天の御父はあなたに語りかけたいと望んでおられます
天の御父が自分に語りかけておられるという信仰を持ってください。御父はそこにおられ,言葉では言い表せないほどあなたを愛しておられます。
わたしたちは神の息子,娘であり,天の家から遠く離れてともに地球で生活しています。ここは現世であり,肉体を受け,悪ではなく善を選び,救い主イエス・キリストとその神聖な贖罪を信じる信仰を育み,御父の幸福の計画を受け入れる時です。
前世の記憶がないわたしたちは,時々,後にしてきた世を思うと寂しく感じることがあります。御父とのつながりを保ち,御父から導きと指示と慰めを受けられるように,御父はわたしたちに霊的な賜物を与えてくださいました。わたしたちはこの賜物のことをよく知っています。それは祈りと呼ばれています。
「わたしを信じる者のために」ダン・ウィルソン画
天の御父に祈る
天使は,アダムとエバ,そして彼らに続くすべての人々に,「悔い改めて,いつまでも御子の御名によって神に呼び求めなさい」(モーセ5:8)と指示しました。
イエスは次のように教えておられます。
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「求めよ,そうすれば,与えられるであろう。捜せ,そうすれば,見いだすであろう。門をたたけ,そうすれば,あけてもらえるであろう。」(マタイ7:7)
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「あなたは祈る時,……隠れた所においでになるあなたの父に祈りなさい。」(マタイ6:6)
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「だから,あなたがたはこう祈りなさい,天にいますわれらの父よ,御名があがめられますように。」(マタイ6:9)
イエスは御父に絶えず祈られました(ルカ6:12;マルコ6:46参照)。ゲツセマネで,主は弟子たちに言われました。「わたしが祈っている間,ここにすわっていなさい。」(マルコ14:32)十字架上で,イエスは御自分を十字架につけた兵士たちのために祈られました。「父よ,彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか,わからずにいるのです。」(ルカ23:34)
わたしたちは「常に祈る」よう勧告されています。 「〔わたしたち〕のすべての行いについて主と相談」するとき,「主は〔わたしたち〕のためになる指示を与えて」(アルマ37:37)くださいます。それに加えて,わたしたちは「全身全霊の力を尽くして一切の感謝と賛美をささげ」(モーサヤ2:20)ます。
しかしさらにすばらしいことに,天の御父はわたしたちの祈りにこたえてくださるのです!わたしたちが考えるべき問いは,御父からもたらされる答えや導きや慰めをさらに受け,さらに理解するにはどうすればよいだろうかということです。
祈りの答えを受けることは,天の御父とその御子イエス・キリストを信じる信仰から始まります。わたしたちは御父を信頼し,最善を尽くして戒めを守り,すべてのことの中に御父の御手を探します(教義と聖約59:21参照)。
あなたが天の御父に呼び求めるとき,御父はあなたのそばにいて,あなたの能力を強め,あなたを慰め,「あなたの苦難を聖別して,あなたの益としてくださる」(2ニーファイ2:2)でしょう。
主の声を聞く
神を信じる信仰を働かせ,神の戒めを守るとき,わたしたちは自然に神の声をもっとよく聞けるようになります。
1993年,当時十二使徒定員会の一員だったジェームズ・E・ファウスト管長(1920-2007年)は,妻のキャシーとわたしをブリガム・ヤング大学でのディボーショナルに一緒に出席するよう招いてくれました。このディボーショナルが行われたのは,スマートフォンやソーシャルメディア,インターネットが普及するずっと前のことです。
ファウスト管長は話の中で次のように警告しました。「皆さんの世代には,こう生きるのがいい,欲望を満たす方法はこれだ,こうすれば欲しいものが全部手に入る,といった無数の声が押し寄せて来ることでしょう。」しかし,「皆さんが耳を傾けるようにならなければならない声は,御霊の声です。」そのために,「わたしたちは……耳を開き,信仰の目をその声のする方に向けて,天を見詰めなければなりません。」
何年も後,ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように教えました。「もし皆さんが御霊のささやきに向ける以上の注意をソーシャルメディアに向けるなら,……霊的なリスクを……自分自身に招くことになります。」
御霊の声は,わたしたちの知性と感情の両方に語りかけます。「あなたに降ってあなたの心の中にとどまる聖霊によって,わたしはあなたの思いとあなたの心に告げよう。」(教義と聖約8:2)自分の良心に耳を傾けてください。啓示は多くの場合,そこから始まるのです。
信じる心で祈る
神からの答えや印象は,強いることはできません。わたしたちは信じる心で祈り,待ちます。この世では与えられない答えもありますが,義人には,主は常に平安を送ってくださいます(ヨハネ14:27参照)。時には,「教えに教え,訓戒に訓戒を与える」(教義と聖約98:12)ように答えがやって来ることもあります。
天の声は,静かな場所や神聖な場所で思いがけずやって来ることが多くあります。わたしは早朝に静かに祈り,深く思い巡らすとき,特別な祝福を感じます。毎日,個人で,何かに干渉されることなく聖文を読むことは,ただの日課になってしまうこともありますが,わたしたちの心に火のような御霊の声をもたらす機会となることもあります。
世の騒音や邪魔がわたしたちを取り囲む中,主は御自分の預言者に,さらに多くの神殿を建てるよう指示しておられます。受けている試練をわきに置き,祈りながら,悩みを携えてこれらの聖なる主の宮に入るとき,わたしたちは永遠の真理を教わります。1年前,ネルソン大管長は次のように約束しました。わたしたちが神殿で礼拝するとき,「これ以上に天を開いてくれるもの〔は〕ありません。ほかにないのです!」
毎回の総大会も,さらなる豊かな祝福をもたらしてくれます。この4月,わたしたちは主の声を聞くために再び総大会に集まります。あなたが備え,祈りの気持ちで総大会に臨むなら,悩みに対する答えを見いだし,「天からの御手」があなたの上にあることを知ることができると約束します。
天の御父が自分に語りかけておられるという信仰を持ってください。御父は語りかけておられるのです!御父とその愛する御子を信じる信仰により,幕を取りはらい,御父の声を受けられるようにしてください。御父はそこにおられ,言葉では言い表せないほどあなたを愛しておられることを証します。