「第177課:テクノロジーの利用に責任を持つ:テクノロジーに関する選択を慎重に行う」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「テクノロジーの利用に責任を持つ」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第177課:青少年の強さのために:選択
テクノロジーの利用に責任を持つ
テクノロジーに関する選択を慎重に行う
わたしたちは多くのテクノロジーに恵まれた時代に生きるという祝福を受けています。テクノロジーを使うことは,イエス・キリストに近づき,主の業を前進させるのに役立ちます。しかし,一方でテクノロジーはわたしたちを主から遠ざけることもあります。この課は,生徒が自分で安全策を講じて,テクノロジーの利用に責任を持てるようにします。
学習活動案
テクノロジーの利用
金版の画像を掲示するとよいでしょう。神は預言者ジョセフ・スミスに金版を託されたことを説明します。
ジョセフ・スミス―歴史1:46を読み,モロナイが金版についてジョセフ・スミスに与えた警告を見つけてください。
ホワイトボードの片側に善のために使うという見出しを書き,もう一方の側に悪用するという見出しを書いてください。その後,各見出しの下に次の質問に対する生徒の答えを書くとよいでしょう。
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サタンはどのようにジョセフ・スミスに金版を悪用させようとしたでしょうか。
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ジョセフ・スミスはどのように金版を善のために使いましたか。
携帯電話を掲げるか,携帯電話の写真を掲示して,神は生徒たちにテクノロジーを託されたことを伝えます。
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テクノロジーを良いことのために使うにはどうすればよいでしょうか。
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10代の若者は,どのようなことでテクノロジーを悪用する誘惑に駆られるでしょうか。
次の質問について心の中で考えてもらいます。
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あなたは,どれぐらいテクノロジーを主が望んでおられる方法で使っていますか。
どうすればテクノロジーの使用に責任を持てると思うか,自由に考えるよう促します。主が金版を善のために使うようジョセフ・スミスを導かれたように,主はわたしたちもテクノロジーを使って同様に善が行えるよう助けてくださることを生徒に伝えるとよいでしょう。
霊感による導き
以下の活動は,テクノロジーの使用に責任を持つことについて,生徒が主の霊感による導きから学ぶ助けとなります。
次のセクションを研究する一つの方法は,クラスを二つに分けることです。各グループに一つずつセクションを割り当てましょう。割り当てられたセクションを各自で研究し,質問への答えを学習帳に書いて,学んだことを教える準備をしてもらいます。
あるいは,興味のあるセクションを選んでもらい研究してもよいでしょう。
テクノロジーの使用に責任を持つ
セクション1テクノロジーの使用時間を賢く使う
教義と聖約で,主は「熱心に……携わ〔る〕」「無駄に過ご〔す〕」という言葉を用いておられます。
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これらの言葉は何を意味すると思いますか。
次の聖句を読み,熱心に携わることと,無駄に過ごすことについて主が教えておられることについて深く考えてください:教義と聖約58:27-28;60:13;68:31;75:3。
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救い主の教えを要約すると,どうなりますか。
(幾つかの真理の中から,次のようなことを見つけるとよいでしょう:主はわたしたちが善を行うことに熱心に携わり,無駄に過ごさないように望んでおられる。)
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テクノロジーを無駄に使用しているかどうかは,どのようにすれば分かりますか。
次の言葉を研究し,テクノロジーを賢く使うことについての洞察を見つけてください。
十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老は,次のように教えています。
「未熟で良識に欠けている〔人〕は莫大な時間をテレビゲームやインターネット上のチャットなどに費やし,やがて現実の世界よりもコンピューターの世界を優先し始めるかもしれません。最初のうちはこのようなことに時間を費やしてもさして弊害がないように見えるかもしれません。忙しいスケジュールに追いまくられる毎日の中で,少しの息抜きは必要だと言って正当化するのです。しかし,人づきあいの技術を磨く機会や,ともに泣いたり笑ったりする大切な機会,永続する心の深いきずなを築く機会が失われてしまいます。一見無害に見える娯楽も,度が過ぎると人はそのとりこになってしまうことがあるのです。」(デビッド・A・ベドナー「現在のことをありのままに」『リアホナ』2010年6月号,27)
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人はテクノロジーに時間を無駄に使うことを正当化するのに,どのような言い訳をしますか。
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テクノロジーに時間を無駄に費やすことを避けるためには,どのようなことが役立つでしょうか。
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テクノロジーを賢く使うためのあなたの取り組みに,どのように主にも携わっていただくことができるでしょうか。
セクション2良いメディアを選ぶ
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あなたは日ごろ,どのようなメディアを選択していますか。
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メディアを選択する経験から学んだことで,天の御父とイエス・キリストの近くにとどまるために役立つことは何ですか。
教義と聖約50:23-24;信仰箇条1:13;モロナイ7:12-17を読み,善いものと悪いものを見分けるのに役立つ真理を見つけてください。
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これらの聖句の中に,どのような真理を見つけることができますか。
(幾つかの真理の中から,次のようなことを見つけるとよいでしょう:人を教化し,善を行うように勧めるものは,神から出ている。)
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使用するメディアを選ぶときにこの真理を応用すると,どのような益があるでしょうか。
デビッド・A・ベドナー長老は,自分の使うメディアについて,次のように自問するよう勧めています。
「様々な科学技術やメディアを活用することによって,生活で聖霊を常に伴侶とすることを促しているでしょうか,それとも妨げているでしょうか。」(デビッド・A・ベドナー「現在のことをありのままに」『リアホナ』2010年6月号,29参照)
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メディアを選ぶときに,どうすれば聖霊を招くことができるでしょうか。
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救い主からあなたを遠ざけるメディアを避けるには,どのようなことが役立ちますか。
研究を終えたら,学んだことを発表してもらいます。クラス全体で行っても,別のセクションを学んだ人と二人一組になって行ってもかまいません。教え合った後,テクノロジーを安全に使えるように,以下のスキルの一つまたは両方を練習するとよいでしょう。ChurchofJesusChrist.org
前もって計画することで,テクノロジーの主導権を握る使用に責任を持つ助けとなる
学んだことを適用できるように,以下のスキルを練習できるようにしましょう。
定義する:テクノロジーの使い方について計画を立てると,時間を無駄にせず,善を行うことに熱心に携わるのに役立ちます。計画を立てるときに天の御父の助けを求めてください。
ひな型を示す:テクノロジーをうまく使う方法を生徒に考えてもらうことで,ひな型を示します。次の質問をするとよいでしょう。
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テクノロジーの使用に責任を持つために,前もって計画するにはどのような方法があるでしょうか。
次のような答えが考えられます。
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天の御父はどのようにテクノロジーを使ってほしいと望んでおられるか考える。
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テクノロジーを使用する前に目的を持つ(例えば,携帯電話で友達に連絡する)。
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テクノロジー使用に1日の制限時間を設ける。
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寝室やトイレなど,電子機器を使わない場所を決める。
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夜は自分の寝室から離れた場所で携帯電話を充電する。
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不適切なコンテンツや危険なコンテンツをブロックするフィルターを利用する。
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計画を立てると違いが生じるのはなぜだと思いますか。
練習する:どのようにテクノロジーの使用に責任を持つかについて計画を立てるため,天の御父の助けを求めるよう生徒に勧めます。
自分の計画をクラスで発表するのを協力してくれる生徒がいるかどうか尋ねるとよいでしょう。
使用を一時中断すると,テクノロジーに責任を持つ助けとなる
不適切なメディアに遭遇したときに,何をすべきかを生徒が理解するのに,以下のスキルが役立つでしょう。
定義する:不適切なメディアに遭遇した場合,テクノロジーを使うのを一時中断し,使用を停止することができます。
ひな型を示す:不適切なメディアに遭遇したときに,テクノロジーを使うのを一時中断し,使用停止するのに役立つ以下の3つのステップを紹介して,生徒にひな型を示します。
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声に出す:不適切なコンテンツ,あるいは嫌な気分になる,孤独を感じる,居心地が悪くなるコンテンツを見かけたら,「これはおかしい」と声に出して言うことができます。そのような気持ちになるのは,聖霊の促しかもしれません。
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より良い選択をする:電源を切るか,通知をオフにすることができます。機器を持たずに,外に出たり,別の部屋に移動したりすることができます。聖霊にともにいていただくために,イエス・キリストについて考えたり,好きな聖句を思い出すことができます。
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だれかとつながる:友達や家族に,自分の感じていることを話すことができます。天の御父に祈ることができます。
実践する:生徒に,不適切なメディアに出遭ったとき,機器を使うのを一時中断し,使用を停止する方法を考えてもらいます。
生徒が望めば,アイデアをクラスで話してもらいましょう。
学んだことを分かち合う
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この課で学んだことで,忘れないでおきたいと思ったことは何ですか。
最後に,テクノロジーを賢く安全に使用できるよう,主が助けてくださることを証します。