族がとてもつらい経験をしているとき,その問題をどうにかして取り除いてあげたいと悩んだことがありますか。表面的には良い考えのように思えます。

でも,友達の両親が離婚しようとしていると想像してください。または,妹が学校でいじめられていると。または,おじいさんが重度のうつと闘っていると。そのすべてをどのように解決しますか。

簡単に答えれば,あなたには解決できません。それでいいのです。でも同時に,あなたはいつでも助けることができます。そして,ほんの小さな助けがどれほど物事を好転させることができるかに,あなたは驚くことでしょう。

大きな苦悩,シンプルな親切

フォニ・Pは,ひとり親の家庭で育ちました。幼少期から10代にかけて,フォニは母親が一人で3人の子供を育てるのに苦労する様子を目の当たりにしました。その結果,フォニは父親に対して否定的な感情を抱くようになりました。そして最近,彼女が19歳になったところで,父親がつながりを持とうと連絡してくるようになったのです。

「腹が立ちました」とフォニは言います。「『わたしの人生にかかわるのに19年もあったのに,何もしなかったじゃない。なぜ今なの?』と思いました。」祈り,深く考えても,フォニは平安を見いだせませんでした。母親やおばさんと話すことが少しは助けになりましたが,それでも,もやもやした気持ちは晴れないままでした。その後,信じられないような(でもシンプルな)ことが起こりました:フォニの親友が,買い物に出かけてアイスクリームを食べようと彼女を誘ったのです。

「多くの人はそれを見て,大したことではないと思うでしょう」とフォニは言います。「でも,とても大きな意味があったのです!わたしは太陽の光を肌に感じました。外を歩いていると,木々が見えました。風を感じ,同時に御霊も感じました。すばらしかったです。」

コーンのアイスクリームを持っている若い女性たち

この突然の買い物は,フォニの問題を解決したでしょうか。いいえ。フォニは,父親との関係は今でも難しいと認めています。でも,友達のシンプルな親切な行いのおかげで,フォニは再び聖霊を感じることができました。その後,以前よりも力強く自分の悩みに立ち向かうことができました。「彼女は聖霊の促しを受けて,わたしを家から連れ出してくれたのだと知っています」とフォニは言います。

今日,だれがあなたを必要としているでしょうか

『青少年の強さのために』ガイドで,わたしたちは次のように招かれています。「孤独を感じている人や孤立している人,無力感に陥っている人に,手を差し伸べてください。皆さんを通して,天の御父の愛を感じられるよう,そのような人たちを助けてください。」(『青少年の強さのために—選択の指針』12)このシンプルな友情の行いが,フォニが困難な状況の中で神の愛を感じる助けとなりました。その同じ愛を感じられるように,あなたは今日だれを助けることができるでしょうか。