「YAウィークリー」から
再び神殿に居場所を見つける
わたしは何年も神殿に行っていませんでしたが、もう一度神殿に参入するふさわしさを身につけられるように救い主に頼りました。
プロボシティーセンター神殿の写真/メーガン・バーナム
ビショップリックの第二顧問から聖餐会で神殿の大切さについて話すように言われたとき、わたしは玄関ホールに立っていました。視線が下がり、恥ずかしい思いで顔が赤らみ、わたしは別のテーマで話をさせてほしいと頼みました。天の御父から離れてしまう人生の選択をしたために数年間神殿に参入していなかったので、自分には神殿について話す資格はないと感じたのです。
その出来事の後、神殿のことが頭の中に浮かび続け、神殿に行きたいという望みが強まっていくのを感じましたが、自分はふさわしくないという気持ちとも戦っていました。天の御父は御自分の神聖な宮にわたしが参入するのを望んでおられないのではと不安に感じました。
変わるためのステップを踏む
総大会がやって来て、これまで過ちを犯してきたわたしであっても神がなお愛してくださっていることを示す何かを感じられるように願いつつ、緊張しながら話者の話に耳を傾けました。そのとき、当時大管長会第二顧問だったディーター・F・ウークトドルフ管長が次のように言いました。「人生がどれほど台なしになってしまったように見えても問題ではありません。わたしたちの罪がいかに緋のようであっても、いかに苦々しい思いを抱えていても、どれほど寂しさや孤独、心の痛みを感じていても、問題ではありません。……破壊がひどいために立て直すことができない人生などありません。」
神がわたしに語りかけてくださっていることをはっきりと感じました。一体どうやってキリストのもとに戻ればよいのだろうかと何か月も考えてきましたが、その総大会のメッセージは、主の宮に再び入るために変わりなさいという、わたしに対する主の呼びかけでした。
わたしはビショップと会い、再び神殿に参入することについて話し合いました。ビショップは、イエス・キリストがわたしの人生の中で果たされる役割と、主の贖罪を受け入れることにより、どのように自分の苦痛と罪の重荷を主に委ねることができるかを理解できるように助けてくれました。わたしは理解と、強さと、自分自身に対する忍耐力を祈り求め始めました。日々、少しずつもっと神を信頼し、少しずつより良い行いをすることによって、徐々に救い主の光と再びつながることができるようになりました。
ビショップとともに取り組み、救い主についてさらに学ぶことにより、天の御父の娘としての自分の本質についての証が深まりました。愛にあふれた贖い主はわたしに御自分から離れるようにとは決してお求めにならないことと、一方でサタンはわたしに自分には神殿に居場所はないと感じさせようとすることを理解しました。この知識を得て、わたしはようやく再び神の家に入る準備ができたと感じました。
神殿に再び参入する
きれいに折りたたんだ推薦状を手に持ち、わたしは数年ぶりに歩いて神殿に向かいました。すると突然、神の家に自分の居場所があるのだろうかと不安になりました。神殿の扉に近づくほど、その不安が募りました。どこへ行けばよいのか、何をすればよいのか分からなくて、愚かに見えるのではないだろうか。バプテスマを受けるために神殿に参入するには年を取り過ぎていないだろうか。
神殿に入ると、受付の男性がにっこりとほほえんで、わたしを神殿に歓迎してくれました。その朝、神殿ワーカーたちのおかげで、神の家の中にわたしの居場所があることを感じて安心することができ、わたしは元気を取り戻しました。
神殿を出る際、バプテスマ室から出ようと廊下を歩いていたときに、ワーカーの一人がわたしに向かって手を振ってくれました。喜びに満ちた声で、彼は次のようにささやきました。「今日神殿に来てくださりありがとうございました。わたしたちはあなたを必要としていました。」神殿での温かい気持ちを再び感じるのが楽しみだったので、わたしは来週また来ると約束しました。
天の両親の娘や息子としての神聖な本質のゆえに、わたしたちは一人一人が神殿に居場所を見つけることができます。もしわたしたちが神のみもとにいたいと望むなら、神の愛の御手が届かない場所にわたしたちを永久にとどめおくことのできるものなど何もありません。神はわたしたちが神殿に参入することを望んでおられます。そして、わたしたちが救い主のようになるために日々小さな一歩を踏むならば、自分の生活を救い主の生涯に沿ったものとし、常に神殿に参入するふさわしさを保つことができます。イエス・キリストの贖罪のおかげで、わたしたちは神の聖なる宮に入り、神殿の中で待ち受けている祝福を受けることができることを知っています。
そして、わたしが経験してきたように、それらの祝福は何物にも代え難いものです。
筆者はアメリカ合衆国ユタ州在住です。